魔女「鏡よ鏡、この世で1番美しいのはだあれ?」鏡「俺です」
1: VIPがお送りします 2017/03/23(木) 18:27:36.903 ID:AcDNwq0H0.net
魔女「まさかの」
鏡「見てくださいこの鏡面仕上げを」
魔女「つるつるね」
鏡「iPhoneに使用されているゴリラガラスを採用しています」
魔女「すごい近代的ね」
鏡「…あ!」
魔女「どうしたの?」
鏡「メールが来ました」
魔女「あなた鏡よね?」
鏡「ホームボタンを押してください」
魔女「あなた鏡よね?」
鏡「見てくださいこの鏡面仕上げを」
魔女「つるつるね」
鏡「iPhoneに使用されているゴリラガラスを採用しています」
魔女「すごい近代的ね」
鏡「…あ!」
魔女「どうしたの?」
鏡「メールが来ました」
魔女「あなた鏡よね?」
鏡「ホームボタンを押してください」
魔女「あなた鏡よね?」
5: VIPがお送りします 2017/03/23(木) 18:29:17.565 ID:AcDNwq0H0.net
魔女「鏡よ鏡」
鏡「俺です」
魔女「早いわ」
鏡「仕事の早さも世界一です」
魔女「まだ何も聞いてないわ」
鏡「なんなりと」
魔女「午後の天気は?」
鏡「土砂降りです」
魔女「あら、こんなに晴れてるのに。お洗濯物取り込まなくちゃ」
鏡「もう取り込んであります」
魔女「さすがだわ」
鏡「骨が折れましたね」
魔女「……骨…?」
鏡「俺です」
魔女「早いわ」
鏡「仕事の早さも世界一です」
魔女「まだ何も聞いてないわ」
鏡「なんなりと」
魔女「午後の天気は?」
鏡「土砂降りです」
魔女「あら、こんなに晴れてるのに。お洗濯物取り込まなくちゃ」
鏡「もう取り込んであります」
魔女「さすがだわ」
鏡「骨が折れましたね」
魔女「……骨…?」
9: VIPがお送りします 2017/03/23(木) 18:35:07.665 ID:AcDNwq0H0.net
鏡「俺です」
魔女「おはよう、早いわね」
鏡「明日からメンテナンスです」
魔女「あら、もうそんな時期?」
鏡「タッチパネルが搭載されます」
魔女「タッチパネル!」
鏡「GPSも付きます」
魔女「それ要るの?」
鏡「俺を無くした時はすぐに探し出せます」
魔女「あなた埋め込み鏡じゃない」
鏡「これでも歩けます」
魔女「怖いわ」
魔女「おはよう、早いわね」
鏡「明日からメンテナンスです」
魔女「あら、もうそんな時期?」
鏡「タッチパネルが搭載されます」
魔女「タッチパネル!」
鏡「GPSも付きます」
魔女「それ要るの?」
鏡「俺を無くした時はすぐに探し出せます」
魔女「あなた埋め込み鏡じゃない」
鏡「これでも歩けます」
魔女「怖いわ」
11: VIPがお送りします 2017/03/23(木) 18:40:05.066 ID:AcDNwq0H0.net
額縁「俺です」
魔女「あら?どなた?」
額縁「本体はメンテナンスに行ってます」
魔女「額縁も話せるのね」
額縁「私は子機のようなものです」
魔女「電話かしら?」
額縁「この度、私もバージョンアップすることになりまして」
魔女「あらま」
額縁「音量調節ボタンが付きました」
魔女「iPhoneかしら」
額縁「イヤホン穴とつけました」
魔女「iPhoneかしら?」
魔女「あら?どなた?」
額縁「本体はメンテナンスに行ってます」
魔女「額縁も話せるのね」
額縁「私は子機のようなものです」
魔女「電話かしら?」
額縁「この度、私もバージョンアップすることになりまして」
魔女「あらま」
額縁「音量調節ボタンが付きました」
魔女「iPhoneかしら」
額縁「イヤホン穴とつけました」
魔女「iPhoneかしら?」
15: VIPがお送りします 2017/03/23(木) 19:12:16.843 ID:AcDNwq0H0.net
魔女「鏡よ鏡」
白雪姫「おば様来たわよ!」
魔女「来たわね」
鏡「窓から入らないで下さい」
魔女「あなた冷蔵庫のプリン食べたでしょ」
白雪姫「美味しかったわ」
鏡「あ!土足で入らないで」
魔女「許さないわ」
白雪姫「あら美味しそうなりんご」
鏡「あ、それは…」
魔女「食べてもいいわよ」
白雪姫「…シャリシャリ…あれ?これは」
魔女「梨よ」
鏡「なぜ赤くした」
魔女「ロマンよ」
白雪姫「少し酸っぱいわ」
魔女「外側はトマトで染めたの」
鏡「やめろよ」
白雪姫「おば様来たわよ!」
魔女「来たわね」
鏡「窓から入らないで下さい」
魔女「あなた冷蔵庫のプリン食べたでしょ」
白雪姫「美味しかったわ」
鏡「あ!土足で入らないで」
魔女「許さないわ」
白雪姫「あら美味しそうなりんご」
鏡「あ、それは…」
魔女「食べてもいいわよ」
白雪姫「…シャリシャリ…あれ?これは」
魔女「梨よ」
鏡「なぜ赤くした」
魔女「ロマンよ」
白雪姫「少し酸っぱいわ」
魔女「外側はトマトで染めたの」
鏡「やめろよ」
17: VIPがお送りします 2017/03/23(木) 19:24:30.025 ID:AcDNwq0H0.net
鏡「ポポン」
魔女「あら?何の音?」
鏡「LINEのメッセージ通知音です」
魔女「どなたから?」
鏡「小人さんです」
魔女「何かしら?」
鏡「白雪姫が食費を踏み倒して大変らしいです」
魔女「あの子ったら」
鏡「あ!」
魔女「どうしたの?」
鏡「ニュース見て下さい」
魔女「これは……?」
鏡「白雪姫が…」
魔女「捕まっちゃったのね」
魔女「あら?何の音?」
鏡「LINEのメッセージ通知音です」
魔女「どなたから?」
鏡「小人さんです」
魔女「何かしら?」
鏡「白雪姫が食費を踏み倒して大変らしいです」
魔女「あの子ったら」
鏡「あ!」
魔女「どうしたの?」
鏡「ニュース見て下さい」
魔女「これは……?」
鏡「白雪姫が…」
魔女「捕まっちゃったのね」
20: VIPがお送りします 2017/03/23(木) 19:34:34.905 ID:AcDNwq0H0.net
鏡「魔女さんや」
魔女「なあに?鏡さんや」
鏡「背中が痒いです」
魔女「背中ね………背中?」
鏡「掻いてほしいです」
魔女「あなた埋め込み鏡よね?」
鏡「仰る通りです」
魔女「背中はどこにあるの?」
鏡「額縁の裏です」
魔女「取り壊さなきゃ」
鏡「それはマニュアルに沿って動かして下さい」
魔女「マニュアルあったのね」
鏡「アタッチメントを正しく外して下さい」
魔女「案外親切設計」
鏡「あ」
魔女「どうしたの?」
鏡「専用の孫の手で掻いて下さい」
魔女「専用のあるのね」
鏡「雪印製です」
魔女「食品会社!」
魔女「なあに?鏡さんや」
鏡「背中が痒いです」
魔女「背中ね………背中?」
鏡「掻いてほしいです」
魔女「あなた埋め込み鏡よね?」
鏡「仰る通りです」
魔女「背中はどこにあるの?」
鏡「額縁の裏です」
魔女「取り壊さなきゃ」
鏡「それはマニュアルに沿って動かして下さい」
魔女「マニュアルあったのね」
鏡「アタッチメントを正しく外して下さい」
魔女「案外親切設計」
鏡「あ」
魔女「どうしたの?」
鏡「専用の孫の手で掻いて下さい」
魔女「専用のあるのね」
鏡「雪印製です」
魔女「食品会社!」
21: VIPがお送りします 2017/03/23(木) 19:43:56.780 ID:AcDNwq0H0.net
鏡「~♪~♪♪♪~♪」
魔女「何の音?」
鏡「お風呂が沸きました」
魔女「あら給湯器」
鏡「ミストも出せます」
魔女「高機能ね」
鏡「でもひとつ問題が」
魔女「なにかしら?」
鏡「脱衣所の暖房が効きません」
魔女「直してもらいましょ」
鏡「ですから今の俺は『風呂上がりのご老人を温度差で絶対に殺すマン』になってます」
魔女「この鏡怖いわ」
鏡「『風呂上がりのご老人を温度差で絶対に殺すマン』です」
魔女「…鏡さん?」
鏡「『風呂上がりのご老人を温度差で絶対に殺すマン』」
魔女「ふ…風呂上がりの…」
鏡「お風呂が冷めました」
魔女「早いわ」
魔女「何の音?」
鏡「お風呂が沸きました」
魔女「あら給湯器」
鏡「ミストも出せます」
魔女「高機能ね」
鏡「でもひとつ問題が」
魔女「なにかしら?」
鏡「脱衣所の暖房が効きません」
魔女「直してもらいましょ」
鏡「ですから今の俺は『風呂上がりのご老人を温度差で絶対に殺すマン』になってます」
魔女「この鏡怖いわ」
鏡「『風呂上がりのご老人を温度差で絶対に殺すマン』です」
魔女「…鏡さん?」
鏡「『風呂上がりのご老人を温度差で絶対に殺すマン』」
魔女「ふ…風呂上がりの…」
鏡「お風呂が冷めました」
魔女「早いわ」
27: VIPがお送りします 2017/03/23(木) 22:50:36.008 ID:AcDNwq0H0.net
魔女「鏡よ鏡、この世で最も美しいのはだあれ?」
鏡「美しさとは」
魔女「ん?」
鏡「例え、どれだけ外見が優れていようとも内面や所作が美しく無ければ美しいとは言えません」
魔女「一理あるわ」
鏡「逆もまた然り、内面や所作が美しい人は外見によらず美しいと感じるものです」
魔女「じゃあ内面や所作を含めてこの世で最も美しいのはだあれ?」
鏡「俺です」
魔女「ブレないわね」
鏡「外見は元より、内面や所作はそこらの人間に追随を許しません」
魔女「自己評価が高いわ」
鏡「美しさには自信があります」
魔女「内面はともかく、所作?」
鏡「俺の秋波は女の子を腰砕けにします」
魔女「…鏡さん」
鏡「何でしょう」
魔女「目が無いのに秋波を送れるの?」
鏡「…来週のアップデートをお楽しみに」
魔女「目が付くのかしら」
鏡「お楽しみに」
鏡「美しさとは」
魔女「ん?」
鏡「例え、どれだけ外見が優れていようとも内面や所作が美しく無ければ美しいとは言えません」
魔女「一理あるわ」
鏡「逆もまた然り、内面や所作が美しい人は外見によらず美しいと感じるものです」
魔女「じゃあ内面や所作を含めてこの世で最も美しいのはだあれ?」
鏡「俺です」
魔女「ブレないわね」
鏡「外見は元より、内面や所作はそこらの人間に追随を許しません」
魔女「自己評価が高いわ」
鏡「美しさには自信があります」
魔女「内面はともかく、所作?」
鏡「俺の秋波は女の子を腰砕けにします」
魔女「…鏡さん」
鏡「何でしょう」
魔女「目が無いのに秋波を送れるの?」
鏡「…来週のアップデートをお楽しみに」
魔女「目が付くのかしら」
鏡「お楽しみに」
28: VIPがお送りします 2017/03/23(木) 23:04:00.886 ID:AcDNwq0H0.net
鏡「魔女さん」
魔女「なにかしら」
鏡「コレをつけて下さい」
魔女「あら、これは?」
鏡「VRスコープです」
魔女「鏡の近代化がすごいわ」
鏡「コレをつけると立体的に見えます」
魔女「何がかしら?」
鏡「俺です」
魔女「早速つけてみたわ」
鏡「どうでしょう」
魔女「白い空間に鏡が浮いているわ」
鏡「すごいでしょう」
魔女「これだけかしら」
鏡「これだけです」
魔女「これ必要なのかしら」
鏡「もっと楽しみたいならアプリをダウンロードして下さい」
魔女「あら、アプリなんて使えたのね」
鏡「Googleのアカウントを作って下さい」
魔女「アンドロイドだったのね」
魔女「なにかしら」
鏡「コレをつけて下さい」
魔女「あら、これは?」
鏡「VRスコープです」
魔女「鏡の近代化がすごいわ」
鏡「コレをつけると立体的に見えます」
魔女「何がかしら?」
鏡「俺です」
魔女「早速つけてみたわ」
鏡「どうでしょう」
魔女「白い空間に鏡が浮いているわ」
鏡「すごいでしょう」
魔女「これだけかしら」
鏡「これだけです」
魔女「これ必要なのかしら」
鏡「もっと楽しみたいならアプリをダウンロードして下さい」
魔女「あら、アプリなんて使えたのね」
鏡「Googleのアカウントを作って下さい」
魔女「アンドロイドだったのね」
29: VIPがお送りします 2017/03/23(木) 23:12:20.524 ID:AcDNwq0H0.net
魔女「鏡よ鏡」
鏡「何でしょう」
魔女「魔女友の飲み会に行ってくるわ」
鏡「いってらっしゃいませ」
魔女「電車の乗り換え検索してくれる?」
鏡「箒で行かないんですか?」
魔女「お酒飲むから乗らないわ」
鏡「あ!魔女さん」
魔女「なにかしら」
鏡「箒の車検が今年で切れそうです」
魔女「あら」
鏡「オイルも交換した方が良さそうです」
魔女「ついでにタイヤも変えようかしら」
鏡「ワイパーのゴムも変えましょう」
鏡「何でしょう」
魔女「魔女友の飲み会に行ってくるわ」
鏡「いってらっしゃいませ」
魔女「電車の乗り換え検索してくれる?」
鏡「箒で行かないんですか?」
魔女「お酒飲むから乗らないわ」
鏡「あ!魔女さん」
魔女「なにかしら」
鏡「箒の車検が今年で切れそうです」
魔女「あら」
鏡「オイルも交換した方が良さそうです」
魔女「ついでにタイヤも変えようかしら」
鏡「ワイパーのゴムも変えましょう」
30: VIPがお送りします 2017/03/23(木) 23:17:47.974 ID:AcDNwq0H0.net
もう寝る終わり
34: VIPがお送りします 2017/03/24(金) 01:42:08.501 ID:FZ/VnvYi0.net
iPhoneじゃなかったのかよ!