【ワンピースSS】エース「取り消せよ……! 今の言葉……!」赤犬「分かった」
エース「取り消せよ……! 今の言葉……!」赤犬「分かった」
1: 以下、VIPがお送りします 2018/02/26(月) 01:15:00.323 ID:QF43c3x70
赤犬「今のは……敗北者は間違いじゃった……取り消そう」
エース「……!」
ルフィ「エース! はやく逃げねえと!」
エース「ああ……」
ダッ
赤犬「敗北者じゃのうて……ゴミ山の大将か」
エース「!!?」
ピタッ
ルフィ「え、エース!?」
<のるなエース! 戻れ!
エース「ハァ……ハァ……ゴミ山の大将……? 取り消せよ……!!! 今の言葉も……!!!」
赤犬「分かった。取り消しちゃる」
エース「……!」
ルフィ「エース!」
<立ち止まるな! エース!
エース「ああ……」
ダッ
赤犬「でもあのひげはセンスないのう」
エース「!!?」
ピタッ
エース「……!」
ルフィ「エース! はやく逃げねえと!」
エース「ああ……」
ダッ
赤犬「敗北者じゃのうて……ゴミ山の大将か」
エース「!!?」
ピタッ
ルフィ「え、エース!?」
<のるなエース! 戻れ!
エース「ハァ……ハァ……ゴミ山の大将……? 取り消せよ……!!! 今の言葉も……!!!」
赤犬「分かった。取り消しちゃる」
エース「……!」
ルフィ「エース!」
<立ち止まるな! エース!
エース「ああ……」
ダッ
赤犬「でもあのひげはセンスないのう」
エース「!!?」
ピタッ
2: 以下、VIPがお送りします 2018/02/26(月) 01:20:22.287 ID:QF43c3x70
エース「ハァ……ハァ……センスがない……?」
赤犬「……」
エース「あいつ……オヤジを馬鹿にしやがった!」
<おいよせ! エース! 立ち止まるなって!
エース「オヤジのヒゲは……!」
ルフィ「いい加減にしろ! エース!!!」
バキッ
エース「ぐっ!!?」
ドサッ
ルフィ「周りを見ろ! お前の仲間が必死になって戦ってんのが見えねえのか!?」
ルフィ「みんな! エースを助けるために来たんだぞ!? なのに立ち止まるのかよ!!!」
エース「……!」
ルフィ「ジンベエも言ってただろ! 一人でも多く生き残ることがおっさんの願いだって!」
ルフィ「その願いを裏切ってまで踏みとどまらなきゃならねえ理由があるのか!?」
エース「……す、すまねぇ……ルフィ。逃げよう」
ルフィ「エース……! ああ、急ごう!」
ダッ
赤犬「……白ひげの家族ごっごは茶番じゃのう(ボソッ」
エース「!!?」
ピタッ
赤犬「……」
エース「あいつ……オヤジを馬鹿にしやがった!」
<おいよせ! エース! 立ち止まるなって!
エース「オヤジのヒゲは……!」
ルフィ「いい加減にしろ! エース!!!」
バキッ
エース「ぐっ!!?」
ドサッ
ルフィ「周りを見ろ! お前の仲間が必死になって戦ってんのが見えねえのか!?」
ルフィ「みんな! エースを助けるために来たんだぞ!? なのに立ち止まるのかよ!!!」
エース「……!」
ルフィ「ジンベエも言ってただろ! 一人でも多く生き残ることがおっさんの願いだって!」
ルフィ「その願いを裏切ってまで踏みとどまらなきゃならねえ理由があるのか!?」
エース「……す、すまねぇ……ルフィ。逃げよう」
ルフィ「エース……! ああ、急ごう!」
ダッ
赤犬「……白ひげの家族ごっごは茶番じゃのう(ボソッ」
エース「!!?」
ピタッ
3: 以下、VIPがお送りします 2018/02/26(月) 01:24:26.819 ID:QF43c3x70
ルフィ「え、エース!!!」
<よせエース! 立ち止まるな! 戻れ!
エース「今……なんか言ったか?」
ギロッ
赤犬「なんも言うとらん」
エース「いや、言ったはずだ……! 『海賊王になれず終いの永遠の敗北者がゴロツキ共に慕われた家族まがいの茶番劇』だと……!?」
赤犬「そこまでは言うとらん」
エース「取り消せよ……! 今の言葉……!」
赤犬「言うとらんことじゃ。取り消せん」
ルフィ「エース! お前ほんと、いい加減にしろ!」
エース「だがルフィ! お前も聞いたはずだ! あいつ、オヤジを馬鹿にしやがった……!」
<頼むから走ってくれ~! エース~!
<よせエース! 立ち止まるな! 戻れ!
エース「今……なんか言ったか?」
ギロッ
赤犬「なんも言うとらん」
エース「いや、言ったはずだ……! 『海賊王になれず終いの永遠の敗北者がゴロツキ共に慕われた家族まがいの茶番劇』だと……!?」
赤犬「そこまでは言うとらん」
エース「取り消せよ……! 今の言葉……!」
赤犬「言うとらんことじゃ。取り消せん」
ルフィ「エース! お前ほんと、いい加減にしろ!」
エース「だがルフィ! お前も聞いたはずだ! あいつ、オヤジを馬鹿にしやがった……!」
<頼むから走ってくれ~! エース~!
5: 以下、VIPがお送りします 2018/02/26(月) 01:26:49.418 ID:QF43c3x70
ジンベエ「ルフィくん! 無理やりにでも担いで走るんじゃ!」
ルフィ「あ、ああ! 急ぐぞエース!」
エース「離せルフィ!」
ルフィ「だ、だけどよ……!」
エース「もう、俺は冷静だ。自分で走れる。だから離してくれ」
ルフィ「わ、わかった」
ダッ
赤犬「……………………………………………………………………………………」
エース「!!?」
ピタッ
<おい! よせエース! 立ち止まるな!
ルフィ「エース!!!??」
エース「ハァ……ハァ……空虚な人生?」
赤犬「?」
エース「取り消せよ、今の言葉……!?」
「「「???」」」
エース「何十年もの間、海に君臨するも王にもなれず、何も得ず……!」
エース「終いには口車に乗った息子という名の馬鹿に刺され、それらを守るために死ぬ……!」
「「「!!?」」」
エース「そんなオヤジの人生が実に空虚だと!? やめろ!!!」
ルフィ「あ、ああ! 急ぐぞエース!」
エース「離せルフィ!」
ルフィ「だ、だけどよ……!」
エース「もう、俺は冷静だ。自分で走れる。だから離してくれ」
ルフィ「わ、わかった」
ダッ
赤犬「……………………………………………………………………………………」
エース「!!?」
ピタッ
<おい! よせエース! 立ち止まるな!
ルフィ「エース!!!??」
エース「ハァ……ハァ……空虚な人生?」
赤犬「?」
エース「取り消せよ、今の言葉……!?」
「「「???」」」
エース「何十年もの間、海に君臨するも王にもなれず、何も得ず……!」
エース「終いには口車に乗った息子という名の馬鹿に刺され、それらを守るために死ぬ……!」
「「「!!?」」」
エース「そんなオヤジの人生が実に空虚だと!? やめろ!!!」
6: 以下、VIPがお送りします 2018/02/26(月) 01:28:21.994 ID:QF43c3x70
赤犬「……なんじゃ、糖質か?」
エース「敗北者として死のうが、ゴミ山の大将だろうが、白ひげはこの時代をつくった大海賊だ!!!」
エース(俺を救ってくれた人をバカにすんじゃねェ!!!)
エース「幹部連中糞雑魚の白ひげ海賊団とかいうんじゃねェ!!!!」
赤犬「言うとらんわぁ!!!!!!!!!!!!1 被害妄想メラメラ小僧がぁ!!!!!!」
ドゴォン!!!
ルフィ「え」
エース「ガフッ!!!」
<エースが遂にやられたぁ~~~~!!!
エース「オヤジ、みんな、そしてルフィ……今日までこんなどうしようもねぇ俺を愛してくれてありがとう!!!」
ドサッ
ルフィ「」
白ひげ「どうしようもねえ馬鹿息子だ……さすがに愛しきれねえ」
END
エース「敗北者として死のうが、ゴミ山の大将だろうが、白ひげはこの時代をつくった大海賊だ!!!」
エース(俺を救ってくれた人をバカにすんじゃねェ!!!)
エース「幹部連中糞雑魚の白ひげ海賊団とかいうんじゃねェ!!!!」
赤犬「言うとらんわぁ!!!!!!!!!!!!1 被害妄想メラメラ小僧がぁ!!!!!!」
ドゴォン!!!
ルフィ「え」
エース「ガフッ!!!」
<エースが遂にやられたぁ~~~~!!!
エース「オヤジ、みんな、そしてルフィ……今日までこんなどうしようもねぇ俺を愛してくれてありがとう!!!」
ドサッ
ルフィ「」
白ひげ「どうしようもねえ馬鹿息子だ……さすがに愛しきれねえ」
END