【ワンピースSS】ゾロ「ウソップが謝罪会見を開かなきゃおれは許さん!」
ゾロ「ウソップが謝罪会見を開かなきゃおれは許さん!」
1: 以下、VIPがお送りします 2018/10/27(土) 19:50:23.743 ID:p6PI3zaP0
ザワザワ… ガヤガヤ…
リポーター「えー……まもなく会見が予定されている午後五時になろうとしています」
リポーター「現場には、大勢の報道陣が詰めかけております」
リポーター「数はおよそ100人ほど、といったところでしょうか」
リポーター「会見を行うウソップメンバーの姿はまだありません」
リポーター「麦わらの一味を脱退したウソップメンバーがどのような会見を開くのか」
リポーター「世界中のマスコミが注目しています」
リポーター「えー……まもなく会見が予定されている午後五時になろうとしています」
リポーター「現場には、大勢の報道陣が詰めかけております」
リポーター「数はおよそ100人ほど、といったところでしょうか」
リポーター「会見を行うウソップメンバーの姿はまだありません」
リポーター「麦わらの一味を脱退したウソップメンバーがどのような会見を開くのか」
リポーター「世界中のマスコミが注目しています」
3: 以下、VIPがお送りします 2018/10/27(土) 19:53:16.548 ID:p6PI3zaP0
リポーター「あっ!」
ザワッ…
パシャッ パシャッ パシャシャッ
リポーター「ウソップメンバーが記者会見会場に姿を現しました!」
リポーター「いつものラフな格好ではなく、スーツ……正装です」
リポーター「たった今、ウソップメンバーが記者会見会場に到着いたしました!」
リポーター「沈痛な面持ちで席につき、まもなく会見が始まる模様です」
ザワッ…
パシャッ パシャッ パシャシャッ
リポーター「ウソップメンバーが記者会見会場に姿を現しました!」
リポーター「いつものラフな格好ではなく、スーツ……正装です」
リポーター「たった今、ウソップメンバーが記者会見会場に到着いたしました!」
リポーター「沈痛な面持ちで席につき、まもなく会見が始まる模様です」
5: 以下、VIPがお送りします 2018/10/27(土) 19:56:14.876 ID:p6PI3zaP0
シーン…
ウソップ「えー……このたびはマスコミ各社の皆さま、報道陣の皆さま」
ウソップ「お忙しい中、わたくしの記者会見に大勢お集まり下さり、誠にありがとうございます」
パシャッ パシャシャッ パシャシャッ パシャッ
ウソップ「えー……このたびはマスコミ各社の皆さま、報道陣の皆さま」
ウソップ「お忙しい中、わたくしの記者会見に大勢お集まり下さり、誠にありがとうございます」
パシャッ パシャシャッ パシャシャッ パシャッ
8: 以下、VIPがお送りします 2018/10/27(土) 19:59:20.193 ID:p6PI3zaP0
ウソップ「今回は、私の軽はずみな行動で、私の仲間及び関係者各位に多大な迷惑をかけてしまい」
ウソップ「深くお詫び申し上げます」
ウソップ「本当に……申し訳ありませんでした」ペコッ
パシャッ パシャパシャッ パシャシャッ パシャッ パシャシャッ
ウソップ「深くお詫び申し上げます」
ウソップ「本当に……申し訳ありませんでした」ペコッ
パシャッ パシャパシャッ パシャシャッ パシャッ パシャシャッ
9: 以下、VIPがお送りします 2018/10/27(土) 20:02:05.698 ID:p6PI3zaP0
ウソップ「…………」
パシャッ パシャシャッ パシャッ パシャッ パシャシャシャッ
リポーター「ウソップメンバーが深々と頭を下げています」
リポーター「10秒……20秒……30秒……かなり長いです」
リポーター「あっ、頭を上げました! これより本格的な会見に入る模様です」
パシャッ パシャシャッ パシャッ パシャッ パシャシャシャッ
リポーター「ウソップメンバーが深々と頭を下げています」
リポーター「10秒……20秒……30秒……かなり長いです」
リポーター「あっ、頭を上げました! これより本格的な会見に入る模様です」
10: 以下、VIPがお送りします 2018/10/27(土) 20:05:15.371 ID:p6PI3zaP0
ウソップ「まずは、今回の事件の経緯について、改めてご説明いたします」
ウソップ「事の発端は、私どもの船“ゴーイングメリー号”の修理の査定を」
ウソップ「ガレーラカンパニーの方々に依頼したことでございます」
ウソップ「ウォーターセブンの船大工であるカク氏……正確にはCP9だったんですけれど」
ウソップ「カク氏によって、メリー号はもう直せないという診断を頂きました」
ウソップ「この診断については、私も……えー、正しいと認識しておりました」
パシャッ パシャシャッ パシャッ
ウソップ「事の発端は、私どもの船“ゴーイングメリー号”の修理の査定を」
ウソップ「ガレーラカンパニーの方々に依頼したことでございます」
ウソップ「ウォーターセブンの船大工であるカク氏……正確にはCP9だったんですけれど」
ウソップ「カク氏によって、メリー号はもう直せないという診断を頂きました」
ウソップ「この診断については、私も……えー、正しいと認識しておりました」
パシャッ パシャシャッ パシャッ
12: 以下、VIPがお送りします 2018/10/27(土) 20:07:26.902 ID:b34P1PaR0
13: 以下、VIPがお送りします 2018/10/27(土) 20:08:02.488 ID:p6PI3zaP0
ウソップ「それを受け、私どもの船長であるルフィ……ルフィ氏は、えー……」
ウソップ「船を乗りかえることを決断いたしました」
ウソップ「私はそれをどうしても受け入れられず反発し、ルフィ氏と口論になったわけであります」
パシャシャッ パシャッ パシャシャッ パシャッ
ウソップ「船を乗りかえることを決断いたしました」
ウソップ「私はそれをどうしても受け入れられず反発し、ルフィ氏と口論になったわけであります」
パシャシャッ パシャッ パシャシャッ パシャッ
14: 以下、VIPがお送りします 2018/10/27(土) 20:08:23.703 ID:67RUDOXd0
16: 以下、VIPがお送りします 2018/10/27(土) 20:09:43.362 ID:UuS1vVuo0
>>14
仕事はえーよwww
仕事はえーよwww
18: 以下、VIPがお送りします 2018/10/27(土) 20:11:06.640 ID:p6PI3zaP0
ウソップ「それで……私とルフィ氏は決闘になりまして」
ウソップ「えー……当時すでに七武海も倒していたルフィ氏に私が敵うはずもなく、私は惨敗いたしました」
ウソップ「結果として、私は船を下りることに……」
ウソップ「つまり……麦わらの一味脱退に至ったわけであります」
パシャシャッ パシャッ パシャシャッ
ウソップ「えー……当時すでに七武海も倒していたルフィ氏に私が敵うはずもなく、私は惨敗いたしました」
ウソップ「結果として、私は船を下りることに……」
ウソップ「つまり……麦わらの一味脱退に至ったわけであります」
パシャシャッ パシャッ パシャシャッ
20: 以下、VIPがお送りします 2018/10/27(土) 20:14:33.124 ID:p6PI3zaP0
ウソップ「しかしながら、このたび……えー……やはり私としても」
ウソップ「もう一度麦わらの一味としてやり直したいと、思い直しまして」
ウソップ「このような謝罪会見を開かせて頂きました」
ウソップ「改めて、大変申し訳ありませんでした!」
パシャッ パシャッ パシャシャッ パシャッ
ウソップ「もう一度麦わらの一味としてやり直したいと、思い直しまして」
ウソップ「このような謝罪会見を開かせて頂きました」
ウソップ「改めて、大変申し訳ありませんでした!」
パシャッ パシャッ パシャシャッ パシャッ
23: 以下、VIPがお送りします 2018/10/27(土) 20:17:06.076 ID:p6PI3zaP0
記者A「質問、よろしいでしょうか」
ウソップ「どうぞ」
記者A「このたびのゴーイングメリー号を破棄するというルフィ船長の決断は」
記者A「グランドラインの危険性を鑑みても、船長としては至極まっとうな決断だったと思います」
記者A「それなのに、なぜ反発してしまったのですか?」
ウソップ「……お答えいたします」
パシャッ パシャシャッ パシャッ
ウソップ「どうぞ」
記者A「このたびのゴーイングメリー号を破棄するというルフィ船長の決断は」
記者A「グランドラインの危険性を鑑みても、船長としては至極まっとうな決断だったと思います」
記者A「それなのに、なぜ反発してしまったのですか?」
ウソップ「……お答えいたします」
パシャッ パシャシャッ パシャッ
26: 以下、VIPがお送りします 2018/10/27(土) 20:20:25.898 ID:p6PI3zaP0
ウソップ「私にとってメリー号は非常に思い入れがある船でありまして」
ウソップ「たとえ直せないと分かっていても、あのー、えー、破棄したくはないと」
ウソップ「つい……意地を張ってしまいました」
記者A「一味の他の皆さんは、メリー号に対して思い入れがなかったと?」
ウソップ「あ、いえ! そういうわけではないんですけど……」
ウソップ「私が……人一倍頑固な部分がございました。全て、私の至らなさでございます」
パシャッ パシャシャッ パシャパシャッ
ウソップ「たとえ直せないと分かっていても、あのー、えー、破棄したくはないと」
ウソップ「つい……意地を張ってしまいました」
記者A「一味の他の皆さんは、メリー号に対して思い入れがなかったと?」
ウソップ「あ、いえ! そういうわけではないんですけど……」
ウソップ「私が……人一倍頑固な部分がございました。全て、私の至らなさでございます」
パシャッ パシャシャッ パシャパシャッ
28: 以下、VIPがお送りします 2018/10/27(土) 20:23:39.965 ID:p6PI3zaP0
記者B「あなたがメリー号に特別な思い入れを持ってるのは」
記者B「故郷にいるカヤさんからもらった船だから、と一部マスコミは報じていますが?」
ウソップ「はい、あのーそういう報道も私の耳には入っております」
ウソップ「それが全てとは言いませんが、私の中でそういう部分もあったということは……」
ウソップ「えー……否めないと思います」
ウソップ「しかし、カヤさんの名誉のために申し上げておきますが」
ウソップ「私とカヤさんは、えー、プラトニックな関係であると、断言しておきます」
パシャシャッ パシャッ パシャシャッ パシャシャッ
記者B「故郷にいるカヤさんからもらった船だから、と一部マスコミは報じていますが?」
ウソップ「はい、あのーそういう報道も私の耳には入っております」
ウソップ「それが全てとは言いませんが、私の中でそういう部分もあったということは……」
ウソップ「えー……否めないと思います」
ウソップ「しかし、カヤさんの名誉のために申し上げておきますが」
ウソップ「私とカヤさんは、えー、プラトニックな関係であると、断言しておきます」
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30: 以下、VIPがお送りします 2018/10/27(土) 20:26:09.083 ID:p6PI3zaP0
記者C「質問です」
ウソップ「どうぞ」
記者C「一度は脱退を決めたウソップさんが、このたびまた一味に戻りたいと考えたのは」
記者C「いったいなぜでしょうか?」
ウソップ「はい、それはですね……」
パシャッ パシャシャシャッ パシャッ パシャッ
ウソップ「どうぞ」
記者C「一度は脱退を決めたウソップさんが、このたびまた一味に戻りたいと考えたのは」
記者C「いったいなぜでしょうか?」
ウソップ「はい、それはですね……」
パシャッ パシャシャシャッ パシャッ パシャッ
31: 以下、VIPがお送りします 2018/10/27(土) 20:29:45.016 ID:p6PI3zaP0
ウソップ「私、エニエスロビーで一味の皆さんと一緒に戦いまして……」
ウソップ「あ、えーと、“そげキング”って私だったんですけれども」
ウソップ「その中で、やはり仲間っていいなぁ、この人たちとまた冒険したい、と思いまして」
ウソップ「しかし、一味に戻るためにはけじめをつける必要がある、と考えまして」
ウソップ「謝罪会見を開かせて頂いた次第でございます」
パシャッ パシャシャッ パシャッ パシャッ
ウソップ「あ、えーと、“そげキング”って私だったんですけれども」
ウソップ「その中で、やはり仲間っていいなぁ、この人たちとまた冒険したい、と思いまして」
ウソップ「しかし、一味に戻るためにはけじめをつける必要がある、と考えまして」
ウソップ「謝罪会見を開かせて頂いた次第でございます」
パシャッ パシャシャッ パシャッ パシャッ
32: 以下、VIPがお送りします 2018/10/27(土) 20:32:20.098 ID:p6PI3zaP0
記者D「会見前、メンバーの皆さんとは何かお話をされましたか?」
ウソップ「チョッパー……えー、チョッパー君とはちょっと話しまして」
ウソップ「戻ってきてくれ、という言葉を頂きました」
ウソップ「サンジ……さんは無言で料理を作ってくれました。とてもおいしかったです」
パシャシャッ パシャッ パシャッ
ウソップ「チョッパー……えー、チョッパー君とはちょっと話しまして」
ウソップ「戻ってきてくれ、という言葉を頂きました」
ウソップ「サンジ……さんは無言で料理を作ってくれました。とてもおいしかったです」
パシャシャッ パシャッ パシャッ
34: 以下、VIPがお送りします 2018/10/27(土) 20:35:17.803 ID:p6PI3zaP0
記者D「他の方々はいかがでした?」
ウソップ「ナミさんには励ましの言葉をいただき……」
ウソップ「ロビンさんは……えー……無言で微笑んでいました」
ウソップ「フランキーさんは……コーラ飲んでました」
記者D「なるほど」
パシャシャッ パシャッ パシャシャッ パシャッ
ウソップ「ナミさんには励ましの言葉をいただき……」
ウソップ「ロビンさんは……えー……無言で微笑んでいました」
ウソップ「フランキーさんは……コーラ飲んでました」
記者D「なるほど」
パシャシャッ パシャッ パシャシャッ パシャッ
38: 以下、VIPがお送りします 2018/10/27(土) 20:38:06.919 ID:p6PI3zaP0
記者D「肝心のルフィさんとゾロさんとは?」
ウソップ「あいにくまだ、ちゃんと会話はできていません」
ウソップ「ですが、もし……もしお許し頂けなくても、仕方ないとは考えております」
パシャパシャッ パシャシャッ パシャッ パシャシャッ
ウソップ「あいにくまだ、ちゃんと会話はできていません」
ウソップ「ですが、もし……もしお許し頂けなくても、仕方ないとは考えております」
パシャパシャッ パシャシャッ パシャッ パシャシャッ
39: 以下、VIPがお送りします 2018/10/27(土) 20:41:13.254 ID:p6PI3zaP0
記者E「もし仮に……一味への復帰が許されなかった場合、身の振り方はどうお考えですか?」
ウソップ「そうですね……」
ウソップ「この手先の器用さを生かして、たとえばガレーラ社に雇っていただくとか」
ウソップ「あるいはあの……フランキーさんの手下さんたちと解体屋として働く、などを考えています」
ウソップ「でもまったく……決まってはおりません」
ウソップ「今はとにかく、謝罪したいという気持ちでいっぱいです」
パシャッ パシャシャッ パシャッ パシャシャッ
ウソップ「そうですね……」
ウソップ「この手先の器用さを生かして、たとえばガレーラ社に雇っていただくとか」
ウソップ「あるいはあの……フランキーさんの手下さんたちと解体屋として働く、などを考えています」
ウソップ「でもまったく……決まってはおりません」
ウソップ「今はとにかく、謝罪したいという気持ちでいっぱいです」
パシャッ パシャシャッ パシャッ パシャシャッ
40: 以下、VIPがお送りします 2018/10/27(土) 20:44:04.326 ID:p6PI3zaP0
記者F「最後になにか一言お願いします」
ウソップ「……はい」
パシャシャッ パシャシャッ パシャシャシャッ
ウソップ「……はい」
パシャシャッ パシャシャッ パシャシャシャッ
42: 以下、VIPがお送りします 2018/10/27(土) 20:47:31.076 ID:p6PI3zaP0
ウソップ「こ”め”ーん!!!」
ウソップ「意地張ってごべーん!!!」
ウソップ「おれが悪がったァー!!!」
ウソップ「今更、みっともねェんだけども! おれ”一味をやめるって言ったけど!」
ウソップ「アレ……取り消すわけにはいかねェがなァ!!!」
ウソップ「ダメ”かな”ー! ……頼むからよ、お前らと一緒にいさせてくれェ!!!」
ウソップ「もう一度……おれを仲間に入れてくれ"ェ!!!!!」
パシャッ パシャシャッ パシャパシャッ パシャシャシャシャッ パシャッ パシャッ
ウソップ「意地張ってごべーん!!!」
ウソップ「おれが悪がったァー!!!」
ウソップ「今更、みっともねェんだけども! おれ”一味をやめるって言ったけど!」
ウソップ「アレ……取り消すわけにはいかねェがなァ!!!」
ウソップ「ダメ”かな”ー! ……頼むからよ、お前らと一緒にいさせてくれェ!!!」
ウソップ「もう一度……おれを仲間に入れてくれ"ェ!!!!!」
パシャッ パシャシャッ パシャパシャッ パシャシャシャシャッ パシャッ パシャッ
45: 以下、VIPがお送りします 2018/10/27(土) 20:50:04.391 ID:p6PI3zaP0
ルフィ「どうする、ゾロ」
ゾロ「許す!!!」
どん!!!
ルフィ「今夜は宴だァ~~~~~~~~!!!!!」
どどんっ!!!!!
おわり
ゾロ「許す!!!」
どん!!!
ルフィ「今夜は宴だァ~~~~~~~~!!!!!」
どどんっ!!!!!
おわり