オリジナルのSS・WEB小説まとめ一覧

男「モンスターボールならぬヒューマンボールで憧れの美女をゲットしようとしたらブス捕まえちゃった」

2019年09月17日
男「モンスターボールならぬヒューマンボールで憧れの美女をゲットしようとしたらブス捕まえちゃった」

1: VIPがお送りします 2019/03/27(水) 21:37:29.592 ID:lS4CjeLb0.net
男「……ついに完成した!」

男「モンスターボールならぬヒューマンボール!」

男「こいつを投げれば、どんな女の子だって捕まえることができる!」

男「これで憧れのあの子をゲットしてやる!」

妹「胸が大き過ぎてクラスメイトの男子達からいやらしい目線を感じる。そこで兄であるそなたの力を貸してくれないか?」兄「お、おう」

2019年09月17日
妹「胸が大き過ぎてクラスメイトの男子達からいやらしい目線を感じる。そこで兄であるそなたの力を貸してくれないか?」兄「お、おう」

1: VIPがお送りします 2017/03/26(日) 15:42:19.937 ID:yWnnoEfi0.net
妹「助かる。もしこの問題を解決すれば見返りを素直に受け止めよう」

兄(なんだこの口調・・・)

妹「それと男子もあるが、女子の方も私の胸を揉んでくるのだ。正直困る」

兄「はっきり嫌と言えば・・・」

妹「それはもうした。だが私の断る動作が女子には可愛いものに見えるらしく無意味だ」

兄「妹友とかには相談した?」

妹「それが出来ないのだ。彼女は私の胸に比べて平坦だ。まな板だ!いやもう板だ!」

兄「そっか・・・」

妹「以前、妹友がある男子に胸の小さい事を馬鹿にされた次の日その男子は病院送りにされた」

兄「妹友って格闘技やってるもんな」

妹「それも世界二位。一位は妹友の姉だしな」

兄「うーん。どうすればいいのか・・・」

兄「妹に媚薬を飲ませた結果」

2019年09月17日
兄「妹に媚薬を飲ませた結果」

1: SS速報VIPがお送りします 2017/05/24(水) 11:49:23.54 ID:zOgkp897O
兄「はあ……今年も、彼女いない歴=年齢のまま終わるのか……」

妹「ねーお兄―、おそばまだー?」

兄「ああ、もうすぐだから……」

兄(それもこれも……大学に進学してから、ずっと妹の世話ばかりしてるせいじゃないのか……?)

妹「おーそーいー。もう今年終わっちゃうんですけど? 年越しそばの意味なくなっちゃうんですけど?」

兄(くっそ……どうにか妹に一矢報いてやりたい……!)

兄(あ……そういえば、冷蔵庫に……)

兄(……あった! 以前、大学の友人とノリで買った……)

兄(超強力な……媚薬だ!)

兄(フッフッフ……見てろよ、妹。これで、生意気な性格を叩きなおしてやるぜえ……)

兄「……ほら、できたぞ妹」

妹「おっそーい! もう年越し20分前だから!」

兄「へーへー、悪かったよ。ほら、冷めないうちに食べるぞ」

兄妹「「いただきまーす」」

兄(説明書には確か、10分くらいで効き目が現れるとか書いていたな)

妹「……ねえ、お兄」

兄「ん? なんだ?」

妹「……いつも、ありがと……」

兄(なん……だと……?)

兄(まだ5分しかたってないぞ? 媚薬の効果は出ていないはず……)

兄(……個人差があるってことか)

兄(まあいい……これで、今までツンツンしていた妹が、ようやくデレを見せてくれるってわけだな)

妹「……」

兄(結局……食べ終わるまで何も言わなかったな……)

兄「じゃあ……片付けるよ。妹はそのまま紅白見てな」

兄(はあ……あの媚薬、結構な値段したんだけど……)

兄(まあ、たった一言でも……ちょっと嬉しかったな)

妹「……ねえ、お兄……ちゃん」

兄「……え?」

兄(……お兄ちゃん……だと?)

兄(小学校以来……一度だってそんな呼び方はされてない)

兄「妹……?」

妹「……」ダキッ

兄(うおおおおお!? なんだ! 何だこれ!?)

兄(食器洗いしてた俺に……背中から妹が抱き着いて……!?)

妹「お兄ちゃんの……匂い」スリスリ

兄「お……おい、どうしたんだよ?」

妹「お兄ちゃん……お兄ちゃん……」

妹「好き……だよ?」

兄(うわああああ! 耳元で囁かれて、鳥肌があああ!)



就活生「さっき助けたジジイが面接受ける会社の社長だった……ってことは内定確定じゃん!」

2019年09月16日
就活生「さっき助けたジジイが面接受ける会社の社長だった……ってことは内定確定じゃん!」

1: VIPがお送りします 2019/02/19(火) 00:39:40.468 ID:gQRL8cO40.net
就活生「……ん?」

老人「う、ううっ……!」

就活生「大丈夫ですか、おじいさん!」

老人「薬を……。懐に入ってる薬を……」

就活生「これを飲ませればいいんですね? はい、どうぞ!」

老人「……」ゴクンッ

老人「おかげで助かったわい……。本当にありがとう……」

就活生「いえいえ、お年寄りを助けるのは当然のことですから!」

神さま「すっげーいらない能力をあげる」

2019年09月15日
神さま「すっげーいらない能力をあげる」

1: SS速報VIPがお送りします 2015/03/10(火) 21:50:25.74 ID:/eElTH0b0
               ステアリング
神さま「君にあげる能力は『階段をつくる力』」

男「ちょ、ちょっと待ってくれ」

神さま「!」

男「いきなり夢の中に現れてこれはどういう事なんだ」

神さま「ああそうだね、事情も何も説明してないとね、やはり理解が追いつかないと言いますか」


男「全く持ってその通りです」

神さま「まぁ事情というかさ、ちょっとしたリサイクルな訳だよ。ホラ、神話とかで神々を創る時にさ、あまりに使えなくて余った超常の力があるんだけどね。ほっといても暴走するかもしれないし、いっそ世界にばらまいてリサイクルしちゃおうって話なんですよ」

男「世界はゴミ捨て場か何かですか」

神さま「だからリサイクルだよ。僕らから見たら要らないけど、けっこう掘り出し物とかあるかもよ?」

男「だからってその、能力? 第一貰ってどうするんだよ」

神さま「そりゃ、戦うんだよ」


男「……は? 階段を創る能力で?」

神さま「そうそう。 ……アレ、君けっこう眠り浅いね。もう説明する時間ないや」

男「おい!」

神さま「バイバイ♪」

「捨てられないもの、御譲りください」

2019年09月14日
「捨てられないもの、御譲りください」

1: SS速報VIPがお送りします 2016/09/23(金) 07:27:11.64 ID:U8M2Wc0k0

「ホンモノですよ、ですが30円です」

若い女性の怒号と共に、古木の掘っ建て小屋みたいな店から、そんな声が聞こえてきた。
田舎と言ってもビルの数本はにょきにょきと生えている街並みだ。
こんな店あったか? と思いながらも、思わず足を止めた。

入口はすりガラスを張り付けた引き戸だったが、半分開いていて簡単に中を見ることが出来た。
少し覗くと、先ほどまで怒鳴っていた若い女性と、対照的に優しげな表情を浮かべた老婆が、勘定台の向こうにちんまりと座っているのが見えた。

「何ッでこの指輪が30円なの! この通り鑑定書もついてるホンモノよ!」

「ええホンモノですとも、でも30円です」

指輪を翳し、(後ろからなので顔は見えないが)凄まじい迫力で怒る女性に対し、老婆は同じ台詞を繰り返した。

「ウチはそういうお店じゃありませんからねェ」

「訳分かんない事言ってないで今すぐお金に換えて! 今すぐよ! どうせこんなチンケな店なんだからお客も来ないでしょ!」

「いえいえ、お客さんは来てくれますよ。 その指輪はお金に換えられますが、何度も言ってるように30円ですよ」

「~~~~ッ! もういい帰る! ボケてんなら店畳めよ!」

女性は怒りを投げつけるように勘定台を思い切り叩くと、踵を返して早足で出ていった。
すれ違いざまにキッと睨まれたのは、覗いていたことを悟られたせいだろうか。

「あら、今日はお客さんが多いねえ。お入んなさい」

そこで老婆は私に気づいたようだ。
声の言うままに店の中へ入る。

猫が居ました。

2019年09月13日
猫が居ました。

1: SS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 02:31:23.51 ID:36HEwyO90
猫は心臓に病気を持っていました。

綺麗な白い毛並みと、群青色の深い瞳を持った美しい猫でした。


猫は生まれるとすぐに高値で取引されて金持ちの家にもらわれましたが、最初は可愛がっていた家族もすぐに猫に飽きてしまいます。

その上心臓に病気まで見つかってしまいましたから、もう癒えに置いておく理由はありません。


ただでさえ使用人任せだった世話も完全に放棄して、近所で噂にならないように、誰も知らない野原へ捨てたのです。

猫はみすぼらしい箱に入れられ、見た事もない景色に置き去りにされました。

介護ヘルパー「勇者と魔王の老後決戦」

2019年09月12日
介護ヘルパー「勇者と魔王の老後決戦」

1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/09/01(土) 17:56:19.60 ID:YpajKDCj0
それは遥か昔、世界の景色が今と違っていた頃――

勇者「魔王オォ! 今日こそ貴様の命を獲るッ!!」

魔王「ハーッハッハ、執念深い勇者よ! 貴様にやられる程、我は甘くないぞ!!」

勇者「貴様を倒すために上げたレベル、増やした傷の数々……全て無駄にはせん!」

魔王「ならば来い! 勇者よ!!」

勇者「魔王を倒しに行く」 介護ヘルパー「60年前に倒したよ~」

2019年09月11日
勇者「魔王を倒しに行く」 介護ヘルパー「60年前に倒したよ~」

1: ◆WnJdwN8j0. 2016/05/09(月) 20:24:19.70 ID:bUEcKGDH0
>グループホーム"ふぁんた爺"


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・介護記録
勇者 様

9:30 起床後、光の装備一式に更衣されていたので、声かけにてトレーナーに着替えて頂く

12:00 魔王を倒しに行くと言われるが、昼食の為席について頂く

14:50 再度魔王を倒しに行くと言われ、おやつの為席について頂く

15:30 風船バレーの風船が魔物に見えたらしく、風船を一刀両断されご満悦の様子

16:30 入浴。「今日は一杯戦ったから血と汗を流さないとね」と笑顔見られる

18:00 明日の旅支度をされてから入床

18:30 巡回。入眠確認
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ヘルパー「勇者さんの様子いつもと変わりなし、と」

勇者(76)「すやすや」

ヘルパー「勇者さん、入所したばかりでまだ落ち着かないけど、その内馴染んでくれるといいなぁ」


魔王「世界の半分をやろう!」介護ヘルパー「受け取れませんねぇ」

2019年09月10日
魔王「世界の半分をやろう!」介護ヘルパー「受け取れませんねぇ」

1: ◆WnJdwN8j0. 2016/01/12(火) 10:39:46.32 ID:daxZE1MG0
ヘルパー「ヘルパーは利用者さんから物を受け取ってはいけないって決まりがあるんですよ~」

魔王「ほう…その決まりとは絶対的なものか。この我の褒美が受け取れぬと申すか!!」

ヘルパー「受け取っちゃったら私、魔王さんの担当外されちゃいますよ」

魔王「むむ…」

ヘルパー「あと魔王さんも足が悪いんですから、世界征服も程々にしといた方がいいですよ~」

魔王「むむむ…」

ヘルパー「それではお時間になりましたので、失礼しますね~」

魔王「………」


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