【ワンピースSS】ルフィ「一味でいらない奴を考える」

2018年12月05日

ルフィ「一味でいらない奴を考える」

ナミ「ちょ！？急に何言ってるのよ！」

ルフィ「うるせぇ！いらない奴らは船から降りてもらうからな」ドン！

チョッパー「ルフィ……おで……」

ブルック「ヨホホ……」

ルフィ「まずは一味に必要な奴から言うぞ」

フランキー「」ｺﾞｸﾘ

ルフィ「まずはナミ！」

ナミ「え？私？」

ルフィ「あぁ、ほとんどがまともな航海術を持っていないからな、例え戦闘力がなくてもお前が必要だ！」ドン！

ナミ「ルフィ……ありがとう……」

ルフィ「次はチョッパー！」

チョッパー「おれ！？」

ルフィ「あぁ、船員の命を救えるのはお前だけだ！」

チョッパー「でも…おれ…弱いし…人外だし」

ルフィ「うるせぇ！行こう！！」

チョッパー「うおおおおおおおおおおおおお！！」

ルフィ「次は…ブルック！」

ブルック「私ですか？」

ウソップ「ちょっと待てルフィ！」

ルフィ「あ？」

ウソップ「ナミとチョッパーが必要なのはわかる、だがブルックは航海に必須か？」

ルフィ「あぁ、海賊は歌うからな！」ドン！

ウソップ「いやいや……」

ルフィ「うるせぇ！お前俺のいう事が聞けないのか！？だったらこの船から降りろ！！」ドン！

ウソップ「……」

ブルック「ヨホホ」

ルフィ「気を取り直して、次は……」

一同「」ｺﾞｸﾘ

ルフィ「ウソップだ」

ウソップ「え？」

ルフィ「俺たち陸戦が多いけど本来海賊で最も必要なのは狙撃手…砲撃手だからな」

ウソップ「ルフィ……」

ルフィ「だが、さっきの口答えは許せねぇ！お前は船から降りろ！！」

ウソップ「いや、口答えってわけじゃ」

ルフィ「うるせぇ！」ドン！

ナミ「ちょっと…ちゃんと謝った方がいいわよ……」ﾋｿﾋｿ

チョッパー「あぁ…今日のルフィ変だしな…」ﾋｿﾋｿ

ウソップ「…悪かったルフィ」

ルフィ「あ？」

ウソップ「ごめん……」

ルフィ「」

ウソップ「……ごめ～～～～ん゛！！！！！！！！！！！！！！！！！！！」

ルフィ「よし」

ルフィ「次はサンジだ！」

サンジ「っしゃあ！」

ルフィ「メシは船員の健康管理と航海の士気に繋がるからな。旨いメシを作れる一流コックは必要だ！」

サンジ「だろ？」

ルフィ「…と思ったんだが」

サンジ「は？」

ルフィ「お前、弁当にカミソリ入れた事あるよな？」

サンジ「え…あ……それはあいつだけだし……」

ルフィ「例え犬猿の仲でも同じ仲間の弁当にカミソリ入れるか普通？」

サンジ「……」

ルフィ「しかも昔、腐った食材は野郎たちに食わせてるって言ったよな？」

サンジ「……」

問題のシーン

サンジ「その…例え腐っていても海の上では何が起きるかわからないから、腐っていたら食えねぇなんて贅沢は言えねぇんだ……」

サンジ「それに女性の胃ってのは男より繊細で免疫力も低いから気を使わなきゃいけねぇし……」

ルフィ「……わかった、そこは譲ろう…だがカミソリの件はどうだ？」

サンジ「……」

ルフィ「俺は怖いんだ、仲間がお前に暗殺されるのが」ドン！

サンジ「……二度としない、約束する」

ルフィ「…仲間がお前のメシを信じると思うか？」

サンジ「信じてほしい……」

ルフィ「お前、そんなに俺たち事嫌いなら船降りていいんだぞ」

サンジ「ルフィ…俺は……お前たちと一緒にいたい…！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ルフィ「…わかった…もうあんな事するなよ」ドン！

ルフィ「次はフランキー、お前だ」

フランキー「ん～スーパー！！」

ルフィ「新世界に入って航海も厳しくなる、船を直し、強化できるお前は必要だ！」ドン！

フランキー「任せておけ！」

ルフィ「…」

ルフィ「ところでお前、サニー号沈んだらどうすんだ？」

フランキー「は？いやありえねぇ！この俺がいる限りな！」

ルフィ「常にサニー号にお前……あと一応修理ができるウソップがいるって状況ないだろ？」

ルフィ「現にナミ達がゾウに行く時やビッグマムの時にはお前サニー号にいなかっただろ」

フランキー「そうだが……」

ルフィ「そりゃみんな船は第一に死守するけど万が一の事もあるだろ？」

フランキー「……」

ルフィ「サニー号ありきなら俺たちの仲間じゃなくてサニー号の付属品って事になるんだが」

フランキー「いや…その……」

ルフィ「どうなんだ？」

フランキー「っ！俺がいる限りサニー号が沈むなんてありえねぇ！どんなに壊れても俺が直す！！」

ルフィ「俺が船を乗り換えたいって言ったら？」

フランキー「」

ルフィ「まぁそんな未来の話しても仕方ねぇか、現状お前が必要って事実は変わらねぇしな」

フランキー「ルフィ……」

ルフィ「次はロビンだ」

ロビン「ルフィ…」

ルフィ「正直考古学とかいらねぇと最初は思っていた」

ロビン「……」

ルフィ「だが、ワンピースを見つけるためにはどうしてもそういうオカルトを解かないといけないらしいからな」

ロビン「えぇ…古代文字や空白の100年やＤの謎を解き明かせば必ずワンピースに辿り着くわ」

ルフィ「だからわかっているよな？」

ロビン「……えぇ」

ルフィ「さてと」

ナミ「ねぇ……」ﾋｿﾋｿ

ウソップ「あぁ…まだあいつが」ﾋｿﾋｿ

サンジ「まぁ役職戦闘員じゃな……」ﾋｿﾋｿ

ルフィ「……」

ルフィ「ゾロ！」

ゾロ「おせぇよ…馬鹿」

みんな「」

ルフィ「意外そうな顔してるな」

サンジ「ま、まぁ……」

ルフィ「言っておくがゾロがいなければ一味は全滅だぞ」

ウソップ「…え？」

ルフィ「ウィスキーピークはゾロとナミ以外酔いつぶれていた！あの状況をナミだけでなんとかできるわけねぇだろ！」ドン！

ナミ「ま、まぁそうね……」

ルフィ「それにスリラーバーグで俺の身代わりになったのもゾロだ！」

ロビン「ルフィ…どうしてそれを……」

ルフィ「少し考えれば察しがつくだろ！」ドン！

サンジ「ルフィ……」

フランキー「ナミ，チョッパー，ブルック，ウソップ，サンジ，俺にロビン…あとゾロ……」

ルフィ「当然俺は必要だぞ船長だから」ドン！

ウソップ「ちょっと待て！それじゃあいらない奴なんて最初からいないじゃないか！」

ルフィ「当たり前だ！考えた結果いらねぇ奴なんていねぇって事を再認識したんだ！！」ドン！

ナミ「ルフィ……」

ルフィ「宴だ！！」

おわり

ルフィ流石だな！
良い上司だわ！

これは海賊王になる男

ワンピース特集ページへ ▶

タグ：: #ワンピース

【ワンピースSS】ルフィ「一味でいらない奴を考える」

「二次創作」の最新SS