(o‘ω‘n)「悩みがあるのかおん？」

彡(ﾟ)(ﾟ)

2018年11月29日

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(o‘ω‘n)「悩みがあるのかおん？」

彡(ﾟ)(ﾟ)「なんやおんちゃんか…別に悩みなんてないで」

(o'ω'n) 「そんなことないおん、最近ずっと浮かない顔してるおん。おんちゃんに言ってみるおん」

彡(ﾟ)(ﾟ)「なんやばれとったんか・・・ワイな、愛ってもんが分からんのや」

(o'ω'n) 「愛情のことかおん？」

彡(ﾟ)(ﾟ)「せや、ワイももういい歳やし彼女の一人でもと思ったんやけど人を好きになれんのや」

(o'ω'n) 「別にそのままでもいいおん。無理に誰かを好きになってもそれは本物の愛じゃないおん」

彡(ﾟ)(ﾟ)「せやけどこのままずっと独身でもええんやろか。マッマも孫の顔が見たいやろうし」

(o'ω'n) 「やきうのお兄ちゃんの人生はマッマのものじゃないおん」

彡(>)(<)「そんなこと言ったって世間はワイを非難するんや」

(o'ω'n) 「世間なんて気にしなくていいおん、そんなもの自分の身を守るために言ってるだけだおん」

(o'ω'n) 「結婚している人が過半数だからまるで自分たちが正しいかのように主張するけどそれは自分の選んだ道が正しいものだと思い込みたいだけだおん」

彡(ﾟ)(ﾟ)「で、でもそれが過半数の意見ならそれに従わんと仲間外れにされるのが人間ってもんやで。それが正解の道になってしまうんや」

(o'ω'n)「人生に正解なんてないおん。お兄ちゃんは幸せな人生ってなんだと思うおん？」

彡(ﾟ)(ﾟ)「そら大富豪になれたら文句はないけど・・・せやなぁ、恋愛して仕事して家庭を持って年老いたら孫にお小遣いあげて・・・」

(o'ω'n) 「そう考える人は多いおん。だけど自分がその人生を送ってる姿を想像したら本当に幸せそうに見えるかおん？」

彡(-)(-)「う～んそう言われると今の方が幸せやと思える部分もあるな」

(o'ω'n)「世間体やモラルを気にせず自分が本当に幸せだと思える人生をもう一度よく思い描いてみるおん。また明日聞きに来るおん」

彡(ﾟ)(ﾟ)「わ、わかったやで・・・ほな」

彡(ﾟ)(ﾟ)「自分が本当に幸せだと思える人生・・・ワイの好きなものは野球や。お金があれば世界一周もしてみたいし毎晩妄想してる物語を小説や映画にしたいとも思っとるけど妄想のままで終わりそうやな・・・」

彡(^)(^)「それから12球団本拠地巡りや！好きな選手からサインも貰いたいし」

彡(ﾟ)(ﾟ)「そういえば家族が欲しいとか子供とキャッチボールしたいとか思ったことないなぁ。みんながしてるからワイもするもんだと思ってはおったけど」

彡(-)(-)「あかん考え事してたら眠くなってきたわ」ｽﾔｽﾔ

次の日

彡(ﾟ)(ﾟ)「おんちゃん考えてきたやで」

(o'ω'n)「聞かせてみるおん」

彡(^)(^)「まず20代のうちに日本一周を達成するんや！30代か40代で世界一周をして一番気に入った場所で小説を書いて老後を過ごすんやで」

彡(ﾟ)(ﾟ)「せやけどこれはお金があったらの話や。現実的な方も考えてみたんやけど本当に幸せと思えることは野球と映画、小説くらいしか思い浮かばんかったわ」

(o^ω^n)「立派な考えだおん」

彡(-)(-)「う～ん、そうやろか」

(o'ω'n)「そうだおん！一晩で自分の人生を決めるなんて誰にもできないおん。死ぬ間際になっても分からない人だっているおん」

(o^ω^n)「自分の好きなこと・やりたいことを知れただけでも急成長だおん」

彡(^)(^)「せやな！今まで好き嫌いって曖昧やったけど自分のことを少し知れた気がするわ！」

(o'ω'n)「大事なのはこれからだおん、最終目標は自分を幸せにすることだおん！さっきのことを実現するためにどうすればいいかを考えるおん」

彡(ﾟ)(ﾟ)「おかのした！まだ頭の中はごちゃごちゃなままやから考えをまとめてくるで」

(o'ω'n)「また明日だおん」

次の日

彡(´)(`)「おんちゃんおはようやで」zzz

(o'ω'n)「おはようだおん、すごく眠そうだおん」

彡(ﾟ)(ﾟ)「夜なかなか考えがまとまらんから散歩してたんや」

(o'ω'n)「それで考えはまとまったかおん？」

彡(-)(-)「んにゃ、全然」

(o^ω^n)「でも散歩は楽しかったおん？」

彡(^)(^)「楽しかったで！月明りだけの静かな道を物思いにふけながら歩いて、まるで映画の主人公みたいやったわ」

(o'ω'n)「そういえばお兄ちゃんは映画や小説が好きだおん」

彡(ﾟ)(ﾟ)「せやな」

(o'ω'n)「小説化として有名になりたいかおん？」

彡(ﾟ)(ﾟ)「な、なんや恥ずかしいけどなりたいやで・・・でもワイになんか無理やろ」

(o'ω'n)「恥ずかしがることないおん、みんな有名になりたいと思ってるもんだおん」

(o'ω'n)「もし人気小説家になれたとして自分の書きたいものが書けなくなっても幸せと思うかおん？」

彡(-)(-)「そうなるとまた違ってくるな。皆から認めてもらいたい気持ちもあるけど自由じゃなくなるのはなんか嫌やって思ってまうわ」

彡(ﾟ)(ﾟ)「まあ実際になってみらんことにはわからんけどな」

(o'ω'n)「小説を書きたくてやりだしたはずなのに有名な小説家になることだけが目的になるとそれは本当の幸せではなくなるから注意するおん」

彡(ﾟ)(ﾟ)「じゃあたとえ有名になれなくても自分が満足できるものが書ければいいってことか」

(o'ω'n)「そうだおん、でも自分が満足できなくても有名になりたいと思う人もいるおん。お兄ちゃんはどっちだおん？」

彡(ﾟ)(ﾟ)「ワイは自分が満足できものを書きたいんや・・・今はそう思うで」

(o^ω^n)「それでいいおん、未来の自分の感情は未来の自分に任せればいいおん。今のその気持ちが今を楽しく生きる糧になるおん」

(o'ω'n)「人はいつ死ぬか分からないおん、今の自分の気持ちを大切にするおん。そんなんじゃ後悔すると言う人はたくさんいるけどそもそも後悔は悪いことではないおん」

彡(ﾟ)(ﾟ)「そうなんか？」

(o'ω'n)「まず人の人生を否定する人はその人の言う通りにして失敗しても責任を取ってくれるわけではないおん。なら否定するなって思う人もいるだろうけど人間なんてそんなもんだおん」

(o'ω'n)「それにみんな後悔や苦痛を嫌がるけどそれらが1つもない人生なんておんちゃんは素晴らしいとは思わないおん！」

(o'ω'n)「せっかく人間に生まれたのにほんの少しの感情しか味わえないなんてもったいないおん、不の感情を受け入れることが幸せにつながるおん」

彡(ﾟ)(ﾟ)「不の感情を受け入れる・・・考えてみたこともなかったわ」

彡(>)(<)「なんか難しくなってきたな・・・」

(o^ω^n)「また明日話すおん」

次の日

彡(ﾟ)(ﾟ)「おんちゃん」

(o-ω-n)「来たかおん」

彡(ﾟ)(ﾟ)「不の感情について自分なりに考えてみたんやが聞いてくれるか？」

(o^ω^n)「聞きたいおん」

彡(ﾟ)(ﾟ)「自分の生きたいように生きることが出来たとしても寂しさや虚しさがきっと出てくると思うんや。でもそれらを受け入れる・・・つまりそれも幸せの一つだと思えばええんやろか」

(o'ω'n)「すごいおん！おんちゃんもそう言いたかったんだおん！」

(o^ω^n)「さすがやきうのお兄ちゃんだおん」

彡(^)(^)「せ、せやろか///おんちゃんに褒められると嬉しいわ」

(o'ω'n)「不の感情って人それぞれ違うからこれは嫌がらなきゃいけないんだと思い込んでることもあると思うんだおん」

彡(ﾟ)(ﾟ)「金や環境を変えるだけじゃなく自分の価値観を変えるのも大事なんやな」

(o'ω'n)「そうだおん、でもあくまでも自分の幸せの為だおん」

彡(ﾟ)(ﾟ)「少しずつ自分を大切にできてる感じがしてきたわ！」

(o-ω-n)「今日はおんちゃん忙しかったからおねむだおん、また明日だおん」

彡(ﾟ)(ﾟ)「ほなまた」

夜

J( 'ｰ`)し「おかえり。はいこれ」

彡(ﾟ)(ﾟ)「なんやこれ」

J( 'ｰ`)し「お見合いの話がきたのよ」

彡(ﾟ)(ﾟ)「は？なんでお見合いなんかせなあかんねん」

J( 'ｰ`)し「もういい歳だし、せっかくお話しいただいたんだから・・・あなたもそろそろ家庭を持つべきだわ」

彡(●)(●) 「ワイがいつそんなこと頼んだ！余計なお世話じゃボケ！！」

彡(;)(;)「なんで誰も分かってくれんのや・・・ワイのことを分かってくれるのはおんちゃんだけや」

J( 'ｰ`)し「あの子ったらわざわざおんちゃんが用意してくれたのに・・・」

次の日

彡(;)(;)「おんちゃん聞いてくれや～」

(o'ω'n)「どうしたおん」

彡(;)(;)「昨日マッマがお見合いの話を持って来たんや・・・一番の理解者であるはずのオッヤがあんな有り様なんてやってられんわ」

(o'ω'n)「そんなことがあったのかおん。理解してくれない人のそばにいる必要ないおん」

彡(>)(<)「やっぱりおんちゃんは分かってくれるんやな」

(o'ω'n)「自分の考えがまとまったら家を出るといいおん。お兄ちゃんは解放されて自由になるべきだおん」

彡(ﾟ)(ﾟ)「解放？」

(o'ω'n)「人間はみんな見えない何かに縛られながら生きているおん。法律だったりモラルだったり」

(o'ω'n)「そんな中で生きているから悪いことをするつもりじゃなくても周りの目を気にしてしまうおん」

彡(ﾟ)(ﾟ)「確かに自分のしたい事をするのにもついどう思われてるか気にしてしまうなぁ」

(o'ω'n)「お兄ちゃんは誰かを傷つけようとしてるわけではないおん、自由になる権利があるんだおん」

彡(;)(;)「ワイ、そんな風に言ってもらえたこと初めてやわ」

(o'ω'n)「今晩はおんちゃんの家に泊まるおん。一緒に自由になるおん」

彡(;)(;)「自由に？で、でもまだ心の準備が・・・」

(o'ω'n)「大丈夫だおん、行動を起こさないと気持ちもなかなかまとまらないおん。それにおんちゃんがついてるおん」

(o^ω^n)「おんちゃんはいつだってやきうのお兄ちゃんの味方だおん」

彡(;)(;)「お、おんちゃん・・・」

夜

(o'ω'n)「・・・・」

彡(ﾟ)(ﾟ)「おんちゃん何やそれ？」

(o'ω'n)「自由になるんだおん」

彡(ﾟ)(ﾟ)「なにやっとるんや！それ包丁やないか！」

(o^ω^n)「心配しなくていいおん、体に少し傷をつけるだけだおん。いつもやってることだおん」

彡(ﾟ)(ﾟ)「い、痛くないんか？」

(o'ω'n)「痛いという感情を受け入れるおん。痛い＝不・悪という価値観を変えたらもう怖くないおん」

彡(ﾟ)(ﾟ)「そ、そうなんか・・・？」

(o'ω'n)「一緒にやってみるおん、おんちゃんがついているから大丈夫だおん」

彡(ﾟ)(ﾟ)「む、無理やそんなん！今のワイにはできんわ」

(o'ω'n)「おんちゃんを信じるおん」

(o'ω'n)「これはお兄ちゃんのためだおん、怖いのは最初だけだおん」

彡(ﾟ)(ﾟ)「ワイのため・・・」

(o'ω'n)「おんちゃんがお兄ちゃんの嫌がることをしたことがあるおん？」

彡(ﾟ)(ﾟ)「な、ないで！おんちゃんはいつだってワイの味方でいてくれたんや！」

(o^ω^n)「そうだおん、だから怖がらないで大丈夫だおん」

(o'ω'n)「痛みって言うのは命を守るためにある感情だおん、でも意味もなく生きることは痛み以上の苦痛だおん」

(o'ω'n)「今の自分に正直に生きていればいつ死んでも後悔はないはずだおん。いつ死ぬか分からないからこそそうやって生きていくべきなんだおん」

彡(ﾟ)(ﾟ)「後悔・・・確かに未知の痛みが怖いだけで後悔はないかもしれへん」

(o^ω^n)「そうだおん、お兄ちゃんはその辺のつまらない人間たちとは違うおん」

(o'ω'n)「痛みを受け入れないから死ぬことに恐怖心を覚えるんだおん。恐怖心があるから何にも挑戦できないんだおん」

(o'ω'n)「後悔したくない人生を送るには後悔という感情を無くすんだおん。自分の感じる全てを受け入れて幸せに変換するんだおん」

彡(ﾟ)(ﾟ)「受け入れる・・・ワイの全てを」

(o'ω'n)「自分が一番自分の事を大切にしなくちゃいけないおん、もう許してあげるんだおん。」

彡(;)(;)「ワイがワイを許す」ﾌﾞﾜｯ

(o'ω'n)「お兄ちゃんは自分に厳しすぎてたんだおん、そのせいで自分の本当の幸せを見失っていたんだおん」

(o'ω'n)「自分ぐらい甘やかしていいんだおん、解放させてあげるんだおん」

彡(;)(;)「ワイは厳しすぎたんか・・・そうやったんやな」

彡(;)(;)「うぅ・・・もう、もういいんやな。ワイはやっと幸せになれるんやな」

彡(;)(;)「頑張った、頑張った・・・ｶﾞﾝﾊﾞｯﾀ」

彡(ﾟ)(｡)「ワイ、ワイは自由・・・幸せな人間・・・頑張った・・・」

(o;ω;n)「そうだおん、頑張ったおん。これからは生きたいように生きるんだおん。おんちゃんがそばにいるおん」

彡(ﾟ)(｡)「ワイは、ワイは・・・」

彡(ﾟ)(｡)「ワイはずっと自由になりたかったんや・・・誰にも干渉されずに生きたかっただけなんや」

彡(●)(●)「ワイを、邪魔を、させへん、ロープを切るんや・・・解放、人間たち・・・ワイを見るな・・・」

彡(●)(●)「あ・・・あ・・・おん、おんちゃん・・・できそうや、自由になれそうや」

(o;ω;n)「そうだおん、助けてあげるんだおん。自分の心を自由にさせてあげるんだおん」

彡(;)(;)「もう誰も邪魔せんでくれ・・・ワイの心を縛らんでや・・・」

(o;ω;n)「お兄ちゃん、よく頑張ったおん・・・もう我慢しなくていいんだおん」

彡(;)(;)「おんちゃん、おんちゃん・・・ワイずっと辛かったんや生きづらかったんや」

(o;ω;n)「わかるおん、おんちゃんもそうだったおん」

彡(;)(;)「ずっと誰かに寄り添ってほしかったんや」

(o;ω;n)「大丈夫だおん、おんちゃんが一緒だおん」

彡(ﾟ)(｡)「おんちゃん、おんちゃんワイと一緒やで・・・2人だけや、誰にも邪魔させんで」

(o;ω;n)「一緒に楽になるおん、もう自分の心を縛りつけるのは終わりだおん」

彡(ﾟ)(｡)「自由・・・自由になるんや、やっとワイの心が救われるんやな」

(o;ω;n)「そうだおん、救ってあげるんだおん。もういいんだおん。十分頑張ったおん」

彡(ﾟ)(｡)「頑張った、頑張ったんや・・・ワイは頑張ったんや」

彡(ﾟ)(｡)「楽に・・・楽になりた、い・・・」ｸﾞｻｰ

彡(ﾟ)(-)「うぅ・・・」

彡(-)(-)「・・・・」
彡()()

(o'ω'n)「・・・・」
(o^ω^n)

数日後

（´；ω；｀）「お兄ちゃんが自殺しただなんて・・・悩みがあるならどうして僕に言ってくれなかったんだ」

(o'ω'n)「お兄ちゃんがどうしたんだおん？」

（´；ω；｀）「おんちゃん、お兄ちゃんが自殺したんだよ」

(o'ω'n)「！！どうしてだおん！」

（´・ω・｀）「分からない、でもきっと悩みがあったんだと思う」

(o'ω'n)「悩み・・・一体どんな悩みがあったら自殺なんかするんだおん、おんちゃん分からないおん」

（´・ω・｀）「僕にも分からないけど、自分の性格や見た目、家族のこととか色々あるんだよ」

(o'ω'n)「げんちゃんにもそんな悩みがあるおん？」

（´・ω・｀）「え？うん、まあ・・・多少はね。誰にだってあると思うよ」

(o;ω;n)「おんちゃんに聞かせるおん！その悩みを解決してあげるおん！」

（´・ω・｀）「おんちゃん・・・」

(o;ω;n)「もう誰にも辛い思いはさせたくないおん」

（´・ω・｀）「ありがとう、おんちゃん」

(o^ω^n)「おんちゃんに任せるおん！」

完

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