女の子「君ってなんだかミステリアスでつかみどころがないよね?今度一緒にどっか行かない?」ぼく「別にいいけど?」
1: VIPがお送りします 2018/08/03(金) 20:10:34.948 ID:St5Bt8iF0
女の子「あたしの話最後まで聞いてくれてありがとう」
ぼく「どういたしまして」
女の子「じゃああたし、もう行くね?」
ぼくたちは別れ話をしていた。
あの時は、こんな未来が来るなんて予想もしていなかった。
だってぼくたちは、まだ付き合ってすらいなかったのだから。
ぼく「どういたしまして」
女の子「じゃああたし、もう行くね?」
ぼくたちは別れ話をしていた。
あの時は、こんな未来が来るなんて予想もしていなかった。
だってぼくたちは、まだ付き合ってすらいなかったのだから。
4: VIPがお送りします 2018/08/03(金) 20:15:32.555 ID:St5Bt8iF0
女の子「わーい!遊園地だー!」
ぼくたちは地元の小さな遊園地にきていた。
季節は夏。
家族連れや、ぼくたちと同じような男女の二人組で溢れている。
ただ他の男女の二人組と違うのは、僕たちは友達ですらないということだ。
女の子「ねぇ!次はあれに乗ろうよ!」
ぼくは女の子のレザーの白いバッグを手に、後を歩いて追いかける。
女の子「観覧車、怖いんでしょ?」
ぼく「別に怖くないけど?」
本当は緊張していた。
狭いところも、高いところも、どちらも苦手なのだ。
そして気がつくと、ぼくは女の子と二人きりで観覧車に乗っていた。
ぼくは恐怖と興奮でガタガタ震えていた。
ぼくたちは地元の小さな遊園地にきていた。
季節は夏。
家族連れや、ぼくたちと同じような男女の二人組で溢れている。
ただ他の男女の二人組と違うのは、僕たちは友達ですらないということだ。
女の子「ねぇ!次はあれに乗ろうよ!」
ぼくは女の子のレザーの白いバッグを手に、後を歩いて追いかける。
女の子「観覧車、怖いんでしょ?」
ぼく「別に怖くないけど?」
本当は緊張していた。
狭いところも、高いところも、どちらも苦手なのだ。
そして気がつくと、ぼくは女の子と二人きりで観覧車に乗っていた。
ぼくは恐怖と興奮でガタガタ震えていた。
6: VIPがお送りします 2018/08/03(金) 20:18:34.874 ID:mAqaZJ5R0
ミステリアスな君が見捨てる明日
8: VIPがお送りします 2018/08/03(金) 20:22:36.552 ID:St5Bt8iF0
>>6
素敵なリリックですね。
素敵なリリックですね。
7: VIPがお送りします 2018/08/03(金) 20:22:09.487 ID:St5Bt8iF0
女の子「わー!高いー!」
ぼくはなるべく下を見ないようにして、窓を少しだけ開けた。
女の子「ねぇ!一緒に写真撮ろう?はい!せーの!」
女の子の肌が僕の上半身に密着する。
彼女は一体、どんな気持ちで僕と遊園地に来たのだろう。
「もうおしまいかー!もう一周するぞー!」
僕たちはそんな風にして、夏の遊園地を楽しんだのだった。
ぼくはなるべく下を見ないようにして、窓を少しだけ開けた。
女の子「ねぇ!一緒に写真撮ろう?はい!せーの!」
女の子の肌が僕の上半身に密着する。
彼女は一体、どんな気持ちで僕と遊園地に来たのだろう。
「もうおしまいかー!もう一周するぞー!」
僕たちはそんな風にして、夏の遊園地を楽しんだのだった。
9: VIPがお送りします 2018/08/03(金) 20:27:52.339 ID:St5Bt8iF0
学校での昼休み、ぼくはいつものように机に突っ伏して時間をやり過ごしていた。
「あいつ、いるんだかいないんだかわかんねーよな」
「喋ってんの聞いたことある?」
「ないわー」
僕は休み時間だけは耳が聞こえないモードに入る。
目も見えない。
全ての言葉がこの世界から消えてしまえばいいのにと思う。
チャイムが鳴って、僕は再び目を覚まし、耳を澄ます。
どこかに女の子の気配を感じるから。
「あいつ、いるんだかいないんだかわかんねーよな」
「喋ってんの聞いたことある?」
「ないわー」
僕は休み時間だけは耳が聞こえないモードに入る。
目も見えない。
全ての言葉がこの世界から消えてしまえばいいのにと思う。
チャイムが鳴って、僕は再び目を覚まし、耳を澄ます。
どこかに女の子の気配を感じるから。
10: VIPがお送りします 2018/08/03(金) 20:28:55.026 ID:St5Bt8iF0
終わり