魔女「できたわ! ゴーレム娘よ!」
1: SS速報VIPがお送りします 2016/04/16(土) 17:22:15.61 ID:1f2kX6Tt0
ゴーレム幼女「……」
魔女「……ちょっと小さすぎたかしらね」
2: SS速報VIPがお送りします 2016/04/16(土) 17:23:06.80 ID:1f2kX6Tt0
魔女「この大きさで役に立てばいいけど」
ゴーレム幼女「?」
魔女「まぁ、じゃ、とりあえずこの荷物を運んでくれる? けっこうな大荷物で重さもかなりだけど」
ヒョイッ
ゴーレム幼女「……」スタスタ
魔女「おぉ……いけるじゃない!」
魔女「んじゃあそれをあそこの棚に……」
ゴーレム幼女「……!」ピョン、ピョン
魔女「あ……あっちゃ、届かな」
ゴーレム幼女「……」ブオンッ
ガシャーン
魔女「投げるな!!」
3: SS速報VIPがお送りします 2016/04/16(土) 17:23:58.70 ID:1f2kX6Tt0
魔女「次はこのツボをこっちに」
ゴーレム幼女「……」ヒョイッ
ゴーレム幼女「……」ブオンッ
ガシャーン
魔女「だからなぜ投げる」
4: SS速報VIPがお送りします 2016/04/16(土) 17:24:26.50 ID:1f2kX6Tt0
魔女「なに、なんなのアンタ。今のは投げる必要なかったわよね? 普通に運べばいいだけよね?」
ゴーレム幼女「……」ヒョイッ
魔女「待てイスを持ち上げるな」ガシッ
ゴーレム幼女「……?」
魔女「投げるの楽しいの? 投げるの楽しくなっちゃったの?」
ゴーレム幼女「……」
魔女「……」
魔女「しゃべれないのか……」ガクッ
ゴーレム幼女「……」ブオンッ
ガシャーン
5: SS速報VIPがお送りします 2016/04/16(土) 17:25:41.07 ID:1f2kX6Tt0
魔女「はいじゃーちょーっとこの棒で」
ゴーレム幼女「?」
魔女「耳の穴しつれいするわねー」ズボォ
ゴーレム幼女「!?」ビクンッ
魔女「はい動かない動かない。えーとここを」
ゴーレム幼女「っ! ……っ!?」ビクッ、ビクッ
魔女「あーこうか。これかな」
ゴーレム幼女「あっ!? あがっあ! あっ!!」ガクッ、ガクガクッ
魔女「出た出た。これでいけるでしょ」スポッ
ゴーレム幼女「……」
魔女「ほらなんかしゃべってみて」
ゴーレム幼女「エロ人形にされるかと」
魔女「なんでよ」
6: SS速報VIPがお送りします 2016/04/16(土) 17:26:39.52 ID:1f2kX6Tt0
ゴーレム幼女「ボクを改造してえっち用にする気かと」
魔女「ボクっ娘だったかアンタ……そんなことないから安心なさい。アンタは今後のための試作品、かつ雑用係だから」
ゴーレム幼女「?」
魔女「まぁ、研究に使う材料を集めてもらったりとかよ」
ゴーレム幼女「なるほどです」
魔女「っていうかその前に、アンタなんで物を投げるのよ」
ゴーレム幼女「そこに物があったから」
魔女「……今後はやめなさい」
ゴーレム幼女「はーい」
魔女「…………大丈夫かしら」
ゴーレム幼女「大丈夫ですお任せを。まずはなんですか」
魔女「そうねぇ、じゃあ早速」
ゴーレム幼女「乳しぼりですか頑張ります」モミュモミュ
魔女「やめろ」ペシッ
7: SS速報VIPがお送りします 2016/04/16(土) 17:27:12.49 ID:1f2kX6Tt0
魔女「なんなのアンタ。ほんとなんなのアンタ」
ゴーレム幼女「なんなのでしょう」
魔女「いや私の作った土人形なんだけど」
ゴーレム幼女「ほー」
魔女「……いろいろミスったみたいね」
ゴーレム幼女「……」サッ
魔女「? なに額おさえてんの」
ゴーレム幼女「……」
魔女「……あぁ」
魔女「別に壊したりしないわよ。もったいない」
ゴーレム幼女「……ほんとですか」
魔女「ほんとよ」
ゴーレム幼女「よかったです」ギュッ
魔女「もう……中身も子供みた」
モミュモミュ
ゴーレム幼女「……」モミュモミュ
魔女「やめろ」ペシッ
8: SS速報VIPがお送りします 2016/04/16(土) 17:27:46.61 ID:1f2kX6Tt0
魔女「まずはアンタが投げて壊した物を片付けなさい」
ゴーレム幼女「はい」
ゴーレム幼女「……」
ゴーレム幼女「……」ヒョイパク
ゴーレム幼女「……」モグモグ
魔女「アンタなに食べてんの」
魔女「これツボの破片じゃない! やめなさいこら!」
ゴーレム幼女「おなかすいたので」モグモグ
魔女「ご飯つくったげるから、それはペッしなさい!」
ゴーレム幼女「……」ヒョイパク
魔女「あああさらに破片を!」
ゴーレム幼女「……」ヒョイパクヒョイパク
魔女「…………おいしいの?」
ゴーレム幼女「まぁまぁ」
魔女「……そう」
9: SS速報VIPがお送りします 2016/04/16(土) 17:28:30.00 ID:1f2kX6Tt0
魔女「結局ぜんぶ食べて……」
ゴーレム幼女「……」サッサッ
魔女「イスは普通に片付けるのね」
ゴーレム幼女「終わりました」
魔女「あぁ、うん。それじゃあ、材料集めね」
ゴーレム幼女「はい」ゲプゥ
魔女「せめて口をおさえて。……とりあえずは蛇とってきて。一匹でいいから」
ゴーレム幼女「らじゃー」
10: SS速報VIPがお送りします 2016/04/16(土) 17:29:00.00 ID:1f2kX6Tt0
ゴーレム幼女「ただいまです」
魔女「おかえりなさい。はやかっ」
ゴーレム幼女「……」ニュルニュルニュルニュル
魔女「なんかそれ必要以上にヌルッヌルしてるけど」
ゴーレム幼女「はい」ニュルニュルニュルニュルニュルニュル
魔女「なんかそれ黒いし水もしたたって」
ゴーレム幼女「はい」ポイッ
魔女「ちょ」
魔女「ああああああこれうなぎぃいいいいいい」ニュルニュルニュルニュルニュルニュルニュルニュル
11: SS速報VIPがお送りします 2016/04/16(土) 17:29:31.74 ID:1f2kX6Tt0
魔女「ああああとってとって服の中にぃいい」ニュルニュルニュルニュル
ゴーレム幼女「あはは」
魔女「いやあははじゃないから!! あああああ!!」ニュルニュルニュルニュルニュルニュル
ゴーレム幼女「おお」
魔女「いやぁああ!! きもちわるいぃい! とって!! とってよぉお!!」ニュルンニュルン
ゴーレム幼女「えいや」ニュポン
魔女「あぅんっ! ……ふぅ」
魔女「なに考えてんのアンタ」
ゴーレム幼女「さぁ」ニュルニュルニュルニュル
12: SS速報VIPがお送りします 2016/04/16(土) 17:29:57.41 ID:1f2kX6Tt0
ゴーレム幼女「うなぎは蒲焼にしてスタッフがおいしくいただきました」
魔女「スタッフてなによ。もう蛇はいーから次、蜘蛛ね。できるだけでかい蜘蛛」
ゴーレム幼女「しょうち」
13: SS速報VIPがお送りします 2016/04/16(土) 17:30:33.22 ID:1f2kX6Tt0
ゴーレム幼女「ただいまです」
魔女「おかえ……それ」
ゴーレム幼女「……」パクッ
魔女「……わたがしよね」
ゴーレム幼女「……」モキュモキュ
魔女「食べるな!!」
魔女「なに? どこでお祭りやってたの? つーかお金ないでしょアンタ」
ゴーレム幼女「じっと見てたらくれました」
魔女「あぁ……孤児かなんかと思われたわね。身なりもしょぼいし」
ゴーレム幼女「おいしいです」パクッ
魔女「……蜘蛛じゃないし雲でもないからね、それ」
ゴーレム幼女「なんと」
魔女「知ってたでしょ」
14: SS速報VIPがお送りします 2016/04/16(土) 17:31:31.62 ID:1f2kX6Tt0
ゴーレム幼女「お次は」
魔女「私もお腹すいてきたわ。もう研究材料はいいから、晩御飯にうさぎを」
ゴーレム幼女「いえすまむ」
ゴーレム幼女「はい」ポイッ
魔女「これうなぎぃいいいいいいいいい」ニュルニュルニュルニュル
ゴーレム幼女「二匹目も蒲焼です」
魔女「けっこうおいしいわね」モグモグ
15: SS速報VIPがお送りします 2016/04/16(土) 17:32:06.66 ID:1f2kX6Tt0
魔女「……ん? ていうかアンタさ」
ゴーレム少女「?」
魔女「……でかくなってない?」
ゴーレム少女「……」ペタペタ
ゴーレム少女「いえまったく」
魔女「胸じゃなくて」
魔女「背が伸びたでしょ」
ゴーレム少女「……成長しました」
魔女「早すぎない?」
ゴーレム少女「……成長期?」
魔女「知らんわよ」
16: SS速報VIPがお送りします 2016/04/16(土) 17:32:35.38 ID:1f2kX6Tt0
……
魔女「今日は採掘を手伝ってもらうわよ」
ゴーレム少女「さいくつ」
魔女「ここを掘っていくの。はいツルハシ」
ゴーレム少女「つるはし……」
魔女「貴金属類の原石もね、いろいろ必要なわけ」
ゴーレム少女「……」ガッガッ
魔女「そうそう。堀った土や石は外に」
ゴーレム少女「……」ヒョイパク
魔女「食べるな!!」
18: SS速報VIPがお送りします 2016/04/16(土) 17:33:02.58 ID:1f2kX6Tt0
……
魔女「さて今日は」
ゴーレム少女「川から水汲んできました」ゴトン
魔女「あぁ、ありが」
ニュルニュルニュルニュル
魔女「」
魔女「誰が水タルにうなぎ汲んで来いっつった」
ゴーレム少女「今夜も蒲焼です」
19: SS速報VIPがお送りします 2016/04/16(土) 17:34:34.40 ID:1f2kX6Tt0
……
魔女「今日は買い出し行くわよ」
ゴーレム少女「?」
魔女「町に行くの。アンタは荷物持ち」
ゴーレム少女「あい」
……
ワイワイガヤガヤ
ゴーレム少女「……」キョロキョロ
魔女「なにしてんのアンタ」
ゴーレム少女「ヒトが、いっぱい」
魔女「いやアンタわたがし貰ってきたことあったでしょ」
ゴーレム少女「てへ」
魔女「……まぁでも」
魔女「手、繋いどきましょ」ギュ
ゴーレム少女「!」
魔女「迷子にならないようにね」
ゴーレム少女「……うへへへ」
20: SS速報VIPがお送りします 2016/04/16(土) 17:35:22.40 ID:1f2kX6Tt0
魔女「これとこれと」
ゴーレム少女「……」ジー
魔女「ん? アンタなに見て……なに? 服屋?」
ゴーレム少女「はい」
魔女「まぁ買ってもいいけど。今後、アンタだけにおつかい頼むかもだし」
ゴーレム少女「これ」
魔女「いや、これはアンタには大きいでしょ。白くて綺麗なドレスだけど」
ゴーレム少女「……」ジー
魔女「あーはいはい分かったわよ。買ったげるからもっと大っきくなったら着なさい」
魔女「でもとりあえずは、今着れる服をね」パサッ
ゴーレム少女「はい」
21: SS速報VIPがお送りします 2016/04/16(土) 17:35:59.91 ID:1f2kX6Tt0
魔女「長いわね……まだ悩んでるのかしら」
町人1「なぁ、聞いたか」
町人2「あぁ、また……食われたらしいな。化物に」
魔女「……!」
町人1「しかも、なんでもその化物、ヒトの姿に化けるらしい」
町人2「おーこわ」
町人1「それも美しい女の姿にな」
町人2「マジで!? いやーそれなら一目見て」
町人1「ばっかお前……食われるんだぞ」
町人2「美女に食われるんなら……」
町人1「お前…………」
町人2「……どうせ生きてても美女となんてさ」
町人1「しっかりしろ。美女でも化物だぞ、化物!」
魔女「……早くなさい。帰るわよ」
ゴーレム少女「え? まだ」
魔女「いいから! 早く」ギュッ
ゴーレム少女「ぁう」
タッタッタッタ……
22: SS速報VIPがお送りします 2016/04/16(土) 17:36:29.90 ID:1f2kX6Tt0
……
魔女「その荷物はこっちに」
ゴーレム少女「はい」スタスタ
ゴトン
魔女(さすがに投げなくなったわね)
ゴーレム少女「……」クルクル
魔女(謎の回転動作は挟むようになったけど)
魔女「スカートがひらひらするのが面白いのかしら」
ゴーレム少女「……」クルクルクル
魔女「そんな勢いよく回ってるとパンツ見えるわよ。止まって次の荷物を」
ゴーレム少女「……?」ピラッ
魔女「めくるなめくるな」
ゴーレム少女「……」ピラッ
魔女「私のもめくるな」
23: SS速報VIPがお送りします 2016/04/16(土) 17:36:56.38 ID:1f2kX6Tt0
ゴーレム少女「すごい。すごいパンツ」
魔女「まじまじ見るな。いーから荷物運べ」
ゴーレム少女「……」パクッ
魔女「ひゃっ!?」
ゴーレム少女「……」モグモグ
魔女「こら! パンツ食べるな!! はいたままのパンツ食べるな!!」
24: SS速報VIPがお送りします 2016/04/16(土) 17:38:20.97 ID:1f2kX6Tt0
……
魔女「はぁ……洞窟って、じめじめしてて嫌なんだけど」
魔女「……いるんでしょ。出てきなさい」
蜘蛛女「……なにか用?」
魔女「…………あなた、また人を」
蜘蛛女「ふふふっ……なにかいけないの?」
魔女「……」
蜘蛛女「ニンゲンなんて、私たちの餌でしかないわ。ただ食われるためにいる存在。愚かで……弱くて……醜い……」
魔女「どうしてそんなに人を」
蜘蛛女「あんたまさか、ヒトと馴れ合えるとでも思ってる?」
魔女「それは……」
蜘蛛女「あんただって散々迫害されてきて、それでこんな山奥にいるんでしょう? ……無理なの。彼らと私たちは、決定的に違いすぎる」
魔女「共存している者もいる」
蜘蛛女「……最近、蛇の娘も匿ったでしょう」
魔女「……!」
蜘蛛女「匂いで分かるわ。……その娘だって、ヒトと馴染めなかったから匿った。違う?」
魔女「……」
蜘蛛女「…………流れ者だった私を、ここに匿ってくれたことには感謝するけどね、……私の行動に口出しは、しないで」
魔女「…………分かった。けれど、ここがバレるようなことは」
蜘蛛女「うまくやるわ。言われなくても」
魔女「……それじゃ」
蜘蛛女「……ニンゲンなんかと関わると、ロクなことがない。ただ捕食者でいればいいの。私達は」
魔女「……」
25: SS速報VIPがお送りします 2016/04/16(土) 17:39:05.00 ID:1f2kX6Tt0
……
ゴーレム大女「おはようです」
魔女「はいおは……」
ゴーレム大女「……」
魔女「……」
魔女「でかくない?」
ゴーレム大女「…………成長期」
魔女「じゃ、ないでしょ」
魔女「あーあ着てた服がやぶけて」
ゴーレム大女「……」シュン
魔女「……今なら買ったドレス、着れるんじゃない?」
ゴーレム大女「……」フルフル
魔女「なんでよ」
ゴーレム大女「……また、おっきくなったら……やぶいちゃう、から」
魔女「……」
26: SS速報VIPがお送りします 2016/04/16(土) 17:39:50.03 ID:1f2kX6Tt0
……
魔女「それはこっちに。それから」
ゴーレム大女「……」スタスタ
ガンッ
ゴーレム大女「っ……」
魔女「なに頭ぶつけてんの」
ゴーレム大女「……うぅ」
魔女「ほら屈んで。……よしよし、アンタもうドアよりおっきいんだから、気をつけなさいよ」ナデナデ
ゴーレム大女「…………はい」
魔女「…………痛いの痛いのー、飛んでけ!」
ゴーレム大女「? …………あっ。ほんとに、いたくないです」
魔女「ふふ、魔女だからね」
ゴーレム大女「すごい。すごい」
魔女「はいはい」
ゴーレム大女「もっかい」
魔女「え?」
ゴーレム大女「っ……」ガンッ
魔女「やめなさい」
27: SS速報VIPがお送りします 2016/04/16(土) 17:40:32.51 ID:1f2kX6Tt0
……
魔女「なーんででかくなってんのかしらね……代謝、稼動効率……うーん」
ゴーレム大女「……」
魔女「もっと研究が必要ね……」
ゴーレム大女「……」
魔女「材料集め、行くわよ」
ゴーレム大女「! はいっ」
28: SS速報VIPがお送りします 2016/04/16(土) 17:41:08.80 ID:1f2kX6Tt0
……
魔女「あれからまたしばらくたったけど……」
ゴーレム巨大女「……」ゴゴゴゴゴ
魔女「う、うーん……これは……」
ゴーレム巨大女「……」
魔女「……もう家に入れないわね」
ゴーレム巨大女「……」サッ
魔女「? なに額かくして…………」
魔女「だから……壊したりしないってば」
ゴーレム巨大女「……」
魔女「大丈夫よ。大丈夫」ナデナデ
ゴーレム巨大女「……そこはヒザ」
魔女「というか見上げるとパンツ丸見えね。そっちをこそ隠しなさいよ」
ゴーレム巨大女「……」ピラッ
魔女「めくるなめくるな」
ゴーレム巨大女「……」
魔女「まぁ、このままじゃまずいのも確かね……」
29: SS速報VIPがお送りします 2016/04/16(土) 17:41:50.72 ID:1f2kX6Tt0
……
魔女「とりあえず、周囲の土や岩を、服のように纏うことはできるようにしてみたけど」
ゴーレム巨大女「……」
魔女「動きづらいとか、ある?」
ゴーレム巨大女「問題ないです」クルクル
魔女「そう。……なら、私はしばらく、ここを離れるわ」
ゴーレム巨大女「え……?」
魔女「留守番、お願いできる?」
ゴーレム巨大女「……」
魔女「必ず、迎えに来るから」
ゴーレム巨大女「……やくそく」
魔女「えぇ、約束よ。……私の研究が進めば、あなたのことも、きっとなんとかなるから」
ゴーレム巨大女「……はい」
魔女「また、二人で町に出かけたり……町で暮らしたりも、きっと」
ゴーレム巨大女「はいっ」
魔女「待っててね……絶対、帰ってくるから。ここに」
ゴーレム巨大女「待ってます。ずっと待ってますから。ここで」
ゴーレム巨大女「ずっと、ずっと」
ゴーレム巨大女「ここを守って、待っていますから」
ゴーレム巨大女「あなたの帰りを」
ゴーレム巨大女「信じていますから」
けもののひと、人形娘、完。
31: SS速報VIPがお送りします 2016/04/16(土) 17:44:18.71 ID:1f2kX6Tt0
32: SS速報VIPがお送りします 2016/04/16(土) 17:50:19.04 ID:1f2kX6Tt0
以前に言った通り、SSはSSのシリーズのみでも完結するように繋げるつもりですので、
小説の方は気にせず次を待って頂ければ、と思います。