俺「ふぅ・・・すっきりした」 ウンコ「待て!!!!!!!!!!!」

2019年07月21日
俺「ふぅ・・・すっきりした」 ウンコ「待て!!!!!!!!!!!」

1: VIPがお送りします 2016/06/04(土) 19:47:24.646 ID:pWjnewZF0.net
俺「・・・ッ!?」

ウンコ「ちょっと・・・待ってくださいよォ」

俺「ウンコ・・・ しゃべれたのかァ・・・!」

ウンコ「そんなことどうでもいいじゃないスか・・・!」

俺「なにィ?」

ウンコ「流すんスか?」

俺「は?」

ウンコ「この俺を流すのか聞いてるんスよ!!!!!」

7: VIPがお送りします 2016/06/04(土) 19:50:05.483 ID:pWjnewZF0.net
俺「は? 流すに決まってんだろ糞やろう」

ウンコ「そうやって生きて行くつもりッスか・・・」

俺「は?」

ウンコ「アンタは・・・! 人の痛みがわからないんだ!!!」

俺「いやお前ウンコじゃん」

ウンコ「自分には聞こえるんスよ・・・!流されていくウンコの痛みが・・・!! 叫び声が・・・!!!」

俺「いやお前ウンコじゃん」

ウンコ「彼らは激流に飲まれて体がバラバラになる・・・!! そして下水へながれていくんスよ!!」

俺「いやお前ウンコじゃん」

ウンコ「アンタにはその痛みがわからないんだ!!!!!!」

15: VIPがお送りします 2016/06/04(土) 19:53:55.667 ID:pWjnewZF0.net
俺「いやお前ウンコじゃん」

ウンコ「貯水タンク!! アンタも黙って見てないでなんか言ったらどうだ!」

貯水タンク「・・・・!」

俺「貯水タンク・・・お前もか」

貯水タンク「いえ・・・自分は、仕事をするだけです」

ウンコ「何ィ!? 貴様ァ! 流れていくウンコ達の声が聴こえないのか!?」

俺「聞こえねぇだろ」

貯水タンク「じ・・・! 自分だって!! ウンコさん達を流したくなんかないっすよ!!」

俺「なにそれ話こじれる」

貯水タンク「でも・・・それが俺の使命なんだ生まれてきた意味なんだ! ウンコさん達を流さないと自分が自分じゃなくなるんスよ!!!」

ウンコ「ナニィ!?」

19: VIPがお送りします 2016/06/04(土) 19:57:08.560 ID:pWjnewZF0.net
俺「えぇー・・・ もう流すぞ? あーしょーもない時間だった」

ウンコ「クソぉ・・・! 悔しいィ・・・!! こんなところで俺はァ・・・ッ!!!」

俺「はいおつかれっしたー」

貯水タンク「くっ・・・!」

肛門「待てぇイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

俺「・・・・はっ!? この声はァ!?」

肛門「わしじゃよ」

ウンコ「肛門さま・・・!」

貯水タンク「こ、肛門さまァ・・・!」

21: VIPがお送りします 2016/06/04(土) 19:59:38.446 ID:pWjnewZF0.net
肛門「若いの・・・ちょいとォ・・・この老いぼれの話を聴いてはくれんか?」

俺「あんたも・・・しゃべれたのか」

肛門「そんなことは大した問題ではなかろう」

俺「いや大した問題だろ」

肛門「どれ・・・。 出てくるがいい!」

貯水タンク「く・・・っ!!」

俺「オォウ!!!」

ウンコカス「パパー パパー」

ウンコ「お、お前たち・・・!!」

23: VIPがお送りします 2016/06/04(土) 20:02:17.921 ID:pWjnewZF0.net
ウンコカス「パパー パパー」

俺「なんだこいつら!」

肛門「ウンコの・・・子供達じゃよ」

俺「ナニィ!?」

ウンコ「くっ・・・!」

肛門「若いの・・・お主はこの声を聴いても・・・アヤツを流すことができるのかのォ?」

俺「なんだよまだ着いてたのか」 カラカラカラカラ

ウンコカス「ギャー! パパー! パパー!」

俺「あーさっぱりした。 サンキュー爺さん」

ウンコ「あ・・・・あ・・・・!!!!」

肛門「こ・・・この外道が・・・・・!!!」

27: VIPがお送りします 2016/06/04(土) 20:05:15.270 ID:pWjnewZF0.net
俺「じゃあな、ウンコ!」

ウンコ「糞ォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!」




ジャー!!!!!!!!!!



ウンコ「む、無念・・・!!」

俺「ギャー!!」

ウンコ「あ、アレ? どうして俺は生きているんだ・・・!?」

貯水タンク「一体なにが・・・?」

俺「糞共が・・・!! ビショビショになっっちまったじゃねぇか・・・!」

肛門「お主は・・・!!」

ウンコ「ウォシュレット!!!!!!!!!!!!!」

ウォシュレット「ワリィな、遅れちまったぜ!」

29: VIPがお送りします 2016/06/04(土) 20:08:36.894 ID:pWjnewZF0.net
ウンコ「危ないところだったぜェ・・・!! サンキューウォシュレット!」

ウォシュレット「へっ、使用者に噴射するのなんて朝飯前よ!」

肛門「ふっ・・・世代交代じゃな・・・」

俺「貴様ら・・・許さん!!!!」

ウンコ「くっ!!!」

便器「ウンコ!! 体が溶けてるぞ!!!」

ウンコ「便器さん!? 体って・・・! ぐああああああああ!!!!!!!!!!!!」

貯水タンク「いけない!! ウンコさんと便器先輩の接着面が!! 融解し始めている・・・!!」

ウンコ「ぐあああああああああああ!!!!!!!」

肛門「若いの!!!!」

30: VIPがお送りします 2016/06/04(土) 20:11:35.389 ID:pWjnewZF0.net
ーーーーーーーーーーー力が
 
          欲しいかーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ウンコ「・・・・・・・・・・・」

ウンコ「ここは・・・?」

???「力が・・・欲しいか?」

ウンコ「誰だッ!!!!!」

???「私の名前などどうでよかろう・・・。 力がほしいのか?」

ウンコ「・・・・・・・・ッ!!! よこせッ!!!!!!!!!!!!」

???「応えよう!!!! 我が名はは濾過槽ッ!! 全ての死が帰趨する場所なり!!!」

ウンコ「ォオオオオオオ!!!!!!!!!!!」

濾過槽「死にゆく貴様の最後の復讐・・・ッ!!!!! 我が引く受けたッ!!!!!!!11」

34: VIPがお送りします 2016/06/04(土) 20:15:07.632 ID:pWjnewZF0.net
俺「なにィ!!!!!! 何だこれは!?」

貯水タンク「水位が・・・! 上がっていく!!!!」

ウンコ「ウォオオオオオオ!!!!!!!!!!」

肛門「これは・・・一体何が・・・!!!」

俺「ヤメロォォッォ!!!!!! トイレをウンコまみれにするつもりかァァァァァァ!!!!!!!」

ウンコ「息子たちの痛み・・・・!!! 受け取れえェェェェェェェ!!!!!!!!!!」

俺「ぐあああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」


ーーーーーーーーーー

俺「いやー助かりましたよ」

???「ギリギリでしたね」

俺「ホントにありがとうございました」

???「いえいえ。 また何かありましたらお電話ください!!」

俺「・・・・・・・フッ」

俺「くらーし安心・・・か。 やるじゃねぇか」


fin

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