謎の鳥「ホーホホッホホー…ホーホホッホホー…」男「今日こそ正体を突き止めてやる!」
1: VIPがお送りします 2018/10/24(水) 21:40:07.068 ID:mA6K3wEx0
ホーホホッホホー…
男「!」
男(この声は……間違いない!)
男(いつも町のどこかで鳴いてる謎の鳥!)
ホーホホッホホー… ホーホホッホホー…
男「どこだ!? どこにいる!?」キョロキョロ
男「今日こそ正体を突き止めてやる!!!」
ダダダッ!
男「!」
男(この声は……間違いない!)
男(いつも町のどこかで鳴いてる謎の鳥!)
ホーホホッホホー… ホーホホッホホー…
男「どこだ!? どこにいる!?」キョロキョロ
男「今日こそ正体を突き止めてやる!!!」
ダダダッ!
11: VIPがお送りします 2018/10/24(水) 21:43:06.740 ID:mA6K3wEx0
男「くそっ……どこだ!?」
ホーホホッホホー…
男「!」ピクッ
男「あっちか!」タタタタタッ
ドンッ!
ホーホホッホホー…
男「!」ピクッ
男「あっちか!」タタタタタッ
ドンッ!
25: VIPがお送りします 2018/10/24(水) 21:45:31.887 ID:mA6K3wEx0
眼鏡女「いたたた……」
男「すみません、大丈夫ですか?」
眼鏡女「こちらこそ、よそ見をしてまして……」
男(よそ見?)
男「あの……ひょっとして、あなたも鳥を探しているのでは?」
眼鏡女「はい……。あっ、もしかしてあなたも?」
男「そうなんです、ホーホホッホホーってやつを」
眼鏡女「同じです!」
男「やっぱり! よかったら、一緒に探しませんか?」
眼鏡女「ぜひ! ご一緒しましょう!」
男「すみません、大丈夫ですか?」
眼鏡女「こちらこそ、よそ見をしてまして……」
男(よそ見?)
男「あの……ひょっとして、あなたも鳥を探しているのでは?」
眼鏡女「はい……。あっ、もしかしてあなたも?」
男「そうなんです、ホーホホッホホーってやつを」
眼鏡女「同じです!」
男「やっぱり! よかったら、一緒に探しませんか?」
眼鏡女「ぜひ! ご一緒しましょう!」
37: VIPがお送りします 2018/10/24(水) 21:48:29.322 ID:mA6K3wEx0
男「見つからない……」
眼鏡女「いつも鳴き声だけで姿は見えないんですよね……」
ホーホホッホホー…
男「!」ピクッ
眼鏡女「!」ピクッ
男「あっちだ!」タタタタタッ
眼鏡女「間違いありません!」タタタタタッ
ドンッ!
眼鏡女「いつも鳴き声だけで姿は見えないんですよね……」
ホーホホッホホー…
男「!」ピクッ
眼鏡女「!」ピクッ
男「あっちだ!」タタタタタッ
眼鏡女「間違いありません!」タタタタタッ
ドンッ!
46: VIPがお送りします 2018/10/24(水) 21:50:24.447 ID:mA6K3wEx0
男「ごめん、平気か!?」
眼鏡女「ごめんなさい……」
幼女「んもう、気をつけてよね!」
幼女「あんたたちのせいで、どこいるか分からなくなっちゃったじゃない!」
男「……ん?」
男「ひょっとして、君が探してるのは……」
眼鏡女「ごめんなさい……」
幼女「んもう、気をつけてよね!」
幼女「あんたたちのせいで、どこいるか分からなくなっちゃったじゃない!」
男「……ん?」
男「ひょっとして、君が探してるのは……」
54: VIPがお送りします 2018/10/24(水) 21:52:26.982 ID:mA6K3wEx0
幼女「えーっ! あんたたちも鳥を探してるの!? ホーホホッホホーって鳴くやつ!」
男「そうなんだよ」
眼鏡女「一度でいいから、あの鳥を見てみたいんです」
幼女「あたしも!」
男「だったら一緒に探さないか?」
幼女「オッケー! 一人より二人! 二人より三人の方が見つかるもんね!」
男「そうなんだよ」
眼鏡女「一度でいいから、あの鳥を見てみたいんです」
幼女「あたしも!」
男「だったら一緒に探さないか?」
幼女「オッケー! 一人より二人! 二人より三人の方が見つかるもんね!」
63: VIPがお送りします 2018/10/24(水) 21:55:40.000 ID:mA6K3wEx0
……
男「ダメだ……見つからない」
幼女「もうクタクタ~」
眼鏡女「相手は野鳥ですし、やはり素人では限界があるのかもしれませんね」
男「たしかに……専門家に聞いてみた方がいいかもしれない」
幼女「専門家って?」
男「このあたりに鳥類を研究する学者さんが住んでたはずだ。相談してみよう」
男「ダメだ……見つからない」
幼女「もうクタクタ~」
眼鏡女「相手は野鳥ですし、やはり素人では限界があるのかもしれませんね」
男「たしかに……専門家に聞いてみた方がいいかもしれない」
幼女「専門家って?」
男「このあたりに鳥類を研究する学者さんが住んでたはずだ。相談してみよう」
73: VIPがお送りします 2018/10/24(水) 21:58:18.395 ID:mA6K3wEx0
学者「ホーホホッホホーと鳴く鳥?」
男「はい、ご存じありませんか?」
学者「ああ、それはキジバトっていうんだよ」
眼鏡女「えっ、そんな名前なんですか!」
幼女「あっさり分かっちゃった! なーんだ、ハトの仲間だったんだ!」
男「もしかして……とてもありふれた鳥なんですか?」
学者「まさか! ……世にも珍しい幻の鳥さ」
男「え……!」
男「はい、ご存じありませんか?」
学者「ああ、それはキジバトっていうんだよ」
眼鏡女「えっ、そんな名前なんですか!」
幼女「あっさり分かっちゃった! なーんだ、ハトの仲間だったんだ!」
男「もしかして……とてもありふれた鳥なんですか?」
学者「まさか! ……世にも珍しい幻の鳥さ」
男「え……!」
77: VIPがお送りします 2018/10/24(水) 22:02:12.359 ID:mA6K3wEx0
学者「世界中の研究者が血眼になって探しているが、いつも声は聞こえど姿は見えず……」
学者「もし捕まえでもしたら、億万長者になれるのは間違いない」
男「億万長者……」ゴクッ
学者「他にも、ノーベル賞、アカデミー賞、芥川賞、国民栄誉賞受賞は確実だろう」
幼女「すっごーい! お金も名誉も思いのままじゃない!」
学者「それほどのことなんだよ。キジバトを捕まえるというのは」
男「まさに“リアル幸せの青い鳥”だな」
眼鏡女「こういう話を聞くと、どうしても欲が出てきちゃいますね」
幼女「あたし、がぜん燃えてきちゃった!」
学者「もし捕まえでもしたら、億万長者になれるのは間違いない」
男「億万長者……」ゴクッ
学者「他にも、ノーベル賞、アカデミー賞、芥川賞、国民栄誉賞受賞は確実だろう」
幼女「すっごーい! お金も名誉も思いのままじゃない!」
学者「それほどのことなんだよ。キジバトを捕まえるというのは」
男「まさに“リアル幸せの青い鳥”だな」
眼鏡女「こういう話を聞くと、どうしても欲が出てきちゃいますね」
幼女「あたし、がぜん燃えてきちゃった!」
83: VIPがお送りします 2018/10/24(水) 22:05:31.392 ID:mA6K3wEx0
学者「むろん、私もキジバト捕獲に燃えていた時期があるのだが、結果はさっぱりでね」
学者「今では諦めてしまったよ」
眼鏡女「学者さんでもダメなんですか……」
男「……どこか心当たりのある場所ってないですか? どこでもいいんです!」
学者「う~ん……」
学者「西にある山に、とても珍しい鳥がいるという話を聞いたことがある」
学者「可能性は低いが、もしかしたらキジバトかもしれない……」
男「西の山か……」
幼女「行ってみようよ!」
学者「今では諦めてしまったよ」
眼鏡女「学者さんでもダメなんですか……」
男「……どこか心当たりのある場所ってないですか? どこでもいいんです!」
学者「う~ん……」
学者「西にある山に、とても珍しい鳥がいるという話を聞いたことがある」
学者「可能性は低いが、もしかしたらキジバトかもしれない……」
男「西の山か……」
幼女「行ってみようよ!」
92: VIPがお送りします 2018/10/24(水) 22:08:23.659 ID:mA6K3wEx0
―西の山―
男「ここか……」
眼鏡女「マイナーな山で、ほとんど登山客も訪れないっていってましたね」
男「うん、登山道も荒れ果ててるな」
幼女「だけど、だからこそ幻の鳥がいそうな感じするよ!」
男「うん……俺もこの山からヒシヒシとオーラを感じる!」
男「行こう! キジバトを捕まえに!」
男「ここか……」
眼鏡女「マイナーな山で、ほとんど登山客も訪れないっていってましたね」
男「うん、登山道も荒れ果ててるな」
幼女「だけど、だからこそ幻の鳥がいそうな感じするよ!」
男「うん……俺もこの山からヒシヒシとオーラを感じる!」
男「行こう! キジバトを捕まえに!」
98: VIPがお送りします 2018/10/24(水) 22:11:34.371 ID:mA6K3wEx0
ザッザッザッ…
男「……ところでみんなは金が手に入ったら、どうする?」
幼女「そういうのはまず言いだしっぺのあんたが言うべきじゃない?」
男「おっと失礼。俺は……ふるさとの活性化にあてたいんだ」
眼鏡女「ふるさとの?」
男「俺の故郷はド田舎で、ろくな産業もなく、すっかり活気がなくなってしまった」
男「色々と事業にチャレンジしてみたけど、観光客は増えず、増えたのは借金ばかり……」
男「だけどキジバトさえ手に入れればきっと……!」
幼女「それだけで観光客を見込めるね!」
男「……ところでみんなは金が手に入ったら、どうする?」
幼女「そういうのはまず言いだしっぺのあんたが言うべきじゃない?」
男「おっと失礼。俺は……ふるさとの活性化にあてたいんだ」
眼鏡女「ふるさとの?」
男「俺の故郷はド田舎で、ろくな産業もなく、すっかり活気がなくなってしまった」
男「色々と事業にチャレンジしてみたけど、観光客は増えず、増えたのは借金ばかり……」
男「だけどキジバトさえ手に入れればきっと……!」
幼女「それだけで観光客を見込めるね!」
110: VIPがお送りします 2018/10/24(水) 22:15:30.594 ID:mA6K3wEx0
幼女「お姉さんは?」
眼鏡女「私は……漫画家になりたくてしょっちゅう出版社に持ち込んでるんですけど」
幼女「へぇ~」
眼鏡女「まったく相手にされず、いつも1ページも読んでもらえなくて……」
男「ひどいなそりゃ」
眼鏡女「絶望してた時、あのホーホホッホホーっていう鳴き声を聴いて元気をもらって……」
眼鏡女「鳴き声の主を見つければ、幸せになれるかもって思ったんです」
男「キジバトの力があれば、どんな出版社だって君のことを相手してくれるよ!」
眼鏡女「私は……漫画家になりたくてしょっちゅう出版社に持ち込んでるんですけど」
幼女「へぇ~」
眼鏡女「まったく相手にされず、いつも1ページも読んでもらえなくて……」
男「ひどいなそりゃ」
眼鏡女「絶望してた時、あのホーホホッホホーっていう鳴き声を聴いて元気をもらって……」
眼鏡女「鳴き声の主を見つければ、幸せになれるかもって思ったんです」
男「キジバトの力があれば、どんな出版社だって君のことを相手してくれるよ!」
114: VIPがお送りします 2018/10/24(水) 22:17:33.932 ID:mA6K3wEx0
男「幼女ちゃんは?」
幼女「あたしは……もし儲けたらパパとママの治療費にあてたいの」
男「え……」
眼鏡女「ご病気なの?」
幼女「うん、二人とも……。お金さえあればもっといい治療を受けられるのに……」
男「……」
男「こうなったら意地でもキジバトを見つけよう! 捕まえて三人とも幸せになるんだ!」
眼鏡女「ええ!」
幼女「うん!」
幼女「あたしは……もし儲けたらパパとママの治療費にあてたいの」
男「え……」
眼鏡女「ご病気なの?」
幼女「うん、二人とも……。お金さえあればもっといい治療を受けられるのに……」
男「……」
男「こうなったら意地でもキジバトを見つけよう! 捕まえて三人とも幸せになるんだ!」
眼鏡女「ええ!」
幼女「うん!」
119: VIPがお送りします 2018/10/24(水) 22:21:08.858 ID:mA6K3wEx0
男「あそこが頂上だけど……」
ゴゴゴゴゴ…
男「あの感じ……間違いない!」
眼鏡女「ものすごいオーラを感じます……!」
幼女「これはいるよ! 絶対キジバトがいるよ!」
男「行こう!」ダッ
ゴゴゴゴゴ…
男「あの感じ……間違いない!」
眼鏡女「ものすごいオーラを感じます……!」
幼女「これはいるよ! 絶対キジバトがいるよ!」
男「行こう!」ダッ
122: VIPがお送りします 2018/10/24(水) 22:24:13.628 ID:mA6K3wEx0
不死鳥「永遠の命を持つ我に、なにか用か?」ゴゴゴゴゴ…
男「……」
眼鏡女「……」
幼女「……」
男「あの……あなたは?」
不死鳥「不死鳥です」
男「……」
眼鏡女「……」
幼女「……」
男「あの……あなたは?」
不死鳥「不死鳥です」
130: VIPがお送りします 2018/10/24(水) 22:28:25.486 ID:mA6K3wEx0
男「なーんだ」
不死鳥「え!?」
眼鏡女「ガッカリしました……」
幼女「キジバトじゃないのかよ!」
不死鳥「え、なに!? なんなの!? 俺に用じゃないの!?」
男「キジバトじゃないなら用はありません。お騒がせしました。みんな、帰ろう」
眼鏡女「はい」
幼女「うん」
不死鳥「ちょちょちょ、ちょっと待って!」
不死鳥「え!?」
眼鏡女「ガッカリしました……」
幼女「キジバトじゃないのかよ!」
不死鳥「え、なに!? なんなの!? 俺に用じゃないの!?」
男「キジバトじゃないなら用はありません。お騒がせしました。みんな、帰ろう」
眼鏡女「はい」
幼女「うん」
不死鳥「ちょちょちょ、ちょっと待って!」
135: VIPがお送りします 2018/10/24(水) 22:30:30.709 ID:mA6K3wEx0
不死鳥「俺、世にも珍しい不死鳥よ? この世に一羽しかいないのよ? 激レアよ? いやマジで!」
男「でも、キジバトじゃないんでしょ?」
不死鳥「違うけどさぁ……」
男「じゃあ興味ないよ」
眼鏡女「さようなら」
幼女「死んでいいよ」
不死鳥「死にませーん!」
男「でも、キジバトじゃないんでしょ?」
不死鳥「違うけどさぁ……」
男「じゃあ興味ないよ」
眼鏡女「さようなら」
幼女「死んでいいよ」
不死鳥「死にませーん!」
141: VIPがお送りします 2018/10/24(水) 22:33:28.649 ID:mA6K3wEx0
不死鳥「よーし決めた! こうなったらお前らについてってやる! 同行してやるぅ!」
男「いや……ついてくんなよ」
眼鏡女「邪魔です」
幼女「頼むから死んで」
不死鳥「死にませーん!」
不死鳥「ついてってやる! 絶対ついてってやるもんねー! 断っても無限ループだもんねー!」
男(うっぜえ……)
男「いや……ついてくんなよ」
眼鏡女「邪魔です」
幼女「頼むから死んで」
不死鳥「死にませーん!」
不死鳥「ついてってやる! 絶対ついてってやるもんねー! 断っても無限ループだもんねー!」
男(うっぜえ……)
145: VIPがお送りします 2018/10/24(水) 22:37:38.239 ID:mA6K3wEx0
男「なんでついてくるんですか?」
不死鳥「いやー、長生きしてるとヒマなもんでね。あそこに人間が来ること自体、何十年ぶりだし」ペチャクチャ
不死鳥「よかったら俺の面白エピソード聞かない? 歴史の裏話とかさー」ペチャクチャ
男「聞きたくない」
眼鏡女「結構です」
幼女「死ね」
不死鳥「死にませーん!」
ホーホホッホホー…
不死鳥「いやー、長生きしてるとヒマなもんでね。あそこに人間が来ること自体、何十年ぶりだし」ペチャクチャ
不死鳥「よかったら俺の面白エピソード聞かない? 歴史の裏話とかさー」ペチャクチャ
男「聞きたくない」
眼鏡女「結構です」
幼女「死ね」
不死鳥「死にませーん!」
ホーホホッホホー…
151: VIPがお送りします 2018/10/24(水) 22:40:14.268 ID:mA6K3wEx0
ホーホホッホホー… ホーホホッホホー…
男「この鳴き声は!」
眼鏡女「間違いありません!」
幼女「キジバトだよ!」
男「! ……あそこにそれらしき鳥が!」ビシッ
眼鏡女「本当です!」
幼女「絶対逃がすもんか! 捕まえて大金持ちになってやる!」
男「この鳴き声は!」
眼鏡女「間違いありません!」
幼女「キジバトだよ!」
男「! ……あそこにそれらしき鳥が!」ビシッ
眼鏡女「本当です!」
幼女「絶対逃がすもんか! 捕まえて大金持ちになってやる!」
153: VIPがお送りします 2018/10/24(水) 22:43:10.686 ID:mA6K3wEx0
不死鳥「だったら俺に任せろ!」バサバサッ
男「不死鳥!?」
眼鏡女「そうか! 同じ鳥である彼なら捕まえられるかも! しかも不死ですし!」
幼女「やるじゃん!」
不死鳥「キジバト、覚悟ォォォォォ!!!」バサバサバサッ
男「不死鳥!?」
眼鏡女「そうか! 同じ鳥である彼なら捕まえられるかも! しかも不死ですし!」
幼女「やるじゃん!」
不死鳥「キジバト、覚悟ォォォォォ!!!」バサバサバサッ
159: VIPがお送りします 2018/10/24(水) 22:45:09.083 ID:mA6K3wEx0
不死鳥「ダメだったよ……」ボロッ…
男「弱っ!」
眼鏡女「なんて根性無しなの!?」
幼女「そのまま死ね!」
不死鳥「死にませーん!」
男「弱っ!」
眼鏡女「なんて根性無しなの!?」
幼女「そのまま死ね!」
不死鳥「死にませーん!」
162: VIPがお送りします 2018/10/24(水) 22:49:17.159 ID:mA6K3wEx0
バサバサ…
男「いや、だけど……ちょっと疲れたのか、キジバトも地上に降りてきたぞ!」
眼鏡女「今なら捕まえられます!」
幼女「これであたしたち億万長者だね!」
不死鳥「俺の! 俺のおかげ! 俺のおかげだよな! お前ら俺を褒めろ! 褒め称えろ!」
幼女「うっさい死ね!」
不死鳥「死にませーん!」
男「俺のふるさとのために捕まってくれ! キジバトォォォ!」ダダダッ
ホーホホッホホー…
男「いや、だけど……ちょっと疲れたのか、キジバトも地上に降りてきたぞ!」
眼鏡女「今なら捕まえられます!」
幼女「これであたしたち億万長者だね!」
不死鳥「俺の! 俺のおかげ! 俺のおかげだよな! お前ら俺を褒めろ! 褒め称えろ!」
幼女「うっさい死ね!」
不死鳥「死にませーん!」
男「俺のふるさとのために捕まってくれ! キジバトォォォ!」ダダダッ
ホーホホッホホー…
165: VIPがお送りします 2018/10/24(水) 22:52:23.059 ID:mA6K3wEx0
男「こ、これは……!」
キジバト「ホーホホッホホー…ホーホホッホホー…」
ひな鳥「ピーピー…」
男「キジバトがひな鳥を育ててる……!」
眼鏡女「ここが巣だったんですね……」
不死鳥「俺との激闘のせいで、地上に降りたんじゃなかったのか……」
幼女「激闘ってほど戦ってないでしょ。瞬殺だったじゃん」
不死鳥「てへっ」
眼鏡女「どうします?」
男「……」
キジバト「ホーホホッホホー…ホーホホッホホー…」
ひな鳥「ピーピー…」
男「キジバトがひな鳥を育ててる……!」
眼鏡女「ここが巣だったんですね……」
不死鳥「俺との激闘のせいで、地上に降りたんじゃなかったのか……」
幼女「激闘ってほど戦ってないでしょ。瞬殺だったじゃん」
不死鳥「てへっ」
眼鏡女「どうします?」
男「……」
169: VIPがお送りします 2018/10/24(水) 22:55:32.591 ID:mA6K3wEx0
男「捕まえるのは……やめよう」
男「こんなに一生懸命子育てしてるキジバトを……捕まえる気にはなれないよ」
眼鏡女「ふふっ、私もです!」
幼女「あたしもー!」
不死鳥「お前ら……いい奴らじゃねえかよ……」ジーン…
キジバト「ホーホホッホホー…ホーホホッホホー…」
男「こんなに一生懸命子育てしてるキジバトを……捕まえる気にはなれないよ」
眼鏡女「ふふっ、私もです!」
幼女「あたしもー!」
不死鳥「お前ら……いい奴らじゃねえかよ……」ジーン…
キジバト「ホーホホッホホー…ホーホホッホホー…」
170: VIPがお送りします 2018/10/24(水) 22:58:18.236 ID:mA6K3wEx0
キジバト「ホーホホッホホー…」バサバサッ
パァァァァ…
男「な、なんだ!? キジバトが飛び立ったら――」
眼鏡女「不思議な光が……」
幼女「あたしたちを包んでいく!」
不死鳥「俺も! 俺も包んで!」
パァァァァァァ…
パァァァァ…
男「な、なんだ!? キジバトが飛び立ったら――」
眼鏡女「不思議な光が……」
幼女「あたしたちを包んでいく!」
不死鳥「俺も! 俺も包んで!」
パァァァァァァ…
174: VIPがお送りします 2018/10/24(水) 23:02:35.213 ID:mA6K3wEx0
プルルルル…
男「ん、電話だ……なんだろう」
男「え、俺が興してた事業が今頃になって大成功して、観光客がいっぱい来た!?」
眼鏡女「私にも電話が……出版社からだわ」
眼鏡女「え、この前持ち込んだ漫画、ちゃんと読んでみたら面白かったから連載決定!?」
幼女「あたしにも……」
幼女「えっ、パパとママの病気が奇跡的に治った!?」
男「よっしゃーっ!」
眼鏡女「嬉しい……!」
幼女「パパ……ママ……うぇぇぇぇぇん!」
男「ん、電話だ……なんだろう」
男「え、俺が興してた事業が今頃になって大成功して、観光客がいっぱい来た!?」
眼鏡女「私にも電話が……出版社からだわ」
眼鏡女「え、この前持ち込んだ漫画、ちゃんと読んでみたら面白かったから連載決定!?」
幼女「あたしにも……」
幼女「えっ、パパとママの病気が奇跡的に治った!?」
男「よっしゃーっ!」
眼鏡女「嬉しい……!」
幼女「パパ……ママ……うぇぇぇぇぇん!」
178: VIPがお送りします 2018/10/24(水) 23:05:46.452 ID:mA6K3wEx0
不死鳥「へっ、よかったなお前ら」
男「不死鳥……お前はなにか願い事がなかったのか?」
不死鳥「あるけど……俺のは叶いっこないからいいんだ」
幼女「なによ、いってみなよ!」
不死鳥「俺は……友達が欲しかったんだ。だけど俺は世界に一羽だし……友達なんてできるわけねえ」
男「……」
男「なにいってんだ……俺たちもう、友達だろ?」
不死鳥「えっ……」
男「不死鳥……お前はなにか願い事がなかったのか?」
不死鳥「あるけど……俺のは叶いっこないからいいんだ」
幼女「なによ、いってみなよ!」
不死鳥「俺は……友達が欲しかったんだ。だけど俺は世界に一羽だし……友達なんてできるわけねえ」
男「……」
男「なにいってんだ……俺たちもう、友達だろ?」
不死鳥「えっ……」
182: VIPがお送りします 2018/10/24(水) 23:08:45.462 ID:mA6K3wEx0
不死鳥「いいのか!? 俺なんかが友達でいいのか!?」
男「もちろん! 一緒にキジバト探した仲じゃないか!」
眼鏡女「これからよろしくお願いします」
幼女「ただし、あんまりうざかったら怒るからね」
不死鳥「分かってますって! ではさっそく不死鳥ギャグ百連発を……」
幼女「やっぱりうざい! 死ね!」
不死鳥「死にませーん!」
アハハハハ…
男「もちろん! 一緒にキジバト探した仲じゃないか!」
眼鏡女「これからよろしくお願いします」
幼女「ただし、あんまりうざかったら怒るからね」
不死鳥「分かってますって! ではさっそく不死鳥ギャグ百連発を……」
幼女「やっぱりうざい! 死ね!」
不死鳥「死にませーん!」
アハハハハ…
185: VIPがお送りします 2018/10/24(水) 23:12:30.569 ID:mA6K3wEx0
男「じゃあそろそろ帰るか!」
眼鏡女「そうだ! なにか食べて行きませんか?」
幼女「だったらあたし、フライドチキン食べたーい!」
不死鳥「おいお~い、俺が鳥ってこと忘れてない?」
アハハハハ… ワハハハハ…
キジバト「……」ニコッ
キジバト「ホーホホッホホー…ホーホホッホホー…」
おわり
眼鏡女「そうだ! なにか食べて行きませんか?」
幼女「だったらあたし、フライドチキン食べたーい!」
不死鳥「おいお~い、俺が鳥ってこと忘れてない?」
アハハハハ… ワハハハハ…
キジバト「……」ニコッ
キジバト「ホーホホッホホー…ホーホホッホホー…」
おわり
28: VIPがお送りします 2018/10/24(水) 21:46:09.108 ID:qvg8p+th0
ホーホーホッホー↑ホーホーホッホー↑ホーホー...
102: VIPがお送りします 2018/10/24(水) 22:12:25.482 ID:WLGjHa0Fa
鳴き声違くね?
ホ↑ホ↓ッホ→ ホー↑ホー↓
ホ↑ホ↓ッホ→ ホー↑ホー↓
(繰り返し)
やろ
ホ↑ホ↓ッホ→ ホー↑ホー↓
ホ↑ホ↓ッホ→ ホー↑ホー↓
(繰り返し)
やろ
112: VIPがお送りします 2018/10/24(水) 22:16:57.833 ID:H/iVXcehM
>>102
ホ↓ホ↑ッホ→
だろ
ホ↓ホ↑ッホ→
だろ
163: VIPがお送りします 2018/10/24(水) 22:49:39.321 ID:qvg8p+th0