「エイプリルフール」【からかい上手の高木さんSS】
「エイプリルフール」

1: 以下、VIPがお送りします 2018/04/01(日) 11:03:26.066 ID:+VLjy00v0USO
高「ねぇ、西片」
西「ん、なんだい?高木さん」
高「今日、エイプリルフールだからお互いに1つ嘘を付き合わない?」
西「いいよ、どっちから言う?」
高「じゃあ私から…」スッ
高「西片、大好きだよ」ボソッ
西「ん、なんだい?高木さん」
高「今日、エイプリルフールだからお互いに1つ嘘を付き合わない?」
西「いいよ、どっちから言う?」
高「じゃあ私から…」スッ
高「西片、大好きだよ」ボソッ
4: 以下、VIPがお送りします 2018/04/01(日) 11:06:07.625 ID:+VLjy00v0USO
西「えっ、うん。ありがとう/////
でもそれ嘘じゃないよね?」
高「あ、バレた?」
西「うん、だって『高木さんがそういう嘘つかない』こと知っているから」ニカッ
高「もう…調子いいんだから
じゃあ、改めて…」
高「2人でどこか遠いところに行こっか」
でもそれ嘘じゃないよね?」
高「あ、バレた?」
西「うん、だって『高木さんがそういう嘘つかない』こと知っているから」ニカッ
高「もう…調子いいんだから
じゃあ、改めて…」
高「2人でどこか遠いところに行こっか」
5: 以下、VIPがお送りします 2018/04/01(日) 11:06:45.617 ID:+VLjy00v0USO
西「それ嘘なの?」
高「もちろん嘘だよ?嘘に決まっているじゃん」
西「確かに、今のは『嘘』だったね。危うく引っかかる所だったよ」
高「バレちゃったかぁ…残念」フフッ
西「じゃあ、今度は俺の番だね」
西「あ、これから言うことは嘘になるから
よく聞いていてね」
西「高木さん、俺と別行動しないか?」
高「もちろん嘘だよ?嘘に決まっているじゃん」
西「確かに、今のは『嘘』だったね。危うく引っかかる所だったよ」
高「バレちゃったかぁ…残念」フフッ
西「じゃあ、今度は俺の番だね」
西「あ、これから言うことは嘘になるから
よく聞いていてね」
西「高木さん、俺と別行動しないか?」
6: 以下、VIPがお送りします 2018/04/01(日) 11:11:43.630 ID:+VLjy00v0USO
高「?いいよ~」
(私と同じ意味なのかなぁ~)
西「じゃあ、今から一時間後に集合しようか」
高「分かった」
西「…じゃあ後でね」
高「うん…」
(あれ?なんだろう…この違和感)
(私と同じ意味なのかなぁ~)
西「じゃあ、今から一時間後に集合しようか」
高「分かった」
西「…じゃあ後でね」
高「うん…」
(あれ?なんだろう…この違和感)
7: 以下、VIPがお送りします 2018/04/01(日) 11:17:22.635 ID:+VLjy00v0USO
ーーー約束の時間ーーー
高(なかなか来ないなぁ~今頃何してるのかな…)ボー
高(結局西方の嘘って何だったんだろう…)
タッタッタッ
西「お待たせ、じゃあ行こうか」
高「あっ…うん」
西「?」
高「ねぇ、西片はどんな嘘ついたの?」
西「…」ニコッ
高「?」
西「…」ニコッ
高「ねぇ、西片…?」
西「…」ニコッ
高「何か言ってよ…」
西「…」
高「ねぇ…なにか、いってよぉ…」
高(なかなか来ないなぁ~今頃何してるのかな…)ボー
高(結局西方の嘘って何だったんだろう…)
タッタッタッ
西「お待たせ、じゃあ行こうか」
高「あっ…うん」
西「?」
高「ねぇ、西片はどんな嘘ついたの?」
西「…」ニコッ
高「?」
西「…」ニコッ
高「ねぇ、西片…?」
西「…」ニコッ
高「何か言ってよ…」
西「…」
高「ねぇ…なにか、いってよぉ…」
8: 以下、VIPがお送りします 2018/04/01(日) 11:23:46.121 ID:+VLjy00v0USO
西「…」ギュッ
高「にし、かた…?」
西「これでやっと言える」ボソッ
高「えっ…?」
西「高木さん、大好きだよ。だからこれからも一緒にいてくれる?」
高「にし、かた…?」
西「これでやっと言える」ボソッ
高「えっ…?」
西「高木さん、大好きだよ。だからこれからも一緒にいてくれる?」
9: 以下、VIPがお送りします 2018/04/01(日) 11:24:24.832 ID:+VLjy00v0USO
高「もし…もしそれが嘘だったら、西片のこと一生恨むよ…?」ニヤニヤ
西「嘘なものか」
高「そのしょうめいは?」
西「時計が教えてくれるよ」スッ
高「とけい?」
ーーーPM12:01ーーー
西「嘘なものか」
高「そのしょうめいは?」
西「時計が教えてくれるよ」スッ
高「とけい?」
ーーーPM12:01ーーー
10: 以下、VIPがお送りします 2018/04/01(日) 11:25:29.008 ID:+VLjy00v0USO
高「ごご12じすぎ…」
西「そう、だから『やっと言える』」
高「?」
西「高木さん知ってる?エイプリルフールの嘘の有効期限って午前中だけなんだよ」
西「だからさっきの言葉もこの行動も全部俺の本音で真実だよ」
高「じゃあ…さっきまでの別行動は?」
西「それはね…」ゴソゴソ
西「これを取りに行っていたんだ」スッ
西「改めて…これからは同棲でも彼女でもなく、『家族』として…俺の隣にいてくれないか?」パカッ
西「そう、だから『やっと言える』」
高「?」
西「高木さん知ってる?エイプリルフールの嘘の有効期限って午前中だけなんだよ」
西「だからさっきの言葉もこの行動も全部俺の本音で真実だよ」
高「じゃあ…さっきまでの別行動は?」
西「それはね…」ゴソゴソ
西「これを取りに行っていたんだ」スッ
西「改めて…これからは同棲でも彼女でもなく、『家族』として…俺の隣にいてくれないか?」パカッ
11: 以下、VIPがお送りします 2018/04/01(日) 11:27:41.878 ID:+VLjy00v0USO
高「結局、西片のついた『嘘』って何だったの?」
西「それはね…『別行動する前に言ったこと』だよ」
高「別行動の前…ってことは」
西「『これから言うことは嘘になるから』が嘘だよ」
高「じゃあ、あの時黙ってたのは?」
西「それは時間が過ぎるのを待っていたからだよ。もし高木さんが俺の『嘘に気が付かなかった』時、『そのあとの言葉が嘘』ってならないようにね」
西「それはね…『別行動する前に言ったこと』だよ」
高「別行動の前…ってことは」
西「『これから言うことは嘘になるから』が嘘だよ」
高「じゃあ、あの時黙ってたのは?」
西「それは時間が過ぎるのを待っていたからだよ。もし高木さんが俺の『嘘に気が付かなかった』時、『そのあとの言葉が嘘』ってならないようにね」
12: 以下、VIPがお送りします 2018/04/01(日) 11:31:29.418 ID:+VLjy00v0USO
高「そっかぁー、まんまとハマってしまったってことだね」
西「確かにそうだね」
高「まぁ元々ハマってたんだけどね…」ボソッ
西「何か言った?高木さん」
高「ううん、なんでもないよ」
(私は最初から西片にハマっていたよ)
西「確かにそうだね」
高「まぁ元々ハマってたんだけどね…」ボソッ
西「何か言った?高木さん」
高「ううん、なんでもないよ」
(私は最初から西片にハマっていたよ)
13: 以下、VIPがお送りします 2018/04/01(日) 11:32:27.086 ID:+VLjy00v0USO
おしまい