【ドラえもんSS】のび太「たまんねえなおい」骨川「よせって野比wwwあの娘引いてるじゃんwww」

2018年11月22日
【ドラえもんSS】のび太「たまんねえなおい」骨川「よせって野比wwwあの娘引いてるじゃんwww」

のび太「たまんねえなおい」骨川「よせって野比wwwあの娘引いてるじゃんwww」

元ネタ:ドラえもん
1: VIPがお送りします 2016/05/06(金) 20:48:11.488 ID:4aO4VQhY0.net
のび太「え?君さぁこの時間に渋谷一人ってそういうことっしょ?」

しずか「えっ……えっと、あたし習い物の帰りなので……」

のび太「習い物ってwwwなに君見た目俺らとタメくらいに見えたけどいくつなん?」

しずか「だ、大学生です……三年生、あのあたし本当に急いでるんで」

のび太「やっぱ大学生じゃん!俺らも大学生で、三年なんだけど年なんだけどこれから一緒に」

出木杉「しず、どうしたん?この人達友達?」

しずか「あっ、出木杉……ううんなんか絡んできて」

骨川「はっ……?お前出木杉……?マジで?」

7: VIPがお送りします 2016/05/06(金) 20:51:00.548 ID:4aO4VQhY0.net
骨川「えっ?てかしずって君源さん……?」

しずか「えっ……?どこかでお会いしたことありました……?」

のび太「……うっそだろwwwwwwマジかよ!!出木杉にしずちゃんとかションガキ以来じゃん!やべーわーwww出会ったわ渋谷」

出木杉「えっ、じ、じゃあ君は骨川君で、そっちのチャラそうなのはジャイアン……?」

のび太「ちげぇよ馬鹿かよwwwwww俺だよ!!野比だよ!!」

16: VIPがお送りします 2016/05/06(金) 20:54:57.772 ID:4aO4VQhY0.net
出木杉「マジ!?超久しぶりじゃん!お前ら生きてたのかよwww」

骨川「なんだよ出木杉そんなキャラじゃなかっただろwww」

のび太「変わっちまったなーお前、俺マジで悲しいわ」

出木杉「はぁ?www野比がダントツでイカれ具合たかいっしょwww」

しずか「ふーん、そっか、小学校以来か、ひさしぶり」

のび太「てゆーかしずちゃんマジ可愛くなりすぎwww俺がナンパするとかマジよっぽどだかんね」

骨川「見たまま射精できるもんなwww」

出木杉「は?」

しずか「野比はなんか、イメチェンしたね……いいんじゃないそういうのも」

24: VIPがお送りします 2016/05/06(金) 21:00:11.129 ID:4aO4VQhY0.net
のび太「えっ、てかお前らなんかさっき仲良さげじゃなかった?」

出木杉「しずちゃんと俺結局みんなと中学で別れたあとから今まで進路全く同じだったんだよねwww」

骨川「やばっwww」

しずか「それでまぁ、付き合ってるけどね、今は」

骨川「やるじゃん出木杉ぃい!!お前とかマジ俺らん中で一番最後に童貞捨てると思ってたわwww」

出木杉「ふざけんなwwwそれだったら消防の頃の野比が圧倒的だろwww」

野比「お前マジなんなんだよそのキャラwwwwww自分の苗字少しは思い出せwwwwwwまだ俺童貞だしよwwwwww」

出木杉「ごめん」

しずか「ねぇ出木杉とりあえずあたしもう帰りたいから先帰ってていい?」

出木杉「あぁわりぃわりぃ」

32: VIPがお送りします 2016/05/06(金) 21:05:23.267 ID:4aO4VQhY0.net
のび太「マジかー帰っちゃうかー、俺と骨川これからナンパ出来なかったら飲みいこうって話てたんだけどあんま暇じゃない感じ?」

出木杉「いやアリだなそれ、うわ行きてぇわ!しずちゃんマジでわりぃんだけど俺飲み行ってきていいかな?」

しずか「いいよーあたし明日朝一限だから行かないけど、適当に帰ってきてね」

骨川「源釣れなかったかー、まぁ仕方ないな、出木杉も久しぶりだしお前が酒飲むとかマジで信じらんねえわwww」

出木杉「馬鹿野郎俺超飲めっかんな!」

のび太「とりあえず一軒目入ろうぜ!じゃあねしずちゃん!ナンパしちまってマジ悪かった!お疲れ!」

しずか「はーいお疲れー」スタスタ

37: VIPがお送りします 2016/05/06(金) 21:10:47.116 ID:4aO4VQhY0.net
出木杉「てかさっきから気になってたんだけど骨川太りすぎじゃねwww」

骨川「うるせぇよwww苗字の割にデブってギャップで結構合コンの席じゃ盛り上がんだよwww」


のび太「……」

骨川「出木杉も少しは苗字ネタにしろってwww」

出木杉「してんだよなぁ実は!一年の頃しずちゃん孕ませちまってwww子供出木杉とかいう糞安直なあだ名サークルの奴らにつけられてたわwww」

のび太「え……?」

骨川「マージ!!?子供いんの!?」

出木杉「いや流石に堕ろしたわwww終わりだかんね、子供とか作んの」

骨川「いや焦らすじゃんお前www超ビビったわwwwwww」

46: VIPがお送りします 2016/05/06(金) 21:19:08.202 ID:4aO4VQhY0.net
のび太「……わりぃお前ら!!先店入っててくんね!?ちょっと忘れてて寄る所あって」

骨川「はぁ!?店すぐそこだぞお前!」

出木杉「相変わらずお前忘れっぽいのなwwww」

のび太「うるせぇ昔よりだいぶマシだ馬鹿wwwじゃなきゃ青山なんて入れねえってwww」

出木杉「青山……!?青学!?野比お前青学なん!?」

骨川「そっか出木杉転向しちまったから知らねえんだよなぁ、野比あいつ中学入ってからやたら勉強出来るようになったんだよね」

出木杉「マシかよ青学はすげぇなwww出木杉の俺は駒澤なのにwww名前負けじゃねえか俺www」

のび太「ちょー必死だったかんね大学受験、とりあえず先入ってろって!ビールとか先に入れていいから」

53: VIPがお送りします 2016/05/06(金) 21:22:35.270 ID:4aO4VQhY0.net
骨川「仕方ねぇ先行こうぜでっくん!」

出木杉「うわしょうもねぇあだ名つけやがったこいつwwwwwwと言いつつそれ高校で呼ばれてましたーwwwwww」

骨川「うぇーーいwwwwww始まってんな今夜wwwwwwwww」

のび太「……」



のび太「……」スタスタ

のび太「……そうかよ、しずちゃん、俺の事捨てたのかよ……ふざけんなよ」

60: VIPがお送りします 2016/05/06(金) 21:28:16.651 ID:4aO4VQhY0.net
しずか「……」スタスタ

しずか(あいつらと会うとか想定してないし……出木杉マジで楽しそうだったけどあたし全然複雑なんだよね……)

しずか(ていうか野比があんな感じになっちゃったのってあたしのせいだったりするのかな……)

しずか(まぁいいかもう会わないだろうし、早くお風呂入って寝よっと)

のび太「……待ってよしずちゃん」

しずか「ひゃい!?」ビクッ

のび太「なんで嘘つくんだよふざけんなよ」

しずか「は?何いきなり、全然意味わかんないんだけど」

のび太「あ?お前明日朝一限とか嘘じゃん、とぼけんなって」

しずか「えっ、ちょっと待ってマジ無理なんだけど、何言ってんの?」

のび太「嘘つくんじゃねえよって話してんだよ!!!」

65: VIPがお送りします 2016/05/06(金) 21:31:12.601 ID:4aO4VQhY0.net
のび太「俺と居たくないから帰る口実にしたんだろ?」

しずか「いや違うって、マジで一限なの、もぅやめてよついてくるとか最悪じゃん……」

のび太「嘘だね」

しずか「面倒くさいんだけどマジで、やめてよ……」

のび太「中学ん時の約束とかさ、忘れたの?俺わざわざお前に会いに何度も何度も行ったじゃん……」

しずか「いや、あれはだって……」

73: VIPがお送りします 2016/05/06(金) 21:36:36.507 ID:4aO4VQhY0.net
のび太「俺お前に会えなくなってからもずっと好きだったんだけど、すげぇ勉強とかしてさ、なんとかお前とまた一緒に学校とか行きたくてさ」

しずか「……」

のび太「いつの間にか連絡先変えたっしょ?しかも引っ越したっぽいじゃん?」

しずか「それはだって、野比が勝手にあたしの事好き好き言ってただけじゃん……あたしもうその時別の人好きだったし」

のび太「なんだよそれ……!?なんだよそれふざけんなお前!!!こんな、こんなはずじゃないのに………!!!!!」


しずか「ねぇーマジでいきなり大声出さないでよ……ビックリするし……」

のび太「こ、こんなはずじゃ、こんなはずじゃないんだよ!!!!おかしいだろ!!!!!」

しずか「きもちわるっ、もうあたし行くからマジでついてこないでね」スタスタ

のび太「こんなはずじゃ………こんなはずじゃ………」

81: VIPがお送りします 2016/05/06(金) 21:41:47.971 ID:4aO4VQhY0.net
のび太「おかしいだろこれよぉ……どこだ、どこで俺は間違えたんだ……」

のび太「中学ん時、中学ん時確かに、確実にしずちゃんと結婚する約束したよな俺……?あそこまでは完璧だったのに……」


のび太「……おいエモ野郎、出てこいよ、聞こえてんだろ……近くにいんだろ!!出てこいよ!!!!」

ドラえもん「……」スッ

のび太「……てめぇ、もしもボックスもういっぺん出せよ、やり直しだ……クソがっ、今度はどこからやり直しゃいいんだ……」

ドラえもん「……のび太、何度も言ったろ、もうもしもボックスは使えないんだ、未来協定で使用が禁止になっちゃったんだから……」

のび太「関係ねえだろそんなもん!!お前馬鹿かよ今何年だ!!オイ!!テメェの話は地に足ついてねえんだよ!!」

96: VIPがお送りします 2016/05/06(金) 21:47:35.621 ID:4aO4VQhY0.net
ドラえもん「そんな言い方ないだろ……大体僕は元から少し浮いてるし……」

のび太「ふざけんな!!前に使った時もお前『変えられる世界に制限がかかっちゃったよもぉん』とか抜かしやがって、今度は使えねえとか知らねえわ!!早くまさぐれよそのクソきたねえ四次元をよ!」

ドラえもん「君の、君が悪いんだぞのび太……!!君がジャイ子との結婚が避けられないって知ってから、君が、君がジャイ子のいない世界にしたせいで未来に凄まじい影響が出たんだぞ……!!」

のび太「あのブス一人で壊れるほどやわじゃねえだろwww嘘つくの下手すぎじゃねお前www」

ドラえもん「いい加減にするんだのび太……!!もうこれ以上は何も、道具じゃ何も出来ないんだって認めるんだ……!!!」

107: VIPがお送りします 2016/05/06(金) 21:54:27.923 ID:4aO4VQhY0.net
のび太「はぁ……お前ほんとクソみてぇなやつになったよな、いや昔からクソか、ネズミにビビりながら宿題しろしか言えねぇ家電だったもんなお前www使えねえわ、早く帰れよ未来によ」

ドラえもん「言ったな……!君のせいで僕は帰る未来が無くなったのに!!!野郎ぶっ殺してやる!!」

ボカスカボカスカ☆#%

のび太「……ヴぇっ、ゲホッゲホッ」グッタリ

ドラえもん「……出木杉くんが言ってたとおりだ、君は変わったんだ、変わってしまったんだよのび太、だから、だからこそもう道具に頼らないでいい加減自分の力でメスの一匹くらい勝ち取るんだ」

ドラえもん「君は変わったんだから……!!」スタッスタッ

のび太「ま、待てよテメェ……!!おいどこ行くんだよ!!おい!!……クソ、足折られた……!!」

120: VIPがお送りします 2016/05/06(金) 21:59:06.989 ID:4aO4VQhY0.net
「あの、大丈夫ですか……?」

のび太「はぁぁ!?重度の乱視かお前!?足折れて道路に寝転がってんの見えてんの!?大丈夫なわけねえだろ!!救急車呼んで」

「ですよね、でもそのくらいの怪我なら実は救急車呼ぶほどでも無いんです」

のび太「えぇっ!?いやいや馬鹿www折れてっからwww嘘でしょお前野生かよwwwwww」

「……お前、のび太か……?」

のび太「いや知ってっからwwwwwwのびてっからwwwwwwのびてなきゃお前道路に寝転がったりしねえからwwwクソうけんなお前wwwwww」

141: VIPがお送りします 2016/05/06(金) 22:07:04.373 ID:4aO4VQhY0.net
「のび太、野比のび太だろ……?」

のび太「いや俺のフルネームだわそれwwwwwwラップ調で状況説明したら偶然俺のフルネームって馬鹿wwwwwwとりあえず救急車呼んで」

剛田「びっくりした……いやほんとびっくりした……なんか、雰囲気変わったな」

のび太「は?……知り合いっすか?」

剛田「俺だよ、剛田、ほら中学までさ、一緒のクラスだったことも何回かあったろ」

のび太「……ジャイアン……?」

剛田「そのあだ名やめろって、聞くだけで昔の皆に申し訳なくなる……」

のび太「……ジャイアン……!!!ジャイアンかお前!!すげぇ今日の渋谷やっぱ始まってるわ!!!ジャイアンとかいよいよじゃん!!救急車呼んでくんねえかなさっきエモ野郎にケータイ壊されたから」

剛田「は、ははは……そっかのび太、久しぶりだな、ほんとに……」

207: VIPがお送りします 2016/05/06(金) 22:27:34.272 ID:4aO4VQhY0.net
剛田「俺の住んでる部屋が近くにあるから、連れて行くよ」

のび太「いやそれほんとありがた迷惑wwwwww耳ついてんのかお前救急車呼んでってwwwwww」

剛田「病院に行ったら入院するくらいの怪我だから、金とかもかかるし、だから俺の部屋に連れてく」

のび太「ぶぁはははははwwwwww本当に何言ってんのかわかんねえwwwwwwもういいわ連れてけよwwwwww」

剛田「よし掴まれ、よっと、」グイッ

のび太「痛ぇバカ腕引っ張んな!!!抜けてんだから!!」

剛田「わ、悪かった、でもそれも治せるから……」

のび太「どうしてしまったんだお前ほんとwwwwwwwww」

231: VIPがお送りします 2016/05/06(金) 22:34:10.310 ID:4aO4VQhY0.net
のび太「今日マジでやべえんだって、お前知ってるか知らねえけど俺と骨川同じ大学でさぁ」

剛田「そっか、のび太大学生になれたのか、骨川ってスネオか、懐かしいなスネオ……」

のび太「それはまぁいいじゃん、そんでさっき会ったのが出木杉としずちゃんだかんね!これはもう渋谷に感謝すんだろ流石にwww」

剛田「懐かしいな、みんなこの街にいるんだな……」

のび太「ところでお前いま何やってんの?てか痩せたよなジャイアン」

剛田「俺はまぁ……色々やってるよ」

のび太「なになに言えって!やっぱあれなん?動物園とか?wwwwww」

剛田「ははは、面白いこと言うなァのび太、ははは、」

241: VIPがお送りします 2016/05/06(金) 22:37:53.682 ID:4aO4VQhY0.net
剛田「ほらついた、ここだから俺の部屋」ガチャ

のび太「ボッロwwwwww築何年だよここ俺の実家の部屋に住まわせてやりてぇくらいだわwwwwww」

剛田「はは、金なくてさ……狭いけどとりあえずそっちの布団の上座っててくれ」

のび太「こじんまりしてんなぁ、ジャイアンの癖にみっともねえ、てか楽器あんじゃん!CDもすげぇあるし!!」

剛田「それはまぁ、なんというかさ」

のび太「えっ!?お前もしかしてバンドやってたりすんの?!?」

剛田「まぁ一応、ほんと一応だけど」

255: VIPがお送りします 2016/05/06(金) 22:43:04.641 ID:4aO4VQhY0.net
剛田「ちょっと待っててくれ、いま準備するから」ゴソゴソ

のび太「うーい、てか冷蔵庫開けんね、おっ、プレモルサンゴー缶とかあんじゃん!おっさんくせぇなお前www」プシュ

剛田「あっ!それは今晩の楽しみに……まぁいいよやるよ、ビール片手で開けられるの凄いなのび太」

のび太「お前ダブルハンドで飲みとかしたことねぇの!?陰キャラかよwww」

剛田「お、あったあったこれこれ」バサッ

のび太「……!?い、いやねぇわそれは、それは流石に無い」

剛田「な、無いって何が……?」

のび太「床に布敷くとかさ、お前なにそっちなん?あーだから俺の事部屋に連れこんだって?あぁ?」

266: VIPがお送りします 2016/05/06(金) 22:47:37.225 ID:4aO4VQhY0.net
剛田「な、なんだよなんの話してるんだのび太」

のび太「あぁ?しらばっくれてんじゃねぇよテメェカマ野郎が、勘違いしてんじゃねえぞ、片手使えりゃ今のお前なんざ余裕なんだよ!!!」

剛田「えっ……!?あ、ち、違うって!これよく見ろよのび太!!見たことあるだろこれ!!」


のび太「ねぇよホモ野郎!!テメェのポコチンで俺の左腕の相手ができるとかナチュラルに思ってんじゃねえぞ……!!」

剛田「た、タイム!!タイム」

のび太「うっせぇ!!!!来るなら来いや!!」

剛田「タイム風呂敷……これ、タイム風呂敷だよ」

282: VIPがお送りします 2016/05/06(金) 22:54:35.092 ID:4aO4VQhY0.net
のび太「なんで、なんでテメェが、テメェはホモ野郎……なんで、なんでジャイアンがタイム風呂敷なんてもん持ってんだよ……」

ジャイアン「……のび太はやっぱりこれ知ってるんだな、そっか、あの青い悪霊は本物だったんだ……」

のび太「……は?wwwこわっ」

ジャイアン「……中学の時にさ、ある日突然俺の部屋に青い悪霊が現れたんだよ……そいつが『せめてもの償いに、もう戻せないこともあるけど、せめて戻せるものは戻せるように』ってさ」

のび太「……はーい、で、なんすか」

ジャイアン「なんの事かわかんないけど、とにかくこれは、これは本当に凄い、本物だった、なんでも元に戻った」

ジャイアン「壊れたものなんでも……その青い悪霊が言ってたんだよ、この風呂敷を知ってるのはのび太と君だけだって」

のび太「……何勝手にアイテム譲渡してんだあのエモ野郎」

290: VIPがお送りします 2016/05/06(金) 22:58:03.935 ID:4aO4VQhY0.net
のび太「まぁいいわ、タイム風呂敷使って俺の身体治してくれんだろ?早くやれよお前の話つまんねぇし」

剛田「わ、悪い悪い……とりあえずこれ被ってくれ、設定は俺がやるから」

のび太「くっさ!!!!はっ!!??お前これ洗ってねぇだろ!!!いや臭い臭いなんの匂いだこれ!!」


剛田「あ、洗えたのか……実は一時期それ使ってその、布団でオナ、その、すまない耐えてくれ!!」ガバッ

のび太「うおおおおおおおおおおお馬鹿やめろ出せええええええええええ!!!!!!!ここから出せよおおおおおおおおお゛゛゛゛゛゛゛゛」

312: VIPがお送りします 2016/05/06(金) 23:03:53.006 ID:4aO4VQhY0.net
のび太「治ったわwwwうぇーーいwwwwww」ドンガラガッシャン

剛田「よ、よかった……とにかくこれで、その、入院しないで済むな!片付け手伝って」

のび太「……いや、お前待てよ、これはちょっとおかしくねえか?」

剛田「……いや、その」

のび太「お前、戻しすぎてんじゃね?いやいや、ていうかタイム風呂敷ってお前やっぱダメだったろこれ」


剛田「悪い……完全に俺のエゴだ、あんな格好ののび太見てられなくてつい」

のび太「テメェ、消防の姿にしやがって……」

319: VIPがお送りします 2016/05/06(金) 23:06:43.398 ID:4aO4VQhY0.net
のび太「戻せよ!!!!すぐ戻せよ!!!!!」ガシッ

剛田「で、出来心だったんだよ!まさか本当にそこまで戻せるなんて思ってない部分も少しあって……全然腕力ないな今ののび太」ヒョイッ

のび太「テメェマジでこれは!!これは人権の問題絡んでくっから!!頼む!!!」

剛田「いやでも、戻したらのび太俺の事どつくんじゃ……」

のび太「殴んねえ殴んねえwww戻ったらマジ俺ら一生心で友達れっからwwwwww」

336: VIPがお送りします 2016/05/06(金) 23:11:24.787 ID:4aO4VQhY0.net
剛田「わ、わかったよ……本当にごめんって」ファサッ

のび太「あ~もうくっせえなほんと……早くやれよ耐えらんねえ……」ゲロロロロ

剛田「……こうして、よし、戻すから、……」




のび太「戻ったか?戻ってんな?はい殺すお前超えちゃ言えないラインとかそういうの、あっから、マジで」

剛田「本当にごめん……なさい、殴らないでほしい、傷はうまく治ったしチャラで頼む……」


のび太「仕方ねえやつだなジャイアンほんとwwwwwwビールパクったの許してくれたし全然チャラだわwwwwww」

344: VIPがお送りします 2016/05/06(金) 23:15:09.602 ID:4aO4VQhY0.net
のび太「でもお前さぁ、やんかやっぱ昔と違うよな、覇気なさすぎじゃね?」

剛田「そ、そうか……?」

のび太「バンドとかさぁ、なんか昔っから音楽好きそうだったけど、やってんだーって感じだし、バンドどうなん?」

剛田「今は、シスターリマインドっていうバンドやってて、俺はギター覚えてギターボーカルやってるんだ」

のび太「マジかよクソうけんねwwwwwwあの巨神兵みたいな指でギター弾けんのかってそういや痩せたもんなお前、すげぇじゃん」

剛田「なんとかやっていけてるよ、最近はレーベルから声もかかってきたし」

のび太「それにしてもシスターリマインドって、お前そのバンド名どうなの?ワンオクとかさぁ、あるじゃんかっけぇって感じの」

362: VIPがお送りします 2016/05/06(金) 23:22:58.126 ID:4aO4VQhY0.net
剛田「なんでこんな名前なんだろうな、俺がつけたのに俺もよくわからないんだよ実は……」

のび太「そっか、お前姉とか妹とかいねえしな、不思議だよなははは妹萌えとか言う奴なんじゃねえの?wwwwww気持ち悪いよなあれwwwwww妹萌えええぺろろろぺろwwwwww」

剛田「も、萌えを馬鹿にすんな!!!!!!!」

のび太「えっごめんなさい」

剛田「いくら昔の友達でもそういうところ、しっかりやっていくから、馬鹿にはすんな、のび太そんなに悪いやつじゃないだろ」

のび太「っす、ごめんなさい……差し支えなければ聞きたいんだけど、いや、いやまぁこういう質問もどうなんだって話ではあるんだけど、ジャイアンオタクなん?」

剛田「オタクっていうかまぁ、バンドと兼ねて漫画書いててさ、実はそっちもそこそこ成功しかけてて、それでまぁジャンル的に言えば秋葉系なのよ、それで」

のび太「はぁすげぇ!!!!バンドと漫画とかマジで生きてんなお前よく生きてんなwwwwww普通にすげえわそれwwwwww」

剛田「し、しかも秋葉系の漫画書いてバンドは渋谷系っていうねwww」

のび太「あー何言ってっかわかんねえ」

剛田「うん」

387: VIPがお送りします 2016/05/06(金) 23:31:19.167 ID:4aO4VQhY0.net
のび太「漫画ねぇ……お前そんなオタク漫画とか好きだったっけ?そんなイメージ全然ねえけど」

剛田「これも不思議でさ、中学終わりくらいから何故か漫画書きたくなって自然とそっちに流れたっていうか」

のび太「へーお前の話基本つまんないよね」

剛田「夢にさ、たまに出てくるんだよ女の子が、その娘が漫画家目指しててさ、なんかその姿を見て何故か悲しくて」

のび太「てかお前んちマジ狭いよねー」

剛田「なんだろう、なんでお前にこんな話してるんだ俺は……すまん、なんかごめん、ほんと」

のび太「なぁお前これから俺とちょっと出かけねえ?一軒目で出木杉と骨川今多分飲んでっから」

剛田「い、行こうかな……」

のび太「あダメだ!!ケータイ壊れたからお前が行く事伝えらんねえわwww」

剛田「じ、じゃあ仕方ないかな、また次回で」

のび太「よくね?サプライズとか好きっしょ?日本人じゃん俺らwwwwww行こうぜwwwwww」

398: VIPがお送りします 2016/05/06(金) 23:38:03.098 ID:4aO4VQhY0.net
骨川「ぎゃはははwwwwwwマジかよそれwwwwww」

出木杉「いやマジなんだって!!wwwwwwそれでしずちゃん最後『どっちの穴かわかんなぁい』とか言ってんのwwwwww」

骨川「源マジそれ攻撃力高ぇわwwwwww普通やんねえってそんな事wwwwww」

出木杉「勢いありすぎてベッド壊れてんだもんwwwwwwあれはマジでドラマ垣間見たよねwwwwww」

のび太「おーいたいた、遅くなってわりぃ」

骨川「のび太マジでさwwwww三時間は長いとかじゃないんだわwwwwww」

出木杉「お前俺らに追いつけるくらい飲めよwwwwww」

剛田「こ、こんばんは」

出木杉「ぴゃあああああああああああwwwwwwwwwwwwwww」

骨川「のびちゃんこいつ男だからwwwwwwwwwwwwナンパってそういう事じゃねえからさwwwwwwwwwwwwwww」

のび太「ちげえよ馬鹿こいつお前らも知ってっからwwwwwwwww」

408: VIPがお送りします 2016/05/06(金) 23:41:27.338 ID:4aO4VQhY0.net
骨川「……ひ、久しぶりだねジャイアン、中学以来かな」

出木杉「最初ジャイアンだってわかんなかったよ、なんかこう、イケメンになったよね」

剛田「あ、さ、サンキュー、あの、バンドとか、やってるからかも……」

骨川「ば、バンドかぁ……野外フェスとか好きそう」

出木杉「すげえ、かっこいい、ジャイアンすげえ、かっこいい」

のび太「いやいやテンションwwwwwwwwwスプラッシュマウンテンwwwwww写真撮りますってぜってぇみんな死んだ目してっからこれwwwwww」

430: VIPがお送りします 2016/05/06(金) 23:47:04.615 ID:4aO4VQhY0.net
のび太「こいつさぁwwwwwwさっきこいつんち言ってたんだけどwwwwww夢に女の子が出てくるとかバンドやってるとか変な事しか言わねえのwwwwwwぜってぇ狂ってるわ……」

骨川「ジャイアンのバンド名は、その、なんていうの?」

剛田「し、シスターリマインド、あの、これはちゃんとなんていうか理由とかは無いんだけど、漫画も、その、なんかつまり夢に多分妹が出てきてさ、いやもちろんリアルに俺には妹いないけど、俺はおかしい人間じゃない」

骨川「えっ……夢に妹って、」

出木杉「おかしいもんな絶対…………ぷぅぅwwwwwwwwwwwwさーせん生ピッチャーで!」

のび太「ほんと、絶対キメてるよなこいつwwwwww」


のび太(まさか、いやありえねえだろ流石に、マジでジャイ子の事覚えてたりなんて……)

467: VIPがお送りします 2016/05/06(金) 23:55:35.406 ID:4aO4VQhY0.net
骨川「ジャイアン、先に言っておくと俺も馬鹿にしてる訳じゃないんだけど、その話、少し詳しく聞きたいかも」

剛田「スネオ……でも、俺が本当におかしいだけかもしれないし」

のび太「てか骨川なんかゲッソリしてね?wwwwwwwww」

出木杉「わかるwwwwwwwwwジャイアン来てから明らか痩せたよなこいつwwwwww」

骨川「じ、実は俺もそんな夢、夢なのかほんとわかんねえけど、なんていうか、見たんだよそういうの!」

のび太「あいつのノリの良さホント好きだわwwwwww」

出木杉「骨川マジあんなキャラになってるとか思わなかったしwwwwwwあいつさっき後ろの席のリーマンのスーツに裂きイカ練りこんでたかんねwwwwww」

474: VIPがお送りします 2016/05/06(金) 23:59:19.790 ID:4aO4VQhY0.net
骨川「べ、ベレー帽被ってて!ジャイアンに似てて!!!」

剛田「お、おう!それだ、それで、漫画家目指しててそれで、それで、」

剛田「それで俺の妹で……」

骨川「な、なんなんだよこれ、なんなんだよ怖ぇよママ、マジで」

出木杉「えっ……!?お、おい野比やべぇぞ」

のび太「な、なんだよ(いや、やべぇよわかってるっつうの、こいつらなんか覚えてやがんなあの豚の事……)」

出木杉「俺とお前この世界についていけてねえ……」

のび太「参加したかったんか……」

491: VIPがお送りします 2016/05/07(土) 00:05:03.932 ID:zCPJ7Gu20.net
のび太「わ、わりぃけど俺先帰るわ!!ちょっと今日飲めねえかも」

骨川「な、なんだよのび太、ま、まだ26時だぞお前!wwwwww電車動いてないじゃん時計の読み方覚えろってwwwwww」

出木杉「そ、そうだぞぉのびくぅんwwwwwwwwwその回答は0点だぁwwwwww廊下で勃起しとれぇいwwwwww」

ジャイアン「し、小学校の先生かよっ!www」

出木杉「そうだけど」

ジャイアン「うん」

のび太「ほんとわりぃって!お前ら連絡先交換しとけよ!後で俺に送ってくれりゃいいってそうだマジやべえ事あったんだわwwwwwwさっき俺ケータイぶっ壊されてさぁwwwwwwやばい奴にwwwwww」

出木「帰れよwwwwwwwww」

504: VIPがお送りします 2016/05/07(土) 00:10:21.682 ID:zCPJ7Gu20.net
カチャ

のび太「……」バタン

のび太「ジャイアンの財布から抜いた金でタクシー使っちまった……流石に罪悪感あるわこれ……」

のび太「……おい、いるんだろ」

のび太「……シカトしてんじゃねえよオフスプコラ、出てこいよどうせいるんだろお前!!!」

ドラえもん「……今度はなんだいのび太くん、言っておくけどさっきの事なら」スッ

のび太「いやいいよそれもう、なんかジャイアンの精子浴びて治ったわ、そんな事よりよ、話あんだけど」

ドラえもん「……僕もやり過ぎたよ、のめんのび太、昔の自分が情けなくてつい……」

のび太「いいよだから面倒くせぇな……電源抜くぞお前」

523: VIPがお送りします 2016/05/07(土) 00:15:37.910 ID:zCPJ7Gu20.net
のび太「あのさぁ、もしもボックスってあったじゃん」

ドラえもん「………っ、のび太、だからそれはもう」

のび太「違う聞いて?聞いてマジで、あのさぁあれってもしもの世界に行った場合さぁ、なんかさぁ、記憶とか、あれじゃん」

ドラえもん「もしもの世界はここだよのび太、そしてそれはもう現実になってて」

のび太「ねぇホントまじでやめてくんねぇ……ややこしくすんのさぁ、話聞けよゾイドの方がまだ話せるわ……」

ドラえもん「ごめん続けていいよ」

533: VIPがお送りします 2016/05/07(土) 00:19:53.279 ID:zCPJ7Gu20.net
のび太「でさぁ、もしもの世界が現実っつって、つまりジャイ子いないじゃん最初から、それを覚えてる事ってあんの?」

ドラえもん「……良い大学に行って少しは馬鹿が治ったと思ったのに、そんな事ありえないよのび太、最初からいないって自分で今言ったじゃないか」

のび太「はぁ何だお前なんで煽んの?意味わかんなくね?えっ全然意味わかんなくね?俺なんか悪いこと言ったん?」

ドラえもん「ごめんついさっきの事が残っちゃってて、忘れるよごめん」

のび太「ロボットにそんな感情の起伏あるわけねぇだろたわけんなwwwwww」

542: VIPがお送りします 2016/05/07(土) 00:25:47.247 ID:zCPJ7Gu20.net
ドラえもん「強いて言えば、君が原因かもしれないぞのび太」

のび太「はい出たーwwwwww出ました未来名物人のせいwwwwww未来すげえwwwwww」

ドラえもん「もしもボックスを使ってジャイ子の存在を抹消し、しずかちゃんと両思いになれそうな世界を想像した時、君は心の何処かでジャイ子の事を消すのを躊躇ったんじゃないか?」

のび太「えぇそれはねぇよ、ロボットさぁ少しは人間の気持ちわかる努力してみ?お前がネズミとヤりてぇって思うかってことだかんな?」

ドラえもん「本当に?本当に躊躇しなかった?人を消す世界を作るって、まして中学生の君が?」

のび太「いやぁ、覚えてないしね、中学マジ楽しかったよねwwwwww学祭で職員室焼いたのあれ骨川だぜwwwwww」

559: VIPがお送りします 2016/05/07(土) 00:32:14.899 ID:zCPJ7Gu20.net
ドラえもん「違うだろのび太、あれはジャイアンにむりやりスネオがやらされただけで」

のび太「あーそうだっけ、そういやあれまだ箱使う前か、まあいいや今の骨川最高にイカれてっからそれで十分だろwww」

ドラえもん「のび太、本当に後悔してないの?それ以外に原因が考えられないよ、みんなの記憶の奥底にはせめてジャイ子の残象を残そうと、本当は思ってたんじゃないの?」

ドラえもん「ジャイ子の事好きだったんじゃないの?」

のび太「お前wwwwwwそれはほんとにタブゥwwwwww一周回って好き的なアレはあるかも知らねえけどさwwwwww」

のび太「……て言うかお前イレギュラーじゃね?ジャイ子も覚えてるし、でも周りの奴らはお前とジャイ子は覚えてないよな」

572: VIPがお送りします 2016/05/07(土) 00:35:46.088 ID:zCPJ7Gu20.net
のび太「あれそうだよ今更過ぎて逆にほら、逆に俺すごくね今の気付き、お前がおかしくねぇそもそも」

ドラえもん「僕は未来の存在だし、だから」

のび太「俺特段お前がいない事になってる世界にしたつもりないけど?お前おかしくね?えっ?黒幕?なんかやってたんお前?」


598: VIPがお送りします 2016/05/07(土) 00:41:13.680 ID:zCPJ7Gu20.net
ドラえもん「だぁかぁらぁ!!!ジャイ子消えた!!未来爆散した!!僕ドラえもん!!!作られないことになった!!!!でもこの世界、もしもの世界で僕が居ないことになってないから君からは認識できてて他の皆からは記憶が消えてるの!!!!!!」

のび太「何怒った人間の真似してんのwwwwwwエモいじゃんwwwwww」

のび太「あっ話はわかったんで、おつかれー」

ドラえもん「君が変わらなきゃダメなんだよのび太……どっちにしろ、君が変わらなきゃ……」

のび太「俺けっこう変わったぽくねぇ?今射的とかやっても多分3クレくらいかけないと景品パクれねえし」


のび太「そもそも的屋のジジイ仕留めて景品パクるほうが早くねwwwwwwあでもダメだ的屋のジジイやくざかもしれないんだやめておこう」

613: VIPがお送りします 2016/05/07(土) 00:45:56.439 ID:zCPJ7Gu20.net
のび太「……結局朝になっちまったし、眠れねぇじゃん」

ドラえもん「君が変われ……君が変われ……」

のび太「俺が中途半端に豚の事消したから、っていうか中途半端に豚に未練があったからもしもボックス使ったのにしずちゃんとパコれねぇって事なのかなぁ……」

のび太「もうなんか全部めんどくせえ、しずちゃんのために取っておいた童貞でも棄てっかなぁ」

ドラえもん「変われ……君が変われ……」

ドラえもん「それが僕のもしもの望みなのに……」


おしまい

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