大男「1回戦の相手はこのガキか?楽勝だな」少年剣士「…ふんっ、あまり調子に乗らない事だ」

2019年04月17日
大男「1回戦の相手はこのガキか?楽勝だな」少年剣士「…ふんっ、あまり調子に乗らない事だ」

1: VIPがお送りします 2016/08/12(金) 20:31:45.577 ID:GOvjjDw00.net
大男「おいおい2回戦の相手は女かよ。どうなってるんだ今年の大会は?」

女騎士「女だと思って甘く見るな!」

10: VIPがお送りします 2016/08/12(金) 20:39:10.093 ID:GOvjjDw00.net
大男「3回戦は爺さんが相手か。こりゃあ殺しちまわないように手加減しねえとなw」

老人「ほっほっほっ……亀の甲より年の功じゃと言う事を教えてやろうかのぉ」

20: VIPがお送りします 2016/08/12(金) 20:49:04.146 ID:GOvjjDw00.net
大男「4回戦は……なんだアイツ、気味が悪い奴だな……チッ、早いところ終わらせてやるぜ」

ローブ男「ヒッ……クヒッ、クヒヒヒッ……実験の始まりだァ……」

29: VIPがお送りします 2016/08/12(金) 21:21:20.183 ID:GOvjjDw00.net
大男「5回戦の相手は……へっ、ここは社交場じゃねえぞ色男!来る場所間違えてんじゃねえのか!w」

イケメン剣士「醜い……実に醜い男だ。美しい僕には見るに耐えない。直ぐに終わらせてあげるよ」

34: VIPがお送りします 2016/08/12(金) 21:41:13.571 ID:GOvjjDw00.net
大男「いよいよ準決勝戦か!流石にちょっとは出来そうな奴が来たな!」

武人「ここまで来れたその力、認めてやろう……だが、”力”だけでは勝てない世界を教えてやる」

36: VIPがお送りします 2016/08/12(金) 22:01:22.477 ID:GOvjjDw00.net
大男「ついに決勝戦だ!ここまで来たんだ、絶対優勝してやるぜ!」

大男2「それはこっちのセリフだぜ!手前ェに勝って優勝するのはこの俺よ!」

40: VIPがお送りします 2016/08/12(金) 22:32:18.644 ID:GOvjjDw00.net
大男2「おらぁっ!」

ドゴォッ!

大男「グブッ!?な、なんてパワーだ……こ、これは、流石に……」

大男(く、悔しいかパワーは完全に相手が上だ……ここまで来て残念だが、これまでか……)

ガクッ


『諦めるな!』

大男「!?」

44: VIPがお送りします 2016/08/12(金) 23:02:35.651 ID:GOvjjDw00.net
少年剣士「お前はこの僕に勝ったんだぞ!絶対に優勝しないと、許さないからな!」

女騎士「お前が優勝してくれないと、負けた私たちが格好がつかないじゃないか!」

老人「ほっほっほっ……若いもんがそう簡単に諦めるもんじゃないのぉ」

ローブ男「クヒッ……ガンバレ」

イケメン剣士「勝て……勝ってくれ、本当の美しさを持った男よ!」

武人「”力”だけでなく”技”も兼ねそろえたお前こそ本当の武人だ」


大男「お前ら……へっ、そうだな。諦めるのは、まだちょっと早ぇなぁ!!」

ドンッ!

大男2「なっ!?て、手前ェ、まだこんな力を残してやがったのか!?」

大男「勝負はここからだぜ!俺は、絶対に負けねぇ!」

47: VIPがお送りします 2016/08/12(金) 23:24:34.742 ID:GOvjjDw00.net
審判「勝負あり!優勝は大男2選手!」

大男2「よっしゃあ!」

大男「くそっ、良いところまで行ったんだがな。まあ精神論で勝てたら苦労はねぇわな」

大男2「いやいや、結構危なかったぜ。強ぇなお前さん」

大男「ハッよく言うぜ。来年は絶対勝ってやるからな」

大男2「楽しみにしてるぜ」

イケメン剣士「おっとそうは行かないよ。来年の大会で優勝するのはこの僕だからね」

武人「来年に向けて修行のやり直しだ」

少年剣士「僕も!」

女騎士「来年こそ女でも戦えるという事を証明してやる!」

ローブ男「ヒヒヒヒヒヒッ、実験は研究室でやります」

老人「ほっほっほっほっほっ、若いもんはいいのぉ」

大男「来年は楽しくなりそうだな……負けてらんねえぜ!」

56: VIPがお送りします 2016/08/13(土) 00:14:46.763 ID:FYPWB5QK0.net
翌年

大男「1回戦の相手は……へっ、またお前か。だけど、ちょっとはいい面構えになったじゃねえの」

大少年剣士「……ふんっ、あまり調子に乗らない事だ。昨年までの僕とは違う」

大女騎士「彼だけじゃないぞ。みんなこの1年で鍛えなおしたからな」

大老人「ほっほっほっ……昨年準優勝のおぬしといえど、油断をしておると足元をすくわれるぞ」

大イケメン剣士「この鍛え抜かれた筋肉……これこそが真の美……」

大武人「皆、お前に勝つために力を付けた……無論俺もな。優勝するのは俺だ!」

ローブ男「みんながんばれ~」

大男2「どいつもこいつも簡単には勝たせてはくれなさそうな連中ばっかだな……頑張れよ、決勝で待ってるぜ」

大男「言われるまでもねぇよ。面白くなってきたぜ!いくぜ!!」

大少年剣士「応!!」

大審判「それでは第一試合……開始!!」


オワリ

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