面接官「次にあなたの職歴ですけど…」俺「はい!まず平成23年からナイトを三年間やっていました!」

2019年07月27日
面接官「次にあなたの職歴ですけど…」俺「はい!まず平成23年からナイトを三年間やっていました!」

1: VIPがお送りします 2015/10/10(土) 15:43:20.816 ID:e2QSd8eYa1010.net
俺「いわゆるタンクですね!」

面接官「タンク?ナイトと言うのはその」

俺「はい!オンラインゲームでの職業の一つです。敵の攻撃を一手に引き受け仲間を守る漢の職業です」

俺「頼まれれば即座にタゲ取りしますよ」

面接官「なるほど」

面接官「……」チラッ

面接官B「あっはいえーと、……」

面接官B「 その後の祈祷師というのも」

俺「はい!」ガタンッ

俺「これは仲間の戦闘支援する職業なんです!バフ捌きにかけては私の右に出るものは早々いないですよ!」 」

面接官B「ではこれも私が頼めば…?」

俺「バフ乞食っすかwww良いですよもちろん」

7: VIPがお送りします 2015/10/10(土) 15:49:47.997 ID:e2QSd8eYa1010.net
面接官B「貴方の御社への志望動機ですけど…この家から近くて完全週休2日だからという部分」

面接官B「これはゲームのためですか?」

俺「はい!」スッ

俺「家にお金を入れないとネットを解約する!お前もいい加減外のジョブに就け!と母親から言われまして」

面接官B「そうですか……うーん……」

社長「ねぇ君?」

俺「はい?」

社長「君は会社のために働く気はないのかな?」

俺「今のところはありません!」

11: VIPがお送りします 2015/10/10(土) 15:53:58.950 ID:e2QSd8eYa1010.net
社長「それじゃあうちの会社が君を取る意味が無いよね?」

俺「お金を貰った分の働きはするつもりです」

社長「僕の会社は今まさに成長を始めようとしていてね。この中途半端な時期に面接しているのもいち早く優秀な人間を欲しているからなんだ」

俺「はぁ」

社長「優秀な仲間、といったほうが君にはわかりやすいかな」

俺「仲間ですか!」

14: VIPがお送りします 2015/10/10(土) 15:59:41.742 ID:e2QSd8eYa1010.net
社長「聞いてきた分じゃあ君、ゲームの世界ではもっぱら仲間を支えてきたみたいだね。派手に敵を倒すのじゃなく、それを支える人間であった」

俺「そうですね!そういう性分なんです!それにパーティのパフ管理は馬鹿には務まらない重要な部分ですからね」

社長「私は君にこの会社を『パーティ』だと考えてほしいんだ。君に私達を支えるという仕事をしてほしい」

社長「その結果このパーティの名が世界に轟いたら、愉快じゃないかい?」

俺「なるほど……」

俺「乗った!乗りましたよ社長!私はこのパーティを支えてみせます!」

社長「では面接はこれで終わりです」

俺「ありがとうございました!」バァン!

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