男の娘「なにやってんの？」男「ワンダースワン」

男の娘「いや知らんけど」

男「なに、ワンダースワンを知らんのか」

男の娘「しらん」

男「ワンダースワンは世界のワンダースワンだ、だれがなんと言おうと世界一のワンダースワンだ」

男の娘「いやだから知らんて」

男「ソニーユーザーの主婦界隈ではワンダースワンを世界8位だと言っているが」

男の娘「いや、言ってないでしょ」

男「ワンダースワンは宇宙のワンダースワンなんだ」

　　解説

男「セガサターンをする」　

男の娘「はぁ」

男「サクラ大戦をする」

男の娘「なんで道着なの？」

男「知らんのか」

男の娘「知らん」

男「せがた三四郎」

男の娘「は？」

男「せがたさんしろ」

男の娘「はぁ」

男「セガサターン、しろ」

男の娘「いえ、いいです」


解説

男の娘「うわ、またなんかやってる…」

男「……」ｶﾁｶﾁｶﾁｶﾁｶﾁｶﾁ

男の娘「何やってんだろ……あ、これは知ってる、ぷよぷよだ」

男「っ！！」ｶﾞﾀｯ

男の娘「うおっ！」

男「ぷよぷよ…たしかにそうだな、フッ」

男の娘「うわ、バカがいる」

男「だが！アルルをぷよぷよシュッ芯のキャラと思い込むなど愚の骨頂…いや、ぐーの骨頂であるッ！」

男の娘「は、はぁ…」

男「これをやる」ｺﾞﾄｯ

男の娘「な、なにこれ」

男「ゲームギア、と、魔導物語」

男の娘「し、知らん…」

解説

男「ゲハでやれ、というのは、一種の挑戦なのだろうか」

男の娘「いきなりなに、いまソシャゲのイベント忙しいんだけど」

男「据え置き式どころか携帯式ゲーム機すらソーシャルネットワークゲームに顧客を取られがちな今日この頃において、だ、ゲハという、一種の隠者のこもりし蔵に、足を踏み入れたもよいのか、という意味だ」

男の娘「いやー、いいんじゃないの？知らんけど」

男「いいや、良くない」

男の娘「結論でてるじゃん…」

男「では今日はこれをやる」

男の娘「なにこれ…」

男「アタリ7800だ」

解説

男「おい」ｽﾞｲｯ

男の娘「うわっ！な、なんだお前かよ…何だよ」

男「やるぞ」

男の娘「な、何を…？」

男「極限流空手」

男の娘「は？」

男「腕から出すぞ、気を」

男の娘「い、いや……知らんし……てか近い、ここカフェテラスだぞ」

男「……そうか」ｽｯ

男の娘「座った」

男「では今日はこれだ」

男の娘「今度はなに」

男「ネオジオ」

男の娘「ネオジオン？」

男「違う」

解説

どないや！

男「んがぁー…ぐごー…」

男の娘「はよざーす…うわ、寝てるし」

男の娘「またなんか変なゲームやってたな…」

男の娘「どれどれ…今日のゲーム機はっと、ドリーム……なにこれ…」

男の娘「……ちょっとやってみるか」ﾎﾟﾁｯ


男の娘「ん？なにこれ、水槽？」

男の娘「なにをどうすればいいんだ…ん？」

シーマン「ﾏｯﾃﾀｿﾞ」

男の娘「ひぃっ！！」ｶﾞﾀｶﾞﾀｯ


解説