魔王「レベルアップシステムさまさまだな」
1: ◆DlK/q.XOv. 2017/12/22(金) 23:20:17.359 ID:sNET2nd30
魔王「俺がレベルアップすれば最強じゃね?」
側近「一理ある」
魔王「な?」
側近「だが、そんなシステムは魔族には備わっていない」
魔王「魔王軍システム開発部総力で事にあたれ、はい追加予算」
側近「まあ、そこまで言うならやってみるか
側近「一理ある」
魔王「な?」
側近「だが、そんなシステムは魔族には備わっていない」
魔王「魔王軍システム開発部総力で事にあたれ、はい追加予算」
側近「まあ、そこまで言うならやってみるか
2: ◆DlK/q.XOv. 2017/12/22(金) 23:20:42.646 ID:sNET2nd30
~~~~~
側近「できたぞ」
魔王「流石、精鋭ぞろいだな。こんな短期間でシステム導入までこぎつけるか」
側近「で、どうだ?実感はあるか?」
魔王「うーん、あんまりわからん。本当に、システムは完成してるのか?不安になってきたぞ」
側近「体感できる類のものじゃないのかもな」
魔王「とりあえず、システム開発部には事業報告書を提出させろ。本当にシステムが完成しているのか、この目で確認したい」
魔王「あと余った予算は国庫に返納するから、事業決算書も早急にだ」
てれれてってってー
魔王の事務レベルが1上がった
魔王(事務Lv2)「・・・」
側近「・・・とりあえず、事業報告書は急ぐ必要はなさそうだな」
側近「できたぞ」
魔王「流石、精鋭ぞろいだな。こんな短期間でシステム導入までこぎつけるか」
側近「で、どうだ?実感はあるか?」
魔王「うーん、あんまりわからん。本当に、システムは完成してるのか?不安になってきたぞ」
側近「体感できる類のものじゃないのかもな」
魔王「とりあえず、システム開発部には事業報告書を提出させろ。本当にシステムが完成しているのか、この目で確認したい」
魔王「あと余った予算は国庫に返納するから、事業決算書も早急にだ」
てれれてってってー
魔王の事務レベルが1上がった
魔王(事務Lv2)「・・・」
側近「・・・とりあえず、事業報告書は急ぐ必要はなさそうだな」
3: ◆DlK/q.XOv. 2017/12/22(金) 23:20:52.999 ID:sNET2nd30
魔王「余剰予算は確り回収しろよ・・・」
魔王「よし、それじゃあ早速レベルアップに出かけるか」
側近「無茶言うなよ」
魔王「あ?何言ってんだお前、レベルアップに出かけなきゃシステム作らせた意味ないだろ」
側近「レベルアップはオフの時にしてくれ、いまは就業時間内だ。決済してもらわんといかい仕事が山ほどあるんだよ」
魔王「ま、まあ、それもそうか」
側近「じゃあ、頑張れ」
魔王「おう」
魔王「よし、それじゃあ早速レベルアップに出かけるか」
側近「無茶言うなよ」
魔王「あ?何言ってんだお前、レベルアップに出かけなきゃシステム作らせた意味ないだろ」
側近「レベルアップはオフの時にしてくれ、いまは就業時間内だ。決済してもらわんといかい仕事が山ほどあるんだよ」
魔王「ま、まあ、それもそうか」
側近「じゃあ、頑張れ」
魔王「おう」
4: ◆DlK/q.XOv. 2017/12/22(金) 23:21:12.980 ID:sNET2nd30
~~~~~~
勇者「魔王!悪の根源であるお前を倒して、世界に平和を取り戻して見せる」
魔王(事務Lv100)「よくぞ来た勇者よ、ただし面会には既定のルートを介して頂きたい」
勇者「何の呪文だ!?理解できない、魔族特有の言語なのか!?」
魔王「まずは、我が魔王軍秘書課を訪ねるがよい。そこで面談希望を伝えれば、必要な書面を渡す」
魔王「魔王軍取締役会で、貴様との面会に必要性あると判断されれば。正式に会ってやろう」
勇者「秘書課!わかった秘書課に行けばいいんだな!魔王!首を洗って待っていろ!」
勇者「魔王!悪の根源であるお前を倒して、世界に平和を取り戻して見せる」
魔王(事務Lv100)「よくぞ来た勇者よ、ただし面会には既定のルートを介して頂きたい」
勇者「何の呪文だ!?理解できない、魔族特有の言語なのか!?」
魔王「まずは、我が魔王軍秘書課を訪ねるがよい。そこで面談希望を伝えれば、必要な書面を渡す」
魔王「魔王軍取締役会で、貴様との面会に必要性あると判断されれば。正式に会ってやろう」
勇者「秘書課!わかった秘書課に行けばいいんだな!魔王!首を洗って待っていろ!」
6: ◆DlK/q.XOv. 2017/12/22(金) 23:21:57.975 ID:sNET2nd30
~~~~~~
魔王「とりあえず何とかなったわ」
側近「レベルアップシステム様様だな」
魔王「でも、戦闘レベル上がってないんだが」
側近「この一年忙しかったからな」
魔王「とりあえず、面談は先延ばしにして戦闘レベル上げに精を出すか」
側近「そんな暇はないぞ」
魔族「緊急連絡!勇者討ち死に!秘書課のサキュバス嬢が勇者を打倒しましたぞ!」
側近「・・・秘書課は暇だからな、時間を持て余して戦闘レベル上げてたみたいだ」
魔王「レベルアップシステム様々だな」
~~fin ×
魔王「とりあえず何とかなったわ」
側近「レベルアップシステム様様だな」
魔王「でも、戦闘レベル上がってないんだが」
側近「この一年忙しかったからな」
魔王「とりあえず、面談は先延ばしにして戦闘レベル上げに精を出すか」
側近「そんな暇はないぞ」
魔族「緊急連絡!勇者討ち死に!秘書課のサキュバス嬢が勇者を打倒しましたぞ!」
側近「・・・秘書課は暇だからな、時間を持て余して戦闘レベル上げてたみたいだ」
魔王「レベルアップシステム様々だな」
~~fin ×