【ワンピースSS】ゾロ「おいルフィ。試し斬りしてえんだが」ルフィ「そっか。じゃあどっか襲おう」

2018年12月05日
【ワンピースSS】ゾロ「おいルフィ。試し斬りしてえんだが」ルフィ「そっか。じゃあどっか襲おう」

ゾロ「おいルフィ。試し斬りしてえんだが」ルフィ「そっか。じゃあどっか襲おう」

元ネタ:ワンピース
1: VIPがお送りします 2016/03/14(月) 22:38:47.001 ID:ESjQJGfm0.net
ルフィ「おーい! ナミー! 進路変更だー!」

ナミ「ハァ? どうしてよ」

ルフィ「ゾロが試し斬りしたいんだってよ。だから試し斬りできそうな場所へ行ってくれ」

ウソップ「いや、試し斬りできそうな場所ってどんな場所だよ。それじゃ大雑把すぎるだろ。もっと具体的に言えって」

ルフィ「んー、そうだな。よし。じゃあ、『試し斬りしやすい島』だ。そこを目指そう」

ウソップ「なんら変わりねえよ! 『場所』が『島』に変わっただけでほぼ一緒じゃねえか!」

ロビン「海軍の監視網から離れていて、そこそこの人口が望める島がいいんじゃないかしら」

ルフィ「ああ、じゃあそれで」

ナミ「そうは言っても……このあたりにそんな島あるの? 詳細な海図が無い現状じゃどうしようもないわよ」

チョッパー「お、おい! みんな! 大変だ! 誰かが漂流してるぞ! かなり傷ついてるみたいだ!」

ウソップ「なに!? やばいぞ、急いで引き上げねえと! 死んじまう前に!」

ルフィ「フランキー!」

フランキー「おう、任せろ!」

ロビン「この付近の住人かしら。もしかしたら、近くの島に人が住んでいるのかもしれない」

ルフィ「そっか! じゃあその島を襲えばいいんだな!? チョッパー、治療してやってくれ! 情報を聞き出すんだ!」

チョッパー「ああ!」

10: VIPがお送りします 2016/03/14(月) 22:44:05.302 ID:ESjQJGfm0.net
女の子「……うーん」

チョッパー「お、目が覚めたか?」

女の子「……たぬきさん?」

チョッパー「オレはトナカイだ!」

女の子「きゃっ!」

サンジ「おい、小さなレディを怖がらせるな」

チョッパー「わ、悪い。つい……安心してくれ、海で漂流してる君をオレたちが助けたんだ」

女の子「そ、そうだったんですか……」

サンジ「ほら、暖かいスープだ。落ち着くぜ」

女の子「ありがとうございます……」

ナミ「いったい、何があったの?」

チョッパー「身体のあちこちに傷があった。事件か何かに巻き込まれたのか?」

女の子「実は……村が海賊に襲われて……」

ウソップ「おいおい、マジかよ……!」

ロビン「先を越されたわね……」

ルフィ「なあ! まさかその村、全滅とかしてねえよな!? ひとりぐらい、生き残りがいんだろ!?」

女の子「分かりません……必死に逃げて、海へ飛び込んだので……」

16: VIPがお送りします 2016/03/14(月) 22:48:36.862 ID:ESjQJGfm0.net
ナミ「ちょっと、ルフィ。こっちきて」

ルフィ「ん? なんだ?」

ナミ「どうするの? あの子の村に行ったとして、もし生き残りがいなかったら骨折り損よ」

ルフィ「ん~、それもそうだな」

ウソップ「だけどよ、死体が焼かれずに山積みになってるかもしれないだろ? 死体でも試し斬りはできるだろうが」

ゾロ「悪いが、オレは死体は斬らない主義だ。生きた獲物にしか興味ねえな」

ナミ「そんなつまらないこだわりなんて捨てて、死体で満足しなさいよ。めんどくさいわね~」

ブルック「いえ、同じ剣士として、私にもゾロさんの気持ちが分かります。やはり生きた血肉があってこそ……!」

ブックル「そういう私には血も肉も無いんですけどね! ヨホホホホ~! 失礼ですがパンツお見せしてもらってもよろしいですか?」

女の子「ひっ……! が、骸骨が……!」

サンジ「だから怖がらせるなっつってんだろうが!」

ロビン「たとえ生き残りがいなかったとしても、私たちにとって有益なものが残ってる可能性はあるわ」

フランキー「おう。そろそろ木材が少なくなってきたところなんだ。家のひとつでも解体できればうれしいが」

サンジ「そういうことなら、オレも調味料が欲しいな。ナミさん、ちょっと覗いてみるだけでもいいんじゃないか?」

ナミ「まあ……そうね。最終的にはアンタが決めなさいよ、ルフィ。船長なんだから」

ルフィ「よし、じゃあ行こう!」

21: VIPがお送りします 2016/03/14(月) 22:52:13.761 ID:ESjQJGfm0.net
女の子「あの、何を話されていたんですか?」

ナミ「あなたを村まで送ってあげようって話してたの」

女の子「ほ、本当ですか! ありがとうございます……! 私……皆さんに助けて頂いて……えっぐ、ひっく……!」

ルフィ「泣くなよ。嬉しいときは笑うもんだろ? なっ! シシシ!」

女の子「は、はいっ。エヘヘ」

ナミ「その村がある島の位置ってわかるかしら。簡単な海図ならあるんだけど……」

女の子「あ……はい。えっと、このあたりです」

ウソップ「おお、これで先が見えたな」

ルフィ「よーし! それじゃあ、その島を目指して出航だぁ~~~~~!!!!」

「「「 おうっ!!!!! 」」」

女の子「本当にありがとうございます! ところで、皆さんは船乗りなんですよね? 商人ですか?」

ルフィ「ん? オレたちか? オレたちは海賊だぞ」

女の子「……えっ?」

30: VIPがお送りします 2016/03/14(月) 22:56:44.210 ID:ESjQJGfm0.net
女の子「か、海賊……!? じゃ、じゃあ、もしかして! 私たちの島を目指すのは……!」

ルフィ「襲うために決まってるだろ。人の住んでる島を海賊が目指す理由、他になんかあるのか?」

女の子「………!!! う、うそ、です……。さっき教えた場所、嘘です! そこに島なんて、ありません!」

ウソップ「それこそ嘘だな。ライセンスを持ってるオレには分かる。その嬢ちゃんが言ってるのは嘘だ」

チョッパー「ええええっ~! ウソップすげぇぇ~~~! 嘘のライセンスなんてあるのかぁ~~~!?!?!?」

ナミ「今のは嘘だって誰にでも分かるわよ」

ロビン「フフ、きっと家族や友人を私たちから守りたいのね」

フランキー「残念だが、もう舵はきった。お嬢ちゃんの住む島を目指して一直線だ」

女の子「や、やめて……! やめてください!!! これ以上、私の家族を……みんなを傷つけないで!!!」

ゾロ「だとよ。どうする、ルフィ」

ルフィ「嫌だ! オレはもう、お前の家族どころか村の人間もろとも殺すって決めたんだ!」

ゾロ「だろうな。もうこの船は止められねえ。それに、オレの刀も血を欲しがってるんだ。諦めな」

ウソップ「頑固だからな、コイツ」

ルフィ「しししっ!」

36: VIPがお送りします 2016/03/14(月) 23:01:28.906 ID:ESjQJGfm0.net
女の子「お願いです……! 私の命をさしあげます……! 私がなんでもしますから……だから村の皆は助けて……!」

ルフィ「ん~、そっか~お前が何でもするのか~。でもやっぱダメだ!」

女の子「……!」

ルフィ「お前の身体ひとつだけじゃ満足できねえ。だよな、ゾロ」

ゾロ「ああ。こんな小柄なガキ一人じゃ、試し斬りにはならねえな」

ルフィ「村にはよ。お前の父ちゃんとか、いるんだろ?」

女の子「……あ、うぅ……」

ゾロ「大人の男なら、切れ味の確認に持ってこいだ」

ルフィ「それによ。お前ひとりをどうこうしたって、オレたちが得るものなんてたかがしれてるからな~」

ルフィ「大勢殺して、大勢から奪い取った方が、おんもしれ~と思わねえか? なあ!」

ウソップ「あたぼうよ!」

チョッパー「おお! ルフィとゾロがブッ飛ばしたやつらを治療して腕を磨くんだ! オレは!」

ナミ「金品の強奪は海賊のお仕事ってね」

ロビン「貴重な歴史本でもあればいいけど」

サンジ「家畜でも残ってれりゃ肉が手に入るな。望み薄だが」

ルフィ「うっしし! オレの仲間はもうみんなやる気だ! だからお前も諦めろ! な!」

43: VIPがお送りします 2016/03/14(月) 23:08:25.917 ID:ESjQJGfm0.net
ナミ「ルフィ。島が見えてきたわよ」

ルフィ「おおっ! オレはもう、襲いたくて襲いたくてうずうずしてんだ! ウソップ~! なにか見えるか~!?」

ウソップ「村が見える! 煙があがってる様子はねえな……建物の倒壊もみられない。平和そうだぞ!」

ロビン「あら、襲われたっていうのはあの子の勘違いだったのかしら」

フランキー「そうは思えねえな。ありゃそうとう怯えてるって様子だ。何かあったのは間違いないだろ」

サンジ「これから襲おうって村だ。平和なのにこしたことはない」

ブルック「ヨホホ~! 人を斬れるかと思うと、胸がドキドキしてきましたよ~! まあ心臓ないんですけど、ヨホホ~!」

ルフィ「よーし、村まで案内してくれ!」

女の子「……」

ルフィ「ん? どうした? なにもしねえなら、今ここで殺すぞ?」

女の子「っ!!! ……わ、わかりました……」

ルフィ「よぉ~っし!!! 野郎ども! 上陸だぁ~~~~~~!!!!!」

「「「 おおおおおお~~~~っ!!!!!! 」」」

48: VIPがお送りします 2016/03/14(月) 23:14:05.731 ID:ESjQJGfm0.net
女の子「み、みんな……た、ただいま……」

父親「……! 無事だったのか!!! てっきり、海賊たちに襲われてそのまま……! ああ、良かった!」

村人A「おお! 帰ってきたのか!」

村人B「よかったよかった!」

母親「あなたたちが助けてくださったんですか!? ありがとうございます!」

ルフィ「いや、いいんだ!」

ナミ「あの。この子から村が海賊に襲われたって聞いたんですけど」

ウソップ「所々傷跡は目立つが、海賊に襲われたにしては被害が少ないな」

父親「実は、偶然近くを通りかかった海軍の方々が助けてくださって……」

チョッパー「えぇっ!? か、海軍がいるのか!?」

ウソップ「ぎゃ~~~~!!!!」

父親「海賊の一団を捕らえて、先ほど帰っていかれました」

ウソップ「な、なんだ。もう海軍はいないのか」

ルフィ「そっかそっか。じゃあオレたちの邪魔にはならないな」

父親「……? あの、あなた方は……」

ルフィ「オレはルフィ! 海賊王になる男だ!」

村人A「か……海賊!?」

女の子「みんな……! みんな逃げて……! このひとたち、この村を……!」

ルフィ「野郎ども!!!! 強奪だぁ~~~~~~~!!!!!」

「「「 おおおおおおっ!!!!!!!!!!!! 」」」

ルフィ「奪え~~~~~!!!!!」

52: VIPがお送りします 2016/03/14(月) 23:19:32.464 ID:ESjQJGfm0.net
ゾロ「試し……! 斬りぃ!!!!」

ズバァァァァァ

父親「うぎゃあ!」

女の子「お父さん!!!!!!!!!!」

チョッパー「すっげー! ゾロ! 今の技すげえなあああ~~~!!!」

ゾロ「いや、初動から残心までの流れがイマイチだ。もっと斬るぞ」

チョッパー「よーし! いいぞ! どんどん斬ってくれ! 斬ったやつはオレが治療するからな!」

女の子「お父さん……お父さん……! ごめんなさい、私が島の場所を教えてしまったから……!」

チョッパー「ちょっとどいてくれ。色々試したいんだ。よーし、この薬は効くかな。こういう機会がないと確認できないから助かるよ」



ウソップ「ルフィ! 見てろ~、あそこで逃げ惑ってる婆さんたちの頭を連続で撃ちぬくからな!」

ウソップ「必殺!!! 三連火薬星!!!」

ドドドッ

ルフィ「すっげぇ~! よーっし、ゴムゴムの~! ロケット!!!!」

ズドーン ドンガラガッシャーン

「「「 うぎゃああっ 」」」

ルフィ「見ろ! 人間ボーリングだ! あっひゃっひゃ! すんげ~だろ! 前から考えてたんだ、オレは!」

ウソップ「おおおおっ!」

54: VIPがお送りします 2016/03/14(月) 23:23:55.857 ID:ESjQJGfm0.net
ナミ「あるある~! 金目の物、金目の物~!」

サンジ「おっ! スパイスが貯蔵されてるな。よしよし」

村人C「っぐ……それは祖母の形見の指輪だ……返せ……!」

バキュン

ナミ「きゃっ! ちょっと、危ないじゃない!」

サンジ「粗砕(コンカッセ)!!!!!!!!」

バキィ

村人C「……っ!!?」

サンジ「大丈夫か、ナミさん!」

ナミ「ええ、なんとか」

サンジ「ったく、レディに拳銃を向けるとは、とんでもねえ野郎だ」

ナミ「サンジくん……わたし怖い。安心して家々を漁れるように、反抗してくるやつらを片付けてくれない?」

サンジ「ンよろこんでぇ~!」

ズドドドドドッ

ナミ「ウフフ、頑張ってね、サンジくん!」

ザンジ「は~~~いっ!」

61: VIPがお送りします 2016/03/14(月) 23:29:21.209 ID:ESjQJGfm0.net
ブルック「鼻唄三丁……矢筈斬り!」

キンッ

「「「 ぐあああああああっ 」」」

「「「 きゃああああああっ 」」」

ドササッ

ブルック「ヨホホッ! ご婦人を数人切り捨てましたね~、どれ、パンツを見させていただきましょう」

ブルック「これは! 血に濡れた赤色の下着……元は私と同じく純白だったのだろうと思うと、興奮して……」

ブルック「勃起……しないんですけどね~! 私チンコが無いんで! ヨホホー!」

フランキー「おい、くだらねえことしてないで、この家を解体すんの手伝ってくれ」

村人D「やめてくれ! 私たちの家だ! 頼む!」

ロビン「海賊に『頼む』だなんて、無駄と分かっていても懇願してしまうのだから、興味深いわ」

ブルック「ヨホホ! 恐縮ですが、少し死んでいてください!」

ズバァッ

村人D「ぐあああっ」

フランキー「うおりゃ!!!」

バッキィ ドゴォォォン

フランキー「ロビン、木材を船へ運びたい。手伝ってくれ」

ロビン「ええ」

63: VIPがお送りします 2016/03/14(月) 23:33:28.450 ID:ESjQJGfm0.net
ウソップ「おーい! ルフィ~!」

ルフィ「ん? どうした、ウソップ」

ウソップ「見ろよ! この屋敷!」

ルフィ「すんげ~! 立派だなぁ~!」

ウソップ「だろ、だろ!?」

村長「貴様ら……! よくもワシの村を……!」

ウソップ「うぉーっと!? びっくりしたぁ……お、おのれ何奴!?」

ルフィ「ん? ここ、じいちゃんの家か?」

村長「出ていけ! 海軍を呼び戻した! もうお前らはおしまいじゃ!」

ウソップ「な、なにぃー!? お、おいルフィ、逃げた方がいいんじゃないか?」

ルフィ「シシっ! 海軍が怖くて海賊なんてできるかって! なあじいちゃん、この家燃やしていいか?」

村長「なに!?」

ウソップ「おっ、たしかに燃やしがいがありそうだな」

ルフィ「野郎ども~! 集まれ~!」

64: VIPがお送りします 2016/03/14(月) 23:36:41.816 ID:ESjQJGfm0.net
チョッパー「うわ~! また失敗だ~。やっぱり薬の調合は難しいな」

ゾロ「おいすげえな。死体の山じゃねえか。オレが斬ったやつらは治療するんじゃなかったのか?」

チョッパー「そのはずだったんだけどさ……まあ、練習で良かったよ」

女の子「……」

チョッパー「ごめんな。君のお父さん、死んじゃったよ」

女の子「……」


ルフィ「野郎ども~! 集まれ~!」


ゾロ「ん? ルフィが呼んでるみたいだな。おい、行くぞ」

チョッパー「ああ。っておい! なんで逆方向へ行っちゃうんだよ! あっちだよ! あっち!」

ゾロ「おお、そっちか。……なあ、そいつどうしたんだ? 生気が感じられねえが」

チョッパー「放心状態なんだ。よほど怖い思いをしたのかもしれない。利用価値はありそうだから、一応連れて行くよ」

67: VIPがお送りします 2016/03/14(月) 23:41:45.930 ID:ESjQJGfm0.net
ルフィ「お前ら、目当てのもんは手に入ったか?」

ナミ「ええ、ばっちり」

サンジ「なかなかの収穫だった」

フランキー「いい木材が手に入ったぜ。ここらは質の良い木々が多いらしいな」

ルフィ「よーし。このじいちゃんが海軍呼んじまったから、逃げなきゃならなくなった」

ナミ「あらそう。……って、それをさきに言いなさいよ!!!!! 逃げるわよ!!!」

ルフィ「待て! それよりも宴だ! この家に火をつけて、みんなで騒ぐんだ! ついでに死体も焼こう!」

サンジ「上物の酒がいくつか手に入った。ここで手をつけちまうのもアリだな」

ロビン「人々の恐慌が収まり静けさを取り戻したこの場所で歓喜の宴だなんて、素敵ね」

ナミ「はぁ~、わかったわよ。ほら、始めましょう」

ルフィ「よーし、ウソップ!」

ウソップ「火炎玉!」

ボォォォォ

村長「わ、わしの家が……!」

ルフィ「心配すんな! 一緒に燃やしてやるからよ! おい、そのじいちゃんを火に放り込め!」

フランキー「あらよっ!」

村長「ぎゃああああああああああああああああああああ」

ルフィ「宴だぁ~~~~~~~~っ!!!!!!」

72: VIPがお送りします 2016/03/14(月) 23:46:21.719 ID:ESjQJGfm0.net
ウソップ「ん~? 向こうから誰か来るぞ……ってあれ、海軍じゃねえか!?」

スモーカー「てめぇ、麦わらぁ……!」

ルフィ「げっ! ケムリン!」

サンジ「もう駆けつけてきやがったのか」

スモーカー「また海賊に襲われたと聞いて戻ってみれば……まさかてめえらだったとはな」

たしぎ「ひどい……! こんな、仕打ち……! せっかく私たちが助けたのに……!」

ウソップ「海賊から村を守ったのって、こいつらだったのかよ……!」

スモーカー「麦わらぁ……新世界でも散々荒らし回りやがって……だが、それもここまでだ」

ルフィ「シシッ! 止められるんなら止めてみろ! おい、チョッパー!」

チョッパー「ち、近づいたら、この子を殺すぞ!」

女の子「……」

スモーカー「……! 野郎……!」

たしぎ「ひ、人質だなんて……! 卑怯者!!!」

ゾロ「それが海賊だろ」

ブルック「ヨホホホホホホ!!!」

ルフィ「じゃあな、ケムリン! 追ってきたらこいつ殺すからな!」

スモーカー「ぐ……!」

ルフィ「野郎ども! 逃げろ~~~~~~~!」

75: VIPがお送りします 2016/03/14(月) 23:51:59.627 ID:ESjQJGfm0.net
ルフィ「あっひゃっひゃひゃ! おんもしろかったなー!」

ウソップ「笑い事じゃねえって! 危うく捕まるところだ!」

ルフィ「でも、捕まらなかっただろ?」

ウソップ「……! ったく、こいつは」

ゾロ「諦めろ、今に始まったことじゃない」

ナミ「はぁ~、まったく」

ルフィ「シシシッ! そいつを海にでも放り投げて、次の島目指すぞ!」

チョッパー「わかった、捨ててくる!」

女の子「……」

ザッパーン

ルフィ「よーっし、野郎ども! 次の島を目指して、出航だ~!!!!」

「「「 おおおおおおっ~~~!!!! 」」」

ルフィ「目についた村は片っ端から襲って……海賊王に!!! 俺はなるっ!!!」

ドン!!

END

9: VIPがお送りします 2016/03/14(月) 22:43:20.057 ID:Xb8HLBNV0.net
ひでぇな
海賊の真似事でもしてんのか

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