ぼく「楽な仕事したいなぁ」お嬢様「うちでトイレットペーパーやりませんこと？」

2019年03月23日

ぼく「へ？」

お嬢様「ウチでトイレットペーパーやりませんこと？」

ぼく「へ？？」

お嬢様「じぃ、この御方……頭脳が……」

じぃ「お嬢様のもう一度聞いてみては？」

お嬢様「ウチで、トイレットペーパー、やりませんこと？」

ぼく「いみわかんない」

お嬢様「じぃ！日本語が通じましたわ！」

じぃ「流石です。お嬢様」

ぼく「あの、どういうこと？」

お嬢様「ウチでトイレットペーパーになってほしいんですの！勿論、お給料は払いますわ！」

ぼく「いや、その意味がわからないです」

お嬢様「じぃ……この人やっぱり脳が……」

じぃ「お仕事の内容を言ってさしあげては？」

お嬢様「そうですね。いいですか？よくお聞きになってください」

ぼく「はい」

お嬢様「ウチで、トイレットペーパーに、なって、ほしいんですの！」

ぼく「？」

お嬢様「じぃ。この御方、家までお連れして」

じぃ「かしこまりました」

お嬢様「ここが家ですわ」

ぼく「はぇー、でっかい」

お嬢様「あら、庶民的な感想ですわね」

じぃ「全くです」

お嬢様「とりあえず、貴方はおつむの方具合が芳しくなくいらっしゃるので、実際にお仕事体験してみてください」

ぼく「はい」

お嬢様「まず、わたくしが御小水をいたして参ります」

ぼく「！？」

ｶﾞﾁｬﾝ

トイレ(ｼﾞｮﾎﾞﾎﾞﾎﾞﾎﾞﾎﾞﾎﾞﾎﾞ！！！)

ぼく「！？」

ｼﾞｬｰ!ﾁﾘﾝﾁﾘﾝ！

お嬢様「もしー、トイレペーパーさーん！」

ぼく「！？」

じぃ「どうぞ、中へ」

ぼく「いい、いいんですか？」

じぃ「はい」

ぼく「失礼します」

お嬢様「遅くてよ」

ぼく「す、すみません」

お嬢様「では、お拭きになって」

ぼく「！？」

ぼく「は、はい！」

ｶﾞﾗﾗﾗﾗﾗﾗ

お嬢様「お待ちになって！」

ぼく「は、はい！」

お嬢様「それを使ってはダメですわ」

ぼく「え？」

お嬢様「それでは貴方を雇った意味がありません」

ぼく「えー……どうすれば……」

お嬢様「わたくしは、嘆いているのです」

ぼく「はぁ……」

お嬢様「この地球で一日に何本の木が伐採されてるかご存じですか？」

ぼく「え……知りません……」

お嬢様「わたくしもよくわかりません」

ぼく(おい)

お嬢様「つまり、そういうことですわ」

ぼく「どういう……？」

じぃ「お嬢様は森を守りたいということでございます」

お嬢様「そういうことですわ」

ぼく「それでトイレットペーパーの節約を？」

お嬢様「そういうことですわ」

ぼく「で、ぼくがトイレットペーパー？」

お嬢様「そうですわ！」

ぼく「で、どうしたらいいんですか？」

お嬢様「わたくしの御股の方を撫でてくれればいいですの」

ぼく「へ？」

お嬢様「トイレットペーパーですもの」

ぼく「でも、ぼくの手が……」

お嬢様「お気になさらず、貴方はトイレットペーパーですので」

ぼく「？」

お嬢様「もう、お給料のことですの？」

ぼく「へ？」

お嬢様「庶民の身分の方はさましいですわね」

ぼく「いや、そういうわけでは……」

お嬢様「じぃ、説明してあげて」

じぃ「はい。貴方様には月50万円ほど用意しております」

ぼく「へ！？そんなに？」

お嬢様「森の命に比べたら安いものですわ」

お嬢様「で、やりますの？」

ぼく「やります！(これでお母ちゃんを楽にしてあげられるぞ！)」

お嬢様「では、早くしてくださいまし」

ぼく「し、失礼します！」

ｻﾜｰｰｯ

ぼく「どうでしょう？」

お嬢様「ちゃんと拭けてますわ」

ぼく「よかった……」

ぼく「おしっこで手がベタベタだ」

お嬢様「そこで洗ってもいいですわ」

ぼく「え？便器の水で！？」

お嬢様「だって、御小水がついた手で洗面台を使うのはちょっと嫌ですわ……」

ぼく「そ、それもそうか……」

ｼﾞｬﾌﾞｼﾞｬﾌﾞ

お嬢様「これがお仕事内容ですわ！よろしくて？」

ぼく「は、はい！」

じぃ「では、あなた様のお部屋はこの隣になりますので……」

ぼく「トイレの隣！？」

お嬢様「えぇ、そうですわ。昨日作らせましたの。新築ですわ」

ぼく「あ、ありがとうございます」

じぃ「では、用があるときは鈴を鳴らしますので」

ぼく「は、はい！」

ぼく「よく考えたら……ぼく……女の子のアソコを…………」

ぼく「やべぇだろ……あのお嬢様……サイコ過ぎる……」

ぼく「逃げよう……」

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ……ﾌﾟﾙﾙﾙ……

ぼく「母ちゃん？」

ぼく「もしもし」

母「あなた何したの！？！？」

ぼく「へ？なんのこと？」

母「黒いスーツの人があんたのお給料だって50万円持ってきたの！」

ぼく「あ」

母「危ないことしてるんじゃないでしょうね！？」

ぼく「いや、トイ……執事！執事やることになった！」

母「執事！？あんたが！？」

ぼく「う、うん……」

母「どこで？」

ぼく「あの、山の上のお金持ちの家で……」

母「まぁ、凄いじゃない！」

ぼく「まぁね……母ちゃんその金好きに使ってよ」

母「え？そんな悪いわよ」

ぼく「いいんだ！俺住み込みだから！」

母「そう……じゃあ、ほんの少しだけ使わせてもらうわね……」

ぼく「うん。使ってよ。パート減らしてもいいからさ！」

母「ぐすっ……あり……ありがとう……」

ぼく「じゃあ、またね」

母「うん。頑張るんだよ……」

ﾌﾟｯﾌﾟｰﾌﾟｰﾌﾟｰ

ぼく「やめらんねぇ……」

ｼﾞｮﾎﾞﾎﾞﾎﾞﾎﾞﾎﾞﾎﾞﾎﾞ!!!!!!

ぼく「！」

ﾁﾘﾝﾁﾘﾝ

お嬢様「もしー！」

ぼく「は、はい！」

お嬢様「お願いいたしますわ」

ぼく「はいっ！」

ｻﾜｰｯ

お嬢様「お上手ですわ」

ぼく「ありがとうございます！」

お嬢様「ところでかみさん」

ぼく「ぼくのことですか？」

お嬢様「そうですの！いいお名前でしょう？神様みたいで！」

かみ「そ、そうですね……」

お嬢様「何かご要望はないかしら？」

かみ「え、あ……」

お嬢様「なんです？」

かみ「いえ……」

お嬢様「遠慮せず行ってくださいまし！」

かみ「その、お嬢様ことなんですけど……」

お嬢様「あら？わたくしのこと？」

かみ「おしっこの音が少し大きいかと……」

お嬢様「え！そ、そんな！……///」

かみ「ﾁﾘﾝﾁﾘﾝの前にわかってしまいます……」

お嬢様「は、恥ずかしいですわー！！！」ﾀﾞｰｯ!!!!!!

かみ「えー……」

じぃ「どうかされましたか？」

かみ「あの、おしっこの音のこと言ったら恥ずかしいって部屋の方に……」

じぃ「それはそれは。年頃のレディに対する配慮が足りませんでしたね」

かみ「は、はぁ……(問題そこなのか……？)」

じぃ「次からは気をつけてください」

かみ「そ、そうですね……」

ﾁﾘﾝﾁﾘﾝ

かみ「お」

お嬢様「かみさん……」

かみ「はい」

お嬢様「その……御小水の音のことなんですけど……」

かみ「はい」

お嬢様「音を抑える方々ご存じですか？」

かみ「えっー」

お嬢様「わたくし、恥ずかしくて用が足せませんわ……」

かみ「そうですね……水流しながらするとか……」

お嬢様「それではお水がもったいないですわ……」

かみ「うーん、1枚だけトイレットペーパーを水面に敷くとか？」

お嬢様「……それですわ！わたくしが致すときに手でクッション作ってくださいまし！」

かみ「！？」

お嬢様「さっそくやってみますわ！」

かみ「えっ」

ﾊﾟﾝﾂﾇｷﾞ－

かみ「ちょっ！お嬢様！」

お嬢様「はい？」

かみ「ぼ、ぼくに見られるのはいいんですか！？！？！」

お嬢様「えぇ、紙ですもの。仕方ないですわ」

かみ「あ、そっすか……」

お嬢様「？」

お嬢様「では、出しますわ」

かみ「は、はい」

ﾁｮﾛｯ ……

かみ(うぉ、あったか……)

ｼｬﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ…………

かみ「すげー勢いだなー(お、上手いこといってる)」

お嬢様「へ！？……///」

かみ「やべ……まちがった」

お嬢様「恥ずかしいですわー！」

かみ「でも、お嬢様！音は押さえられてます！」

お嬢様「ほんとですの！？」

かみ「はい！全然聞こえないです！」

お嬢様「よかったですわー」

かみ「そうですね！(ばかなのか？)」

お嬢様「あ、大変なことに気付きましたわ……」

かみ「なにか？」

お嬢様「かみさんの手が……」

かみ「あぁ、気にしないでください。洗いますんで」

お嬢様「いえ、その手では御股が拭けませんわ……」

かみ「あ……」

お嬢様「どうしたらいいのでしょう……」

かみ「困りましたね……」

お嬢様「うーん……トイレットペーパー使うしかないのでしょうか……」

かみ「舐めましょうか？なんつって……」

お嬢様「かみさん！！！！」

かみ「ご、ごめんなさい！」

お嬢様「名案ですわ……わたくし鳥肌が立ちましたわ……」

お嬢様「では、お願いしますわ」

ｸﾞｲｯ

かみ「い、いいんですか！？」

お嬢様「早くしないとかぶれてしまいますわ」

かみ「はっ！はい」

ﾍﾟﾛｰﾝ……ｼﾞｭﾙﾙﾙﾙ……

お嬢様「あっ、お……お上手ですわね……」

かみ「嫌でした？」

お嬢様「いえ、我慢しますわ……次からはお願いします……」

かみ「さすがに恥ずかしかったのかな？あの後走って帰っちゃったし……」

かみ「ていうか、次からは片手でクッションしたらいいだけなんじゃ……」

かみ「ま、いいか」

かみ「なんか、この仕事楽しくなってきたぞ！お嬢様は何だかんだで可愛いし！」

お嬢様「よく考えたら片手で抑えてもらって、もう片方で拭いてもらえばよかっただけですわ……」

お嬢様「でも、あの感じ……温かくてクセになりそうですわ……」

お嬢様「かみさんには黙っておきましょう……」

お嬢様「ふぁーあ」

じぃ「おはようございますお嬢様」

お嬢様「おはようじぃ」

じぃ「おトイレですか？」

お嬢様「えぇ」

じぃ「かみさんも起きてらっしゃいますよ」

お嬢様「え、えぇ……///」

ﾁﾘﾝﾁﾘﾝ

かみ「おはようございますお嬢様」

お嬢様「おはようかみさん」

かみ「おトイレですか？」

お嬢様「えぇ、お願いしますわ」

ﾇｷﾞﾇｷﾞ

かみ「ちょっ！お嬢様！なんで全部脱ぐんですか！？」

お嬢様「えっ、あ……わたくし……お恥ずかしいことに大きい方は全部脱がないとできないんです……」

かみ「えっ……うんこするんすか！？」

お嬢様「ええ、朝ですもの……///」

かみ「なら外で待ってますね」

お嬢様「待ってくださいまし！」

かみ「はい？」

お嬢様「その、わたくし……力むと御小水のほうも一緒に出てしまうので……」

かみ「あ、そっすか……(えー……)」

お嬢様「では、お願いしますわ……」

ｼｬﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ……

ﾐﾘﾘﾘﾘﾘﾘｰｰ!!!!!!

かみ「うわーでけーうんこ！」

お嬢様「恥ずかしいですわ！」

かみ「ご、ごめんなさい！」

お嬢様「お口には気をつけてくださいまし！」

かみ「はいっ！」

お嬢様「うーん……」

ﾐﾘﾘﾘﾘﾘﾘ!!!!!!

ｼｬﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ

かみ(２本目もやべぇな……)

お嬢様「ふぅ♪すっきりですわ」

かみ「あの……お嬢様」

お嬢様「はい？」

かみ「も、もしかして口でするんですか？」

お嬢様「えぇ、お願いしますわ！」

かみ「あの、さすがにうんこ直舐めは……」

お嬢様「できないんですの？」

かみ「ウォシュレットして頂ければなんとか……」

お嬢様「でも、お水が……もったいないですわ……」

かみ「それもそっすね……」

お嬢様「お願い……できませんか……？」

かみ「ぼくもかみの端くれです！やりましょう！」

お嬢様「いいんですの！？」

かみ「はい！任せてください！」

お嬢様「では、お願いしますわ！」

ﾌﾟﾘﾝｯ

かみ「ｺﾞｸｯ……行きます……」

ﾍﾟﾛｯ……

お嬢様「ひゃっ！」

かみ「ん？」

ﾍﾟﾛﾍﾟﾛﾍﾟﾛﾍﾟﾛ

お嬢様「そ、そんな激しくっ……」

かみ「旨いぞ……」

お嬢様「へ？」

かみ「お嬢様のうんこ旨いです！」

お嬢様「えっ！」

かみ「うんこが旨いなんて……お嬢様……あなた人間ですか！？」

お嬢様「！？」

かみ「なんつって！」

お嬢様「ばれてしまいましたか……」

かみ「えっ……？」

お嬢様「なかなか鋭い方ですわ。そうですわ。わたくしは人ではありません……」

かみ「えー……」

お嬢様「わたくし……実はこの森の精なのです」

かみ「まじかよ……」

お嬢様「騙すようなことして申し訳ないですわ……」

かみ「その前にケツ穴向けっぱなしの方が失礼なのでは……？」

お嬢様「おほほ……人間のマナーは難しいですわ」

かみ「ところでなぜこんなことを？」

森の精「人間の皆様に木の大切さを知ってほしくて……」

かみ「えっー……」

森の精「ぼくさん……」

ぼく「はい……」

森の精「貴方は心の優しい人ですね」

ぼく「はい……」

森の精「見ず知らずの人のおしりの穴を舐めるなんて普通の人にはできません」

ぼく「いえ、相手が美少女であれば大体の男はできます」

森の精「そ、そうですか……人間は変わった生き物ですね……」

ぼく「そんなものです」

森の精「ぼくさん……お礼をしたいのですがよろしいですか？」

ぼく「えっ、お礼までもらえるんですか？」

森の精「是非受け取ってください」

森の精「これです」

ぼく「これは……」

森の精「これは精霊界の木で作ったトイレットペーパーです」

ぼく「ほう……」

森の精「そのトイレットペーパーは使っても使ってもなくなることはありません」

ぼく「すげぇ……(いらねぇ)」

森の精「そのトイレットペーパーのレシピと材料も一緒にお渡ししますので人間界で広めてください」

ぼく「あの……これで商売してもいいですか？？」

森の精「もちろん。お礼ですから」

ぼく「ありがとうございます！」

森の精「こちらこそ。気持ちよかったです」

ぼく「へ？」

森の精「あ、いえ！なんでもないです！」

ぼく「森の精さん？」

森の精「ぼくさん……あの……」

ぼく「なんですか？」

森の精「また、その……いえ……なんでもないです……」

かみ「お嬢様！また、トイレ行きたくなったら呼んでくださいね！」

お嬢様「かみさん！お願いしますわ！」

ぼく「母ちゃんただいま！」

母「お帰りなさい。仕事はもう終わったの？」

ぼく「母ちゃん。パートやめていいよ」

母「えっ……でも借金が……」

ぼく「トイレットペーパー会社の社長になったんだ！」

母「社長？」

ぼく「おう！そして……紹介したい人も……」

母「まぁ……」

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