れんげ「ウチ独りぼっちなん?」【のんのんびよりSS】

2019年03月05日
れんげ「ウチ独りぼっちなん?」【のんのんびよりSS】

れんげ「ウチ独りぼっちなん?」

元ネタ:のんのんびより
1: VIPがお送りします 2013/12/02(月) 22:54:41.93 ID:Jjrg4QMV0
■月曜日

れんげ「昨日から誰とも遊んでないのん…」

れんげ「というか昨日からほとんど誰ともお喋りしてないのん」

れんげ「それどころか、昨日から顔も合わせてないのん」

れんげ「いつも日曜日に寝ている姉ねぇはいないし…」

れんげ「いつも遊ぶなっつん、ほたるん、こまちゃん達は、3人で日曜日にお出かけしてたみたいん」

れんげ「兄にぃとこのみ姉も留守だったのん」

れんげ「駄菓子屋は…日曜日だったのに『ほんじつきゅうぎょう。』してたん」

れんげ「…」

3: VIPがお送りします 2013/12/02(月) 22:59:07.86 ID:Jjrg4QMV0
れんげ「今日は学校だったのん」

れんげ「でも、姉ねぇ以外全員お休みだったん」

れんげ「姉ねぇが『絶対に教室を抜け出さないように』って言って、珍しく起きてたのん」

れんげ「土曜日まではみんな普通だったのに」

れんげ「…」

れんげ「みんな風邪ひいたんかな?」

4: VIPがお送りします 2013/12/02(月) 23:04:09.54 ID:Jjrg4QMV0
れんげ「具はどう思うん?」

具「(´・ω・`)?」

れんげ「プフー♪具は元気なんな!ウチも元気になるん!」


れんげ「姉ねぇはお出かけしたし、一緒に散歩行くん!」

具「(´・ω・`)」タタタタタタ


………


れんげ「人が全然いないのん…」

れんげ「よく考えたら、いつも人は全然いないなんな」

具「(´・ω・`)」


れんげ「せっかくだからなっつんの家まで行くのん」

具「(´・ω・`)」タタタタタタ

5: VIPがお送りします 2013/12/02(月) 23:09:25.69 ID:Jjrg4QMV0
 
………


れんげ「なっつんも駄菓子屋もいないのん…」

れんげ「家が空っぽなん…」

れんげ「ほたるんの家まで行きたいけど…もう暗く…」

れんげ「明日はほたるんの家まで行くん。具帰るん!」

具「(´・ω・`)」タタタタタタ


………


れんげ「家にも誰もいないのん…」

れんげ「姉ねぇの手紙…『今日は帰りません。ご飯を机の上に置いておきました』」

れんげ「…」

れんげ「これは!姉ねぇ特製!サラダ油ごはんなん!」

れんげ「…」モグモグ

れんげ「まずいん…」

7: VIPがお送りします 2013/12/02(月) 23:15:54.15 ID:Jjrg4QMV0
■夜

れんげ「…寂しいん…」

れんげ「具~具~」

具「(´・ω・`)」タタタ

れんげ「今日は一緒に寝るん」

具「(´・ω・`)」

ギュウウウ

れんげ「具暖かい………ぐー」Zzzz

具「(´・ω・`)」

9: VIPがお送りします 2013/12/02(月) 23:21:00.13 ID:Jjrg4QMV0
■深夜

一穂「おーいれんちょん?起きてー」

れんげ「ん…」

一穂「起きてるー?ほら着替えるよーお出かけするよー」

れんげ「…夜中なん?」

一穂「あはは。寝ぼけてる?うん、夜中だよー。ほら急ぐよ」

れんげ「おぉ!夜のお祭りなん!?お祭りなんな!?」

一穂「あははは。ほら行くよー」

れんげ「うん!」

10: VIPがお送りします 2013/12/02(月) 23:26:33.67 ID:Jjrg4QMV0
■車の中

れんげ「少し…眠いん」

具「(´・ω・`)」

一穂「今まで生きてきた6年間は楽しかったー?」

れんげ「楽しかったん!姉ねぇ、駄菓子屋、なっつん、ほのかちん、ほたるん、こまちゃん、兄にぃ…みんな仲良しなん!」

一穂「そっかそっかー」

れんげ「でも、昨日からみんないないん…どうしたん?」

一穂「んー?あっ、着いたよー」

れんげ「学校…なん?」

14: VIPがお送りします 2013/12/02(月) 23:32:53.88 ID:Jjrg4QMV0
一穂「そだよー。ほら教室に行くよ」

れんげ「教室でお祭りなん!?ウチも祭るん!」

一穂「え?ああ、そんな感じかなー」

れんげ「でも、真っ暗なん」

一穂「んー大丈夫ー。ほら行くよー」

れんげ「うん、姉ねぇと一緒なら大丈夫なん」

一穂「…」

16: VIPがお送りします 2013/12/02(月) 23:39:27.05 ID:Jjrg4QMV0
■廊下

ギシッギシッ

一穂「れんちょん怖くない?」

れんげ「怖くないん!」

一穂「あははは。れんちょんは強いなー」

れんげ「そういえば、この前、教室でお泊まりしたの楽しかったん!」

一穂「ああー、吹雪が酷くて学校から出れなかった時ね~」

れんげ「なっつんと同じ布団で寝たん!ほたるんはこまちゃんと幸せそうに一緒に寝てたん」

一穂「あはは。そっかー」

れんげ「夜は夜はみんなでお祭りやったん!なっつんとこまちゃんが火星人で…」

一穂「あっ、れんちょん。教室に着くよ」

れんげ「真っ暗なん…」

24: VIPがお送りします 2013/12/02(月) 23:44:03.12 ID:Jjrg4QMV0
一穂「じゃあ、ドアを開けて、教室に入って」

れんげ「姉ねぇ…なんで後ろに下がってるん?」

一穂「んー?大丈夫。れんちょんは無敵だからドアを開けて…ね?」

れんげ「…具はどこに行ったん?」

一穂「あれー?一緒に来たっけー?」

31: VIPがお送りします 2013/12/02(月) 23:49:21.25 ID:Jjrg4QMV0
れんげ「姉ねぇ…様子がおかしいん…」

一穂「あははは。そんな事ないよー。ほら時間だから早くしてね」

れんげ「…」

一穂「あはは。困ったなー。どうしたらドアを開けて教室に入ってくれる?」

36: VIPがお送りします 2013/12/02(月) 23:54:12.40 ID:Jjrg4QMV0
れんげ「じゃあ、ドアを開けたら駄菓子屋達がどこに行ったか教えてほしいん」

一穂「あっ、なんだー。そんなことねー。うんいいよー。どうせ開けたら全部わかるんだしー」

れんげ「…約束するん?」

一穂「うんうん。するよー。ほら早く。時間だから」

れんげ「わかったん。開けるん」


ガラララララッ

48: VIPがお送りします 2013/12/03(火) 00:00:00.44 ID:RTontxOb0
■火曜日(12月3日AM0:00分)

夏海「ハッピバースデー」

小鞠「トゥーユー」

蛍「ハッピバースデー」

楓(駄菓子屋)「ディア」

ひかげ(姉2)「れんげ~」

このみ「ハッピバースデー」

兄「♪」

みんな「トゥーユー」


\パーンパーン/

\パーンパーン/


みんな「れんちょん(れんげ)(れんちゃん)お誕生日おめでとうーーーーーーーーーーー♪」

61: VIPがお送りします 2013/12/03(火) 00:02:09.40 ID:RTontxOb0
れんげ「………なん?」

夏海「れんちょん!お誕生日おめでとう!」

小鞠「れんげおめでとう」

蛍「れんちゃんお誕生日おめでとう♪」

このみ「れんげちゃん!びっくりしてる!?作戦大成功ー♪おめでとうー」

具「\(´・ω・`)/」

兄「」パーンパーン

ひかげ「れんげおめでとう」

楓「おめでとうれんげ」


れんげ「姉ねぇ…?」

一穂「れんちょん。7歳のお誕生日おめでとう」パチパチ


れんげ「ウチ…誕生日なん!?」

66: VIPがお送りします 2013/12/03(火) 00:05:03.75 ID:Jjrg4QMV0
■体育館

夏海「さあ、地域のみんながれんちょんの為に祝ってくれております!」

村のみんな「おめでとー」

ひかげ「れんげの誕生日ってだけなのに、何でほぼみんな集まってるんだろう…」

楓「仁徳の差だろ」

このみ「いやお父さん方はお酒が飲みたいだけじゃないかな?」

楓「お前は飲むなよ」

このみ「えー楓ちゃんのいじわるー」



れんげ「ウチおめでとうなんー♪」

69: VIPがお送りします 2013/12/03(火) 00:08:02.81 ID:RTontxOb0
一穂「いやはや、夏海がみんな集めて誕生日会やろうって言った時は、無理だろうと思ったけど…」

雪子(母)「れんげちゃんはここら辺では一番の人気者だからね~」

一穂「すごいな~れんちょんは~」


夏海「えへへ~。アイデアを出したウチも褒めてほしいな~」

雪子「はいはい。あんたも頑張ったね」

一穂「みんなをまとめて、準備に月曜日ほぼ一日使ったしね~」

夏海「えへへ~」

74: VIPがお送りします 2013/12/03(火) 00:11:19.85 ID:RTontxOb0
一穂「ああ、ちなみに」

一穂「月曜日休みにしちゃったから、土曜日は学校あるからね。れんちょん以外」

夏海「なっ!!!?」



れんげ「みんなありがとなのーーーーん♪」




       終わり
続きまして
蛍「れんちゃん。お誕生日おめでとう♪」れんげ「ありがとなのん♪」
をお送りいたします

77: VIPがお送りします 2013/12/03(火) 00:13:56.54 ID:RTontxOb0
蛍「れんちゃん!はいプレゼント!」

れんげ「おぉ!あけるん!あけるん!」バリバリ




れんげ「?」

蛍「あっ、それはね…絵の具だよ。れんちゃん絵がすっごく上手だから」

れんげ「おっおおおおおおおおおおお!」


蛍「喜んでくれたかな?」

れんげ「ありがとなのん!ありがとなのん!」

80: VIPがお送りします 2013/12/03(火) 00:17:10.05 ID:RTontxOb0
蛍「今度一緒にスケッチに行こっか?使い方教えてあげるね」

れんげ「うん!」


蛍(そして、今度はフルカラーこまセンパイを書いて貰おう…)

蛍(…)

蛍(やっぱりフルカラーだよね…えへえへ)

れんげ「ありがとなのん!ほたるん!」

蛍「どういたしまして、お誕生日おめでとうれんちゃん」


       終わり
続きまして
夏海「れんちょん!誕生日おめでと!!」れんげ「ありがとなのん!!」
をお送りいたします

82: VIPがお送りします 2013/12/03(火) 00:20:24.04 ID:RTontxOb0
 
ギュウウ


夏海「ごめんね!れんちょん!日曜日遊べなくて!」

れんげ「そういえば、日曜日は何をしてたん?」

夏海「ふふふふふふっ。町に行ってこれを買って来たんだ!」

夏海「ジャジャーン誕生日プレゼントー」

れんげ「おぉっ!ウチのなん!?ウチのなん!?」

夏海「そっだよー。れんちょんのだよー。はい。誕生日おめでと」

れんげ「中身は…中身は」バリバリ


れんげ「手袋っ!?」

夏海「しかもそれ超高性能で暖かい!これで冬も大丈夫!」

83: VIPがお送りします 2013/12/03(火) 00:23:25.68 ID:RTontxOb0
れんげ「なっつんありがとなのん!」

れんげ「これで雪合戦やるのん!」

夏海「よっしゃー受けて立つ!」


れんげ「また返り討ちにしてやるん♪」

夏海「あっ、そうだ。れんちょん!」

れんげ「ん?」

夏海「誕生日おめでとう!」



       終わり
続きまして
小鞠「れんげ。お誕生日おめでとう」れんげ「ありがとなのん」
をお送りいたします

87: VIPがお送りします 2013/12/03(火) 00:26:25.54 ID:RTontxOb0
小鞠「はい誕生日プレゼント」

れんげ「おっおおおお」

小鞠「ほら、空けて空けて」

れんげ「…なんでこまちゃんの方がワクワクしてるん?」

小鞠「いいから!」

れんげ「…」バリバリ


れんげ「?」

小鞠「ふふーん。これは大人のアイテム『シュシュ』だよ」

れんげ「ちゅちゅ?」

90: VIPがお送りします 2013/12/03(火) 00:29:34.22 ID:RTontxOb0
小鞠「ほら、頭貸して…はい、鏡」

れんげ「おっおおおおお、ウチ似合う!?」

小鞠「似合う似合う。妖精みたい」

れんげ「ウチ妖精になれたん!?妖精に!?」

小鞠「うんうん♪」

れんげ「ありがとなのん!こまちゃん」

小鞠「どういたしまして」

93: VIPがお送りします 2013/12/03(火) 00:32:20.74 ID:RTontxOb0
小鞠(もし、れんげがいらないって言うなら私が貰おうと思ってたんだけど…)

れんげ「~♪」

小鞠(うぅ…たまたま良いデザイン見つけたのに…欲しかったなぁ~)

れんげ「ぷいぷい~♪」

小鞠(…)

小鞠(喜んでくれてるし…まぁいっか)


小鞠「れんげ?」

れんげ「ん?」

小鞠「お誕生日おめでとう。れんげ」




       終わり
続きまして
兄「」れんげ「兄にぃー」
をお送りいたします

96: VIPがお送りします 2013/12/03(火) 00:35:39.57 ID:RTontxOb0
兄「」

れんげ「兄にぃもプレゼントなん!?」

兄「」ウン

れんげ「なんなんかなん~♪」バリバリ



れんげ「猫耳なん!?」

兄「」ウン

れんげ「装備なん!!」

れんげ「着け心地は普通なん!」ピコピコ

兄「」ウンウンウンウン


夏海「このバカ兄ーーー!」バキッ

兄「!?」

97: VIPがお送りします 2013/12/03(火) 00:38:40.91 ID:RTontxOb0
夏海「れんちょんに何を渡してんの!?そんなに幼女の猫耳がいいのかーーー!?」

兄「!!!?」


れんげ「すごいん!これ自動で動くん!」ピクピク

蛍「あっ、それ脳波で動く猫耳だ~。すっごい!いいなー。よかったねれんちゃん」

夏海「へっ?」

兄「」ウン

れんげ「おっおおおおお!凄いん!」ピコピコピコ


れんげ「兄にぃありがとなのん♪」

兄「」ウン



       終わり
続きまして
このみ「れんげちゃんお誕生日おめでとう♪」れんげ「ありがとなのん♪」
をお送りいたします

99: VIPがお送りします 2013/12/03(火) 00:42:03.44 ID:RTontxOb0
このみ「はいプレゼント」

れんげ「…だがしや…むりょうけん?」

このみ「うん♪一日だけだけど、駄菓子屋の商品がタダで全部買えるんだよ♪」

れんげ「おっおおおお!すごいん!」


れんげ「ということは、食べた事がない…あれとか…あれも食べ放題なんな!?」

このみ「うん♪そうだよー」

楓「おい!私は聞いてないぞ!」

このみ「え?今れんげちゃんと話してたでしょ?聞こえなかった?」

楓「違うだろ!前もって話せ!というか、話してくれてもこんなの無効だ!使わせない!」

れんげ「え?」

楓「え?」

103: VIPがお送りします 2013/12/03(火) 00:44:57.15 ID:RTontxOb0
れんげ「駄菓子屋で…使え…ないのん?」

楓「あっ…その…だな」

れんげ「使ったらダメなのん…」ウルウル

楓「ダメに決まって…おい!そんな顔すんな!」

このみ「あー楓ちゃんがれんげちゃんを泣かしたー」

楓「私は悪くないだろ!こんな券なんて認めないからな!」

れんげ「…やっぱり、使えないん?」

楓「え、えーと…そのだな…」


楓「あーわかった!使え!好きなだけ持って行け!」

れんげ「やったーん♪駄菓子屋楽しみなのーん♪」

107: VIPがお送りします 2013/12/03(火) 00:47:51.20 ID:RTontxOb0
このみ「楓ちゃんやっさしぃー♪」

楓「後で請求するからな?」

このみ「へ?」

楓「全部計算して、絶対に払って貰うからな」

このみ「キャー♪楓ちゃんこわぁいー」

楓「うっさい!調子にのんな!誤魔化すな!」


このみ「あっ、そうだ!れんげちゃん!」

れんげ「?」

このみ「7歳のお誕生日おめでとう♪れんげちゃん」






       終わり
続きまして
一穂「れんちょん」ひかげ「誕生日おめでとう」れんげ「…」
をお送りいたします

109: VIPがお送りします 2013/12/03(火) 00:51:01.22 ID:RTontxOb0
ひかげ「最後は私だ!くらえ!」

れんげ「これ何なん?」

ひかげ「東京タワーのストラップ!」

れんげ「…」

ひかげ「なっ、なんでガッカリしてんだよ!東京だぞ!東京!」

れんげ「はぁ~…」

110: VIPがお送りします 2013/12/03(火) 00:53:49.35 ID:RTontxOb0
一穂「ふふっ。だかられんげには、そういうの早いって言ったでしょ?」

一穂「はい、れんちょんには、こっちの方がいいよね?」

れんげ「…アイマスクなん?」

一穂「これでどこでもぐっすり熟睡できるね!よかったね!れんちょん!」

れんげ「実の姉達にはガッカリだ…」


ひかげ「れ、れんげ?」

一穂「くっ。まさか喜ばないなんて…さすがれんちょん!」

れんげ「みんなすっごいプレゼントだったのに…姉ねぇ達は…」


ひかげ「こうなったら切り札だ!姉ちゃん!!!」

一穂「オッケー!」

れんげ「?」

ひかげ「ビデオオープン!」

111: VIPがお送りします 2013/12/03(火) 00:57:02.35 ID:RTontxOb0
■ビデオ-------------------------

ほのか『うぅ…緊張する…』

ほのか『え?もう映ってるの?』

ほのか『え、えーと…あっ』


ほのか『れんげちゃん!お誕生日おめでとう♪』

ほのか『その…えーと…あははは。ビデオ初めてだから何を言っていいのかわからないけどね』

ほのか『今度の年末年始はお父さんがお休みを取ったから』

ほのか『絶対に遊びに行くから!たくさん遊ぼうね』


ほのか『お誕生日おめでとうれんげちゃん♪』


■ビデオ終了----------------------


れんげ「ほのかちん!ほのかちんが!?」

116: VIPがお送りします 2013/12/03(火) 00:59:57.78 ID:RTontxOb0
一穂「うんうん。よかったね。れんげ」

れんげ「うん!いっぱいいっぱい遊ぶん!返事!返事のビデオ撮るん!」

ひかげ「あー、ビデオは無理だから手紙な」

れんげ「うん!手紙!手紙!」


一穂「あーそうだ」

ひかげ「?」

一穂「ほのかちゃんが来たら、ひかげも入れて4人で、町にお出かけしよっか?」

ひかげ「えっ!?」

一穂「そこで誕生日プレゼントとして、ほのかちゃんも一緒にお買物とご飯食べさせてあげるね」

れんげ「おっおおおおおお!いいの!?ほのかちんも一緒に外食いいんですか!?」

一穂「いいよーいいよー」

ひかげ「…はぁ…まぁ、妹の為に私もお金頑張るか…」

118: VIPがお送りします 2013/12/03(火) 01:03:03.34 ID:RTontxOb0
れんげ「さすが姉ねぇ達!期待を裏切らないん!」

ひかげ「まぁね」


一穂「れんちょん。今まで生きてきた6年間も楽しかっただろうけど…」

一穂「これから小学生以降、たくさん苦労するだろうけど」

一穂「今日みたいに楽しい事はたくさんあるから、忘れちゃダメだよ」

れんげ「おぉっ!姉ねぇが先生っぽいのん!」

一穂「うん、今のは姉じゃなくて、先生としての言葉…じゃあ、最後に…」


一穂「誕生日おめでとうれんちょん」
ひかげ「誕生日おめでとうれんげ」





       終わり
続きまして
楓「れんげ、誕生日おめでとうな」れんげ「ありがとなのん!」
をお送りいたします

120: VIPがお送りします 2013/12/03(火) 01:06:07.25 ID:RTontxOb0
■終わった後


楓「れんげ眠くないか?」

れんげ「7時から11時までずっと寝ていたから大丈夫なのん」

楓「そうか」

れんげ「駄菓子屋にお泊まり初めて!初めてなのん!」

楓「あーそうだったか?そう言われるとそうかもな」

122: VIPがお送りします 2013/12/03(火) 01:09:10.24 ID:RTontxOb0
楓「所でちょっと寒くないか?」

れんげ「寒くないのん!」

楓「あー、それはおかしい…寒いはずだ…だからこっちに来い」

れんげ「?」

楓「ほら、ここに座れ」パンパン


れんげ「え?でも駄菓子屋の膝の上に座っていいのは、幼稚園までって駄菓子屋が…」

楓「今日は記念日だ。ほらここに座れ」

れんげ「うん♪」

124: VIPがお送りします 2013/12/03(火) 01:11:55.78 ID:RTontxOb0
トテトテ

ボスンッ


楓「…れんげも大きくなったな」

れんげ「ウチも今日で7歳です!」

楓「そうか…もう7歳か…」

れんげ「ん?どうかしたん?」


楓「ん…いや。ほら私からのプレゼントだ」

れんげ「!?」

楓「ほら空けろ。そんなにプレゼントをジーと見つめるな」

れんげ「…」

楓「いいから、そんな丁寧にすんな!バリっバリっと破れ」

128: VIPがお送りします 2013/12/03(火) 01:15:05.59 ID:RTontxOb0
れんげ「リボンなん!」

楓「ずっと今のリボンだしな…」

れんげ「でも…ウチ…今のリボンお気に入りなん…」

楓「だと思ったよ。だけどな、たまにはそのリボンを休憩させてやれ」

れんげ「休憩なん?」

楓「私から見ると、このリボンはすっごく疲れてる…休憩が必要だ」

れんげ「それは気付かなかったん!リボンさんごめんね…」


楓「だから、ほらこのリボンだ。今度からは休憩休憩つけてやってくれ」

れんげ「うん♪」


楓(私がプレゼントしたリボンをずっとつけてるなんて……な)

楓(こんな事なら、あの時もう一個用意しておくべきだった…)

131: VIPがお送りします 2013/12/03(火) 01:18:17.94 ID:RTontxOb0
れんげ「…ふわぁぁぁ……」ボー

楓「って、もうこんな時間か…ほられんげ寝るぞ」

れんげ「一緒に寝るん」

楓「甘えるな」

れんげ「寝るん」

楓「離せ……はぁ…今日だけだからな」

れんげ「駄菓子屋が優しいん…誕生日だからなのん?」

楓「ああ、そうだ。誕生日だからな…だから今度からは厳しくするぞ」

れんげ「任せておけなのん!」

楓「はは。頑張れよ」

134: VIPがお送りします 2013/12/03(火) 01:20:18.47 ID:RTontxOb0
 


楓「ああ、そうだ」


楓「誕生日おめでとうれんげ」

れんげ「…」



れんげ「ありがとなのん♪」





       終わり

136: VIPがお送りします 2013/12/03(火) 01:20:52.82 ID:RTontxOb0
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