【かぐや様SS】藤原「チョコレートどうぞ♪」白銀「ほう」
【かぐや様は告らせたい】藤原「チョコレートどうぞ♪」白銀「ほう」
1: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/16(金) 19:13:09.99 ID:pbTzMClr0
藤原「お父様がバレンタインでチョコを沢山貰っちゃって、学校のみんなで食べなさいって一つくれたんです」
藤原「なので、さっそくみんなで食べましょう♪」
白銀「ほう、チョコレートか。ちょうど糖分が欲しいと思っていた所だ。頂くとしようか」
かぐや「私は紅茶を入れますね」
白銀「ああ、ありがとう」
藤原「ふんふんふ~ん♪」
藤原「なので、さっそくみんなで食べましょう♪」
白銀「ほう、チョコレートか。ちょうど糖分が欲しいと思っていた所だ。頂くとしようか」
かぐや「私は紅茶を入れますね」
白銀「ああ、ありがとう」
藤原「ふんふんふ~ん♪」
2: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/16(金) 19:14:04.22 ID:pbTzMClr0
* * *
藤原「ぐーぐー」Zzzzzz
白銀「ぐっ」
白銀(頭がぼーっとする。藤原も顔を赤くして寝ているし……。まさかこのチョコ!)
バッ
白銀(やはり! 箱の原材料の部分にアルコール0.5%と書いてあるぞ)
白銀(しかも「車の運転をする場合は注意してください」と注意書きまで!)
白銀(アルコール0.5%が多いのか少ないのか、いまいち意味がわからないがこれはやばい!)
藤原「ぐーぐー」Zzzzzz
白銀「ぐっ」
白銀(頭がぼーっとする。藤原も顔を赤くして寝ているし……。まさかこのチョコ!)
バッ
白銀(やはり! 箱の原材料の部分にアルコール0.5%と書いてあるぞ)
白銀(しかも「車の運転をする場合は注意してください」と注意書きまで!)
白銀(アルコール0.5%が多いのか少ないのか、いまいち意味がわからないがこれはやばい!)
3: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/16(金) 19:15:55.43 ID:pbTzMClr0
白銀「四宮! このチョコにはアルコールが入っているぞ!」
かぐや「?」ボー
白銀(四宮が上の空になっているだと!? ぐぅっ! 遅かったか!)
かぐや「かいちょー。どうしたの?」
白銀「あっ、いや……」
かぐや「?」
白銀(なっ! 今の四宮はまるで風邪をひいたときの四宮みたいだ)
かぐや「……」ボー
白銀(ぼーっとしている四宮も可愛い……じゃなくて、どうにかしなければ!)
白銀(今の四宮を放置していると飛んでもない事が起きる! 絶対に!)
白銀(どうする? ハーサカさんを呼ぶにしても……たまに手伝うバイト程度って言ってたし……)
白銀(くっ。俺はどうすれば!)
かぐや(ふふふふふ。困ってますね、会長。……私の可愛さにメロメロのようですね!)
かぐや「?」ボー
白銀(四宮が上の空になっているだと!? ぐぅっ! 遅かったか!)
かぐや「かいちょー。どうしたの?」
白銀「あっ、いや……」
かぐや「?」
白銀(なっ! 今の四宮はまるで風邪をひいたときの四宮みたいだ)
かぐや「……」ボー
白銀(ぼーっとしている四宮も可愛い……じゃなくて、どうにかしなければ!)
白銀(今の四宮を放置していると飛んでもない事が起きる! 絶対に!)
白銀(どうする? ハーサカさんを呼ぶにしても……たまに手伝うバイト程度って言ってたし……)
白銀(くっ。俺はどうすれば!)
かぐや(ふふふふふ。困ってますね、会長。……私の可愛さにメロメロのようですね!)
4: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/16(金) 19:19:37.73 ID:pbTzMClr0
そうかぐやは最初から酔ってなどいなかった----!
それどころか今回のチョコレートを藤原父に渡したのは、かぐやの使用人の一人。
四宮家からのチョコ(挨拶)という事で、藤原父に「よかったら娘さんと一緒にどうぞ」と言って渡したのだ。
チョコを貰った藤原なら高確率で生徒会に持ってくると読んでおり、
アルコールに極端に弱い藤原だと知っているかぐやだからこそ出来た作戦である!
かぐや(早坂から聞きました。風邪をひいた時の私に会長がメロメロだった事を)
かぐや(それで早坂から徹底指導の下、いつでも風邪をひいた時の私を演じる事ができるのです!)
ギャップ萌え。
一見クールなのに甘えん坊など、普段とは違う意外な言動にグッと来る男性は多い。
例えると、不良の女が雨の日に捨て犬に牛乳をあげているようなやつである。
かぐや(きっと会長は私のギャップでメロメロになることでしょう……ふふっふふふふふ)
かぐや(そして----)
それどころか今回のチョコレートを藤原父に渡したのは、かぐやの使用人の一人。
四宮家からのチョコ(挨拶)という事で、藤原父に「よかったら娘さんと一緒にどうぞ」と言って渡したのだ。
チョコを貰った藤原なら高確率で生徒会に持ってくると読んでおり、
アルコールに極端に弱い藤原だと知っているかぐやだからこそ出来た作戦である!
かぐや(早坂から聞きました。風邪をひいた時の私に会長がメロメロだった事を)
かぐや(それで早坂から徹底指導の下、いつでも風邪をひいた時の私を演じる事ができるのです!)
ギャップ萌え。
一見クールなのに甘えん坊など、普段とは違う意外な言動にグッと来る男性は多い。
例えると、不良の女が雨の日に捨て犬に牛乳をあげているようなやつである。
かぐや(きっと会長は私のギャップでメロメロになることでしょう……ふふっふふふふふ)
かぐや(そして----)
5: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/16(金) 19:26:40.94 ID:pbTzMClr0
■妄想中-------
かぐや「ねえ、かいちょうはわたしのこと、すき?」
白銀「え? あっ……俺は……その……」
かぐや「ぐすっ……かいちょーはわたしのこときらいなんだー……うわぁーん」
白銀「ち、違う。好きだ! 四宮の事、好きだから。ほら泣くな」
かぐや「ふふっ。言質取りましたよ。会長」
白銀「なっ!! 謀ったな四宮!」
白銀「……まぁ、四宮のお陰で俺も素直になれた。ありがとう。かぐや」
かぐや「か、会長//」
白銀「これからは会長じゃなくて、御行って呼んでくれ」
かぐや「御行くん//」
■妄想終了------
かぐや(見えました!!!! 見えましたよ! 会長!!!! 私達の将来が!!!)
かぐや(さあ、行きましょう! 私達の未来のために!!)
白銀「そ、そうだ。まずは藤原を起こして」
かぐや(って、ダメーーーーっ!!!!! それ一番ダメなやつでしょう!!)
かぐや「ねえ、かいちょうはわたしのこと、すき?」
白銀「え? あっ……俺は……その……」
かぐや「ぐすっ……かいちょーはわたしのこときらいなんだー……うわぁーん」
白銀「ち、違う。好きだ! 四宮の事、好きだから。ほら泣くな」
かぐや「ふふっ。言質取りましたよ。会長」
白銀「なっ!! 謀ったな四宮!」
白銀「……まぁ、四宮のお陰で俺も素直になれた。ありがとう。かぐや」
かぐや「か、会長//」
白銀「これからは会長じゃなくて、御行って呼んでくれ」
かぐや「御行くん//」
■妄想終了------
かぐや(見えました!!!! 見えましたよ! 会長!!!! 私達の将来が!!!)
かぐや(さあ、行きましょう! 私達の未来のために!!)
白銀「そ、そうだ。まずは藤原を起こして」
かぐや(って、ダメーーーーっ!!!!! それ一番ダメなやつでしょう!!)
6: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/16(金) 19:27:45.68 ID:pbTzMClr0
白銀「おーい、藤原……って、四宮? 袖を引っ張ってどうかしたのか?」
かぐや「かいちょう。ぎゅってして」
白銀「へ?」
かぐや(あーーーーーーーーっ//)
かぐや(し、しまった! 焦って順番を間違えました!!!)
かぐや(ま、まずはトランプでもして遊んで、そして私が負けて拗ねる)
かぐや(拗ねた私をあやす会長に『ぎゅってだきしめて』っていうつもりだったのに!!!)
かぐや(う、うぅ……。会長は……)チラッ
白銀「くっ//」
かぐや(会長。顔真っ赤ですよーーーーー//)
かぐや(ああああああああああああああ//)
かぐや(会長が顔真っ赤。顔真っ赤!)
かぐや(……)
かぐや(なるほど!)
かぐや(会長ったら、私を抱きしめるのがすっごく嬉しいんですね!)バーン
かぐや(まったく……仕方ありませんね。会長がしたいんだったら抱きしめてもいいんですよ?)テレテレ
かぐや「かいちょう。ぎゅってして」
白銀「へ?」
かぐや(あーーーーーーーーっ//)
かぐや(し、しまった! 焦って順番を間違えました!!!)
かぐや(ま、まずはトランプでもして遊んで、そして私が負けて拗ねる)
かぐや(拗ねた私をあやす会長に『ぎゅってだきしめて』っていうつもりだったのに!!!)
かぐや(う、うぅ……。会長は……)チラッ
白銀「くっ//」
かぐや(会長。顔真っ赤ですよーーーーー//)
かぐや(ああああああああああああああ//)
かぐや(会長が顔真っ赤。顔真っ赤!)
かぐや(……)
かぐや(なるほど!)
かぐや(会長ったら、私を抱きしめるのがすっごく嬉しいんですね!)バーン
かぐや(まったく……仕方ありませんね。会長がしたいんだったら抱きしめてもいいんですよ?)テレテレ
7: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/16(金) 19:29:09.86 ID:pbTzMClr0
白銀「ぐっ」
かぐや「かいちょう。ぎゅっとしてくれないの?」
白銀(や、やばい。酔っぱらって顔を真っ赤にした四宮がにじり寄ってくる……)
白銀(正直、抱きしめてやりたい! もう力いっぱいに抱きしめて撫でてやりたい!)
白銀(だ、だが------!)
グッ
かぐや(会長が肩に手を!? こ、これは今から抱きしめて……)
白銀「すまない! 俺は抱きしめたりできない!」
かぐや「…………へ?」
白銀「よく聞いてくれ。今のお前は酔っぱらってて正常な判断ができていない。しかも正常になったら記憶も失う」
白銀「そんなお前を抱きしめるなんて----それは卑怯だ!」
白銀「俺は……お前とそんな状況に流されるような関係になりたくない!」
ギュウウ
かぐや(肩をつかんでいる会長の手に力が……あぅぅ//)
白銀「だからわかってくれ。俺がお前を抱きしめる時は」
かぐや「かいちょう。ぎゅっとしてくれないの?」
白銀(や、やばい。酔っぱらって顔を真っ赤にした四宮がにじり寄ってくる……)
白銀(正直、抱きしめてやりたい! もう力いっぱいに抱きしめて撫でてやりたい!)
白銀(だ、だが------!)
グッ
かぐや(会長が肩に手を!? こ、これは今から抱きしめて……)
白銀「すまない! 俺は抱きしめたりできない!」
かぐや「…………へ?」
白銀「よく聞いてくれ。今のお前は酔っぱらってて正常な判断ができていない。しかも正常になったら記憶も失う」
白銀「そんなお前を抱きしめるなんて----それは卑怯だ!」
白銀「俺は……お前とそんな状況に流されるような関係になりたくない!」
ギュウウ
かぐや(肩をつかんでいる会長の手に力が……あぅぅ//)
白銀「だからわかってくれ。俺がお前を抱きしめる時は」
8: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/16(金) 19:30:20.91 ID:pbTzMClr0
白銀「そういう関係になってから----」
かぐや「ふぇっ//」
ガチャッ
伊井野「こんにちは」
白銀「抱きしめてやるから!」
伊井野「へ?」
かぐや「ふぇっ//」
ガチャッ
伊井野「こんにちは」
白銀「抱きしめてやるから!」
伊井野「へ?」
9: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/16(金) 19:32:48.18 ID:pbTzMClr0
白銀「あっ」
かぐや「え?」
伊井野「はぁ……もう慣れましたけど、また何かの勘違いですよね?」
白銀「も、もちろんだ!」
伊井野「……」
伊井野(って、あれーーーーーーー?)
藤原「ぐーぐー」Zzzzz
伊井野(藤原先輩が寝てる→邪魔だから睡眠薬で眠らされた)
白銀「ふ、ふぅ……」
伊井野(会長が四宮先輩の肩を握ってる→今から抱きしめようとしていた)
かぐや「……」
伊井野(四宮先輩が顔真っ赤!→抱きしめるくらいで顔真っ赤になるはずないから、もっと先まで行為が行われる予定だった)
白銀「なんにせよ。誤解されなくてよかった」
伊井野「せ、生徒会室で……というか学校で……ふ、不潔……」ガタガタ
白銀「って、誤解されてたーーー!! 言っておくが勘違いだからな!!」
かぐや「え?」
伊井野「はぁ……もう慣れましたけど、また何かの勘違いですよね?」
白銀「も、もちろんだ!」
伊井野「……」
伊井野(って、あれーーーーーーー?)
藤原「ぐーぐー」Zzzzz
伊井野(藤原先輩が寝てる→邪魔だから睡眠薬で眠らされた)
白銀「ふ、ふぅ……」
伊井野(会長が四宮先輩の肩を握ってる→今から抱きしめようとしていた)
かぐや「……」
伊井野(四宮先輩が顔真っ赤!→抱きしめるくらいで顔真っ赤になるはずないから、もっと先まで行為が行われる予定だった)
白銀「なんにせよ。誤解されなくてよかった」
伊井野「せ、生徒会室で……というか学校で……ふ、不潔……」ガタガタ
白銀「って、誤解されてたーーー!! 言っておくが勘違いだからな!!」
10: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/16(金) 19:34:29.25 ID:pbTzMClr0
伊井野「で、でも……」
かぐや「その通りです。違います。これは勘違いです」
白銀・伊井野「え?」
かぐや「藤原さんが持ってきたチョコにアルコールが入っていたんです」
かぐや「ほら、箱にも書いてあるでしょう?」
伊井野「た、確かに」
かぐや「それを食べた藤原さんが眠って、私も少し酔いが回ってしまいまして、会長が父親に見えたんです」
かぐや「それで父に……会長に抱きしめて貰おうと、私が駆け寄ったのですが、誠実な会長に断られてしまって」
かぐや(父に抱きしめてもらうとか、こんな嘘つきたくもないのですが……ここは会長の為)
伊井野「で、でも、さっき『抱きしめてやるから』って会長が」
かぐや「あら? 会長は『父に抱きしめるように言ってやるから』って言ったのですよ? 聞き間違えたのでは?」
伊井野「え? あ、あれ? た、確かにそう言われると……」
かぐや「その通りです。違います。これは勘違いです」
白銀・伊井野「え?」
かぐや「藤原さんが持ってきたチョコにアルコールが入っていたんです」
かぐや「ほら、箱にも書いてあるでしょう?」
伊井野「た、確かに」
かぐや「それを食べた藤原さんが眠って、私も少し酔いが回ってしまいまして、会長が父親に見えたんです」
かぐや「それで父に……会長に抱きしめて貰おうと、私が駆け寄ったのですが、誠実な会長に断られてしまって」
かぐや(父に抱きしめてもらうとか、こんな嘘つきたくもないのですが……ここは会長の為)
伊井野「で、でも、さっき『抱きしめてやるから』って会長が」
かぐや「あら? 会長は『父に抱きしめるように言ってやるから』って言ったのですよ? 聞き間違えたのでは?」
伊井野「え? あ、あれ? た、確かにそう言われると……」
11: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/16(金) 19:35:20.41 ID:pbTzMClr0
かぐや「逆に私は聞きたいのですが、伊井野さんはどんな事をすると勘違いしたのでしょうか?」ゴゴゴゴゴ
伊井野「え? あっ、いや、私は……す、すみません!」
かぐや「すぐに誤解するのはあなたの悪い癖よ。家に帰ってゆっくり考えた方がよろしいのではなくて?」
伊井野「は、はい。帰ります。お疲れさまでした」
かぐや「ええ、お疲れさまでした」
白銀「お、おい。いつから酔いが冷めて……?」ガタガタ
かぐや「そうそう『そういう関係になってから』でしたっけ?」
白銀「そ、それは……」
かぐや「ふふっ。楽しみに待ってますね」ニコッ
白銀「へ?」
かぐや「~♪」
本日の勝敗
四宮の敗北
敗因・『そういう関係になってから』を、
もっとツッコめば会長が告白してきた可能性がある事に気付いたのが3日後だったから
早坂「はぁ……」
かぐや「その時は嬉しくて嬉しくて仕方なかったの!」
終わり
伊井野「え? あっ、いや、私は……す、すみません!」
かぐや「すぐに誤解するのはあなたの悪い癖よ。家に帰ってゆっくり考えた方がよろしいのではなくて?」
伊井野「は、はい。帰ります。お疲れさまでした」
かぐや「ええ、お疲れさまでした」
白銀「お、おい。いつから酔いが冷めて……?」ガタガタ
かぐや「そうそう『そういう関係になってから』でしたっけ?」
白銀「そ、それは……」
かぐや「ふふっ。楽しみに待ってますね」ニコッ
白銀「へ?」
かぐや「~♪」
本日の勝敗
四宮の敗北
敗因・『そういう関係になってから』を、
もっとツッコめば会長が告白してきた可能性がある事に気付いたのが3日後だったから
早坂「はぁ……」
かぐや「その時は嬉しくて嬉しくて仕方なかったの!」
終わり
12: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/16(金) 19:35:51.55 ID:pbTzMClr0
これにて終わりになります。
読んでくれてありがとうございました!
また機会があればよろしくお願いします
読んでくれてありがとうございました!
また機会があればよろしくお願いします