勇者「うーん、強敵が増えてきたな」 闇の商人「そこの人……ドラゴンに対してとても効果があるドラゴンスレイヤーはいかがかな？」

勇者「ドラゴンスレイヤーだって？」

闇の商人「ドラゴン種に対して特効が付いた剣ですよ……他の種族にはあまり効き目がありませんがね……」

勇者「うーむ、まぁドラゴンは強敵だからな……よし、買った！」

闇の商人「ひひひ……まいどあり……」

勇者「よーし、これで怖いものなしだな――！？　モンスターか！」

大トンボが現れた！

勇者「虫系か、ドラゴンじゃなそうだな……まぁ特効がない時の威力を確かめておくか」

ドラゴンスレイヤー（……トンボ？　あぁ、ドラゴンフライか、じゃあドラゴンでいいや）

大トンボ「」ｻﾞｼｭｰ

勇者「おっ、他のモンスターには効果ないって言ってたのに結構強いじゃん！　これなら安心だわ」

おばけジャノヒゲがあらわれた！

ジャノヒゲ「わさわさ」

勇者「植物系か……でもさっきの虫であの威力だったしな、刃物だし問題ないだろ」

勇者「おらぁ！」ぶんっ

ドラゴンスレイヤー（ジャノヒゲ……あぁリュウノヒゲか……じゃあドラゴンでいいや……）

ジャノヒゲ「ぐぎゃー！」

勇者「おぉっ、強い強い！」

【魔の海】
勇者「海っていうと水龍とかだよなぁ……わっ！」

マリンケルピーが現れた！

勇者「えーっと……水精馬ケルピーの海版だな……効きそうにないけど……」

勇者「でりゃあっ！」

ドラゴンスレイヤー（んー……いや………つまりシーホースだな……それでシーホースはタツノオトシゴで……じゃあドラゴンか……）

マリンケルピー「ﾋﾋｰﾝ！」ｻﾞｼｭｰ

勇者「おっ、倒せるじゃん！　素の威力でこんなに強いならドラゴンが来ても安心だな！」

【荒れたスラム】
勇者（チンピラどもが多いな……人間相手には効かないと思うが……）

あらくれ「おい……」

勇者「ひっ、なんですか！」

あらくれ「お前よそ者だな……？　悪いがここいらは俺らの縄張りなんでな……」

勇者「じゃあ、どうするってんですか！」

あらくれ「どうするって……ケンカしかねえだろうが！」

あらくれヤクザが現れた！

勇者「くっ……やるしかない！」

ドラゴンスレイヤー（えっと……なんだっけ……そうだ、龍が如くだ）

あらくれ「ぐはぁっ！？　……つええ……あんたやるな……いいぜ……通してやる」

勇者「……僕、強いんだ！」

【龍帝都】
龍帝王「……貴様か、我が帝国の赤き軍勢、ドラコ=レギオンに楯突く愚か者は」

勇者「貴様に我が故郷を焼き払われた恨み……父と母の仇を今ここで打ち取る！」

龍帝王「我こそが天の龍神に選ばれた龍帝王ワイバニア・ドラクレア・ペンドラゴン三世であるぞ！」

龍帝王「見よ！　この鍛え上げた肉体美はまさしくドラゴンの鱗のごとし！」

龍帝王「我が王家の祖先はあの伝説の龍王であるぞ！　見よ！　この王家の龍の紋章を！」

龍帝王「所詮はただの下民の貴様ごときに傷つけられると思うな！　我が剣【龍の爪】で滅ぼしてやろう！」

勇者「うおおおおおおおおおおおおおおおおお！！！　僕は強いんだあああああああ！！！！」

ドラゴンスレイヤー（全部自称か……ダメだな……）

勇者「うわあああああああああああああああああああああああ」ザシュー

龍帝王「弱い！　所詮は人の子であったか……」

ゲ　ーム　　オ　ー　バ　ー

前回に比べるとネタが全然思いつかなかったわ