男「ぐへへへ……痴漢してやるぜ」女「甘いわね!」
1: VIPがお送りします 2017/01/23(月) 22:03:35.855 ID:QwJ30Byo0.net
―電車内―
男(ぐへへへへ……痴漢してやるぜ)
男(昨今は女性専用車両なんてもんができたり、痴漢冤罪が社会問題になったことで)
男(女どもは“ビビった男どもは痴漢をしない”とナメてかかってやがる!)
男(だからこそチャンス! だからこそ狙い目!)
男(痴漢やるなら今でしょ!)
男(しかも、俺には秘策がある!)
男(ぐへへへへ……痴漢してやるぜ)
男(昨今は女性専用車両なんてもんができたり、痴漢冤罪が社会問題になったことで)
男(女どもは“ビビった男どもは痴漢をしない”とナメてかかってやがる!)
男(だからこそチャンス! だからこそ狙い目!)
男(痴漢やるなら今でしょ!)
男(しかも、俺には秘策がある!)
4: VIPがお送りします 2017/01/23(月) 22:06:07.285 ID:QwJ30Byo0.net
男「ねえ、裁判長?」
裁判長「うむ」
裁判長「貴公がどんな痴漢をしようと、無罪にしてやろう」
男(俺は事前に裁判長を買収し、味方につけていたのだ!)
男(これなら俺は有罪になることはない!)
裁判長「うむ」
裁判長「貴公がどんな痴漢をしようと、無罪にしてやろう」
男(俺は事前に裁判長を買収し、味方につけていたのだ!)
男(これなら俺は有罪になることはない!)
5: VIPがお送りします 2017/01/23(月) 22:08:05.211 ID:QwJ30Byo0.net
男「では、さっそく始めようか」
女「……」
男(ターゲットはあの女でいいだろう)
男「今ッ!」サッ
女「……」
男(ターゲットはあの女でいいだろう)
男「今ッ!」サッ
6: VIPがお送りします 2017/01/23(月) 22:09:27.023 ID:QwJ30Byo0.net
男「――消えた!?」
男「どこへ!? どこへ行きやがった!?」
裁判長「上だーっ!!!」
男「なにっ!?」
男「どこへ!? どこへ行きやがった!?」
裁判長「上だーっ!!!」
男「なにっ!?」
8: VIPがお送りします 2017/01/23(月) 22:11:10.735 ID:QwJ30Byo0.net
女「甘いわね!」
男「!?」
男(こいつ、飛び上がって、俺の痴漢をかわしたのか!)
男(――って、パンツ丸見えじゃねーか!)
裁判長「バカ! 見とれてる場合か!」
男「!?」
男(こいつ、飛び上がって、俺の痴漢をかわしたのか!)
男(――って、パンツ丸見えじゃねーか!)
裁判長「バカ! 見とれてる場合か!」
9: VIPがお送りします 2017/01/23(月) 22:13:09.850 ID:QwJ30Byo0.net
ドカァッ!
女の蹴りが、男の顎をしたたかに打った。
男「ふ、不覚……」
ドサッ……
女の蹴りが、男の顎をしたたかに打った。
男「ふ、不覚……」
ドサッ……
15: VIPがお送りします 2017/01/23(月) 22:15:25.302 ID:QwJ30Byo0.net
……
……
男「う……」
裁判長「よかった、目を覚ましたか!」
男「裁判長……ここは?」
裁判長「電車内だ。貴公は三日間も眠っていたのだぞ」
男「そうか……」
……
男「う……」
裁判長「よかった、目を覚ましたか!」
男「裁判長……ここは?」
裁判長「電車内だ。貴公は三日間も眠っていたのだぞ」
男「そうか……」
16: VIPがお送りします 2017/01/23(月) 22:18:20.188 ID:QwJ30Byo0.net
男「くそっ! 俺はあの女のケツに指一本触れることができなかった!」
男「もう一度だ! リベンジを――」
裁判長「無理だ。今の貴公では、あの女には勝てん」
男「くっ……!」
男「裁判長、どうすればいい? どうすればあの女に勝てる!?」
裁判長「……」
男「もう一度だ! リベンジを――」
裁判長「無理だ。今の貴公では、あの女には勝てん」
男「くっ……!」
男「裁判長、どうすればいい? どうすればあの女に勝てる!?」
裁判長「……」
17: VIPがお送りします 2017/01/23(月) 22:21:16.887 ID:QwJ30Byo0.net
裁判長「七両目のシルバーシートに、痴漢の達人がいるらしい」
男「痴漢の達人……?」
裁判長「その者の弟子になればあるいは……」
男「分かった……俺は必ず強くなってみせる!」
男「達者でな、裁判長」スタスタ
裁判長(痴漢道……なんと険しい道よ)
男「痴漢の達人……?」
裁判長「その者の弟子になればあるいは……」
男「分かった……俺は必ず強くなってみせる!」
男「達者でな、裁判長」スタスタ
裁判長(痴漢道……なんと険しい道よ)
18: VIPがお送りします 2017/01/23(月) 22:24:23.494 ID:QwJ30Byo0.net
七両目――
老人「ほっほっほ、何用かな? お若いの」
男「俺に……痴漢を教えて下さい!」
老人「なぜ、痴漢をしたい?」
男「そこに尻があるから」
老人「いい答えじゃ」
老人「よかろう、修行をつけてやろう!」
男「ありがとうございます!」
老人「ほっほっほ、何用かな? お若いの」
男「俺に……痴漢を教えて下さい!」
老人「なぜ、痴漢をしたい?」
男「そこに尻があるから」
老人「いい答えじゃ」
老人「よかろう、修行をつけてやろう!」
男「ありがとうございます!」
21: VIPがお送りします 2017/01/23(月) 22:27:00.615 ID:QwJ30Byo0.net
老人「さっそく最初の修行じゃ」
男(一体どんな修行なんだろう……!?)
老人「電車の網棚に散らばっているエロ本を拾ってまいれ!」
男「!?」
男(一体どんな修行なんだろう……!?)
老人「電車の網棚に散らばっているエロ本を拾ってまいれ!」
男「!?」
22: VIPがお送りします 2017/01/23(月) 22:28:36.429 ID:QwJ30Byo0.net
ガタンゴトン…
男(俺は痴漢を教えてもらいたいのに……)
男(なにが悲しくてエロ本なんか拾わなきゃならないんだ……)
男(まあいい、最初のうちは雑用しなきゃならないんだろう)
男「よっ」サッ
男「ほっ」ササッ
男「はっ」サササッ
男(俺は痴漢を教えてもらいたいのに……)
男(なにが悲しくてエロ本なんか拾わなきゃならないんだ……)
男(まあいい、最初のうちは雑用しなきゃならないんだろう)
男「よっ」サッ
男「ほっ」ササッ
男「はっ」サササッ
25: VIPがお送りします 2017/01/23(月) 22:31:29.799 ID:QwJ30Byo0.net
男「拾って参りました」
老人「ほっほっほ、ようやった」
老人「では次の試練を与える」
男「なんでしょう?」
老人「スリで10万円集めて参れ!」
男「!?」
老人「ほっほっほ、ようやった」
老人「では次の試練を与える」
男「なんでしょう?」
老人「スリで10万円集めて参れ!」
男「!?」
28: VIPがお送りします 2017/01/23(月) 22:34:14.513 ID:QwJ30Byo0.net
男「ちょ、ちょっと待って下さい!」
老人「なんじゃい」
男「スリなんて……立派な犯罪じゃないですか!」
男「俺は痴漢であって、犯罪者に堕ちるつもりはない!」
老人「なるほど、おぬしの覚悟はその程度じゃったのか」
男「!」
老人「ま、並みの痴漢として一生を終えるのであれば、それもよかろう」
男「……分かりましたよ。やればいいんでしょう!」
老人「なんじゃい」
男「スリなんて……立派な犯罪じゃないですか!」
男「俺は痴漢であって、犯罪者に堕ちるつもりはない!」
老人「なるほど、おぬしの覚悟はその程度じゃったのか」
男「!」
老人「ま、並みの痴漢として一生を終えるのであれば、それもよかろう」
男「……分かりましたよ。やればいいんでしょう!」
31: VIPがお送りします 2017/01/23(月) 22:38:47.053 ID:QwJ30Byo0.net
男(あの人、後ろポケットに財布入れてるな……)
男(今だっ!)サッ
被害者A「あれぇっ!? オレの財布がない!」
男(すみません……後でお返ししますから……多分)
男(今だっ!)サッ
被害者A「あれぇっ!? オレの財布がない!」
男(すみません……後でお返ししますから……多分)
32: VIPがお送りします 2017/01/23(月) 22:40:56.526 ID:QwJ30Byo0.net
被害者B「うわぁぁぁぁぁ!?」
被害者C「あれ!? 財布がない!」
男「これでどうにか10万円になったな……」
男「これを師匠のもとに持っていこう」
被害者C「あれ!? 財布がない!」
男「これでどうにか10万円になったな……」
男「これを師匠のもとに持っていこう」
33: VIPがお送りします 2017/01/23(月) 22:45:13.640 ID:QwJ30Byo0.net
男「師匠、10万円集めて参りました」
老人「ほっほっほ、ようやった!」
老人「これだけあれば一生遊んで暮らせるわ!」
男(この人まさか……ただ単に俺を利用して、エロ本や金を集めてるだけなんじゃ……)
老人「では最後の試練を与えよう」
男「なんですか?」
老人「実はさっき、わしのシルバーシートをDQNに乗っ取られてしまったのじゃ!」
老人「追い出してくれ!」
男「分かりました」
男(やっぱりそうだ……修行なんていってるけどこの人は俺を利用してるだけだ!)
老人「ほっほっほ、ようやった!」
老人「これだけあれば一生遊んで暮らせるわ!」
男(この人まさか……ただ単に俺を利用して、エロ本や金を集めてるだけなんじゃ……)
老人「では最後の試練を与えよう」
男「なんですか?」
老人「実はさっき、わしのシルバーシートをDQNに乗っ取られてしまったのじゃ!」
老人「追い出してくれ!」
男「分かりました」
男(やっぱりそうだ……修行なんていってるけどこの人は俺を利用してるだけだ!)
34: VIPがお送りします 2017/01/23(月) 22:48:06.549 ID:QwJ30Byo0.net
シルバーシート――
男「あのー」
DQN「……ナンスカ?」
男「ここシルバーシートなんて……どいてもらえませんかね?」
DQN「ア……スンマセン……」
男(意外と物分かりのいいDQNでよかった……)
老人「ほっほっほ、ようやった! それでは次の試練を――」
男(爺さん……俺はもう、あんたの言うなりにはならねえよ!)
男「あのー」
DQN「……ナンスカ?」
男「ここシルバーシートなんて……どいてもらえませんかね?」
DQN「ア……スンマセン……」
男(意外と物分かりのいいDQNでよかった……)
老人「ほっほっほ、ようやった! それでは次の試練を――」
男(爺さん……俺はもう、あんたの言うなりにはならねえよ!)
35: VIPがお送りします 2017/01/23(月) 22:51:45.017 ID:QwJ30Byo0.net
男「いい加減にして下さい!」ボウッ!
シュインシュインシュインシュイン…
男「これは……!?」シュインシュイン…
男「以前とは比べ物にならないほど痴漢力が上がっている!」
老人「分かったかの?」
老人「わしのこれまでの命令は、全て修行だったのじゃよ」
老人「エロ本探しは揺れる電車内で自由に動き回れるようになる修行」
老人「スリは手技を鍛える修行、DQN退治は度胸をつける修行……という具合にな」
男「そうだったのですか!」
老人「分かったら、修行を続けるぞ」
男「はいっ!」
それから月日は流れ――
シュインシュインシュインシュイン…
男「これは……!?」シュインシュイン…
男「以前とは比べ物にならないほど痴漢力が上がっている!」
老人「分かったかの?」
老人「わしのこれまでの命令は、全て修行だったのじゃよ」
老人「エロ本探しは揺れる電車内で自由に動き回れるようになる修行」
老人「スリは手技を鍛える修行、DQN退治は度胸をつける修行……という具合にな」
男「そうだったのですか!」
老人「分かったら、修行を続けるぞ」
男「はいっ!」
それから月日は流れ――
37: VIPがお送りします 2017/01/23(月) 22:54:30.859 ID:QwJ30Byo0.net
裁判長「……戻ってきたか」
男「ああ、今の俺は前とは違うぜ」
男「必ずあの女に痴漢してやる!」
裁判長「あの女は今10両目……最後尾に陣取っている」
男「ありがとう」
裁判長(これは……凄まじい死闘になりそうだ)
男「ああ、今の俺は前とは違うぜ」
男「必ずあの女に痴漢してやる!」
裁判長「あの女は今10両目……最後尾に陣取っている」
男「ありがとう」
裁判長(これは……凄まじい死闘になりそうだ)
41: VIPがお送りします 2017/01/23(月) 22:58:08.204 ID:QwJ30Byo0.net
男(あの扉を通れば、10両目……)
女子高生「待ちなさい!」ババッ
男「!」
女子高生「お姉さまに手出しはさせないわ!」
男「君は……彼女の後輩かなにかか」
女子高生「そうよ!」
男「悪いが――」
女子高生「待ちなさい!」ババッ
男「!」
女子高生「お姉さまに手出しはさせないわ!」
男「君は……彼女の後輩かなにかか」
女子高生「そうよ!」
男「悪いが――」
42: VIPがお送りします 2017/01/23(月) 23:00:58.807 ID:QwJ30Byo0.net
男「――君では俺の相手にはなれない」サワリッ
女子高生「あんっ……」ビクビクッ
女子高生「お願い、抱いて!」
男「悪いが、今の俺は……あの女以外、眼中にない!」
女子高生「ふ、ふふ……さすがお姉さまと手合わせして命を落とさなかった男、だわ……」ガクッ
男(イッたか……)
男「たのもうっ!」ガラッ
女子高生「あんっ……」ビクビクッ
女子高生「お願い、抱いて!」
男「悪いが、今の俺は……あの女以外、眼中にない!」
女子高生「ふ、ふふ……さすがお姉さまと手合わせして命を落とさなかった男、だわ……」ガクッ
男(イッたか……)
男「たのもうっ!」ガラッ
44: VIPがお送りします 2017/01/23(月) 23:03:19.504 ID:QwJ30Byo0.net
女「来たわね」
男「ああ、来てやったぞ」
男「今日こそお前のケツをさわり、お前を恥辱という名の太平洋に溺れさせてくれるわ!」
女「生憎、私は泳ぎは達者なのよ」
車内アナウンス『レディー……ファイッ!!!』
男「ああ、来てやったぞ」
男「今日こそお前のケツをさわり、お前を恥辱という名の太平洋に溺れさせてくれるわ!」
女「生憎、私は泳ぎは達者なのよ」
車内アナウンス『レディー……ファイッ!!!』
47: VIPがお送りします 2017/01/23(月) 23:06:28.707 ID:QwJ30Byo0.net
男「はあああああっ!」
女「でやああああっ!」
ドガガガッ! バババッ! ドガッ! ガガッ! バチィッ! ドカァッ!
ドカッ! ズギャッ! パパパッ! シュバッ! ドギャアッ! ドゴゴッ!
裁判長「は、速いっ!」
老人「両者、秒間数百もの攻防を交わしておる」
老人「わしが鍛えた男はもちろんじゃが、相手の女もやりおるわ……」
女「でやああああっ!」
ドガガガッ! バババッ! ドガッ! ガガッ! バチィッ! ドカァッ!
ドカッ! ズギャッ! パパパッ! シュバッ! ドギャアッ! ドゴゴッ!
裁判長「は、速いっ!」
老人「両者、秒間数百もの攻防を交わしておる」
老人「わしが鍛えた男はもちろんじゃが、相手の女もやりおるわ……」
49: VIPがお送りします 2017/01/23(月) 23:09:17.829 ID:QwJ30Byo0.net
女「……」フリフリ
男(お尻を振った!?)
男「うっ!?」
防御力が下がった!
女「破ッ!!!」ドゴッ!!!
男「ぐはぁっ!」
被害者A「う、うまい……!」
被害者B「お尻を振って相手の防御力を下げてからの正拳突き!」
被害者C「あんな無駄のないコンビネーション見たことねえ!」
男(お尻を振った!?)
男「うっ!?」
防御力が下がった!
女「破ッ!!!」ドゴッ!!!
男「ぐはぁっ!」
被害者A「う、うまい……!」
被害者B「お尻を振って相手の防御力を下げてからの正拳突き!」
被害者C「あんな無駄のないコンビネーション見たことねえ!」
51: VIPがお送りします 2017/01/23(月) 23:12:36.716 ID:QwJ30Byo0.net
男「ナメるなァ!」ギュルッ
女「!?」
DQN「ダメージを負いながら、一瞬で背後に回り込んだ!」
DQN(これだ……! このクソ度胸!)
DQN(俺をシルバーシートから立ち退かせたあの度胸こそが、あいつの最大の武器!)
女「!?」
DQN「ダメージを負いながら、一瞬で背後に回り込んだ!」
DQN(これだ……! このクソ度胸!)
DQN(俺をシルバーシートから立ち退かせたあの度胸こそが、あいつの最大の武器!)
53: VIPがお送りします 2017/01/23(月) 23:15:14.294 ID:QwJ30Byo0.net
男「終わりだ!」ジャキーンッ
老人「男の手が、女のケツに触れた!」
裁判長「勝負ありか!?」
女子高生「お姉さまぁぁぁぁぁっ!!!」
被害者A「……い、いや!」
老人「男の手が、女のケツに触れた!」
裁判長「勝負ありか!?」
女子高生「お姉さまぁぁぁぁぁっ!!!」
被害者A「……い、いや!」
54: VIPがお送りします 2017/01/23(月) 23:17:13.174 ID:QwJ30Byo0.net
被害者A「男が女の尻をさわると同時に、女もまた男の尻をさわっている!」
女「甘いわね!」ジャキーンッ
互いに相手の尻をさわる男女……。
まるで互いの尻尾を食い合う二匹の蛇……。
ウロボロスの如しっ……!
女「甘いわね!」ジャキーンッ
互いに相手の尻をさわる男女……。
まるで互いの尻尾を食い合う二匹の蛇……。
ウロボロスの如しっ……!
56: VIPがお送りします 2017/01/23(月) 23:20:13.834 ID:QwJ30Byo0.net
裁判長「い、いかん!」
DQN「どうしたんだ?」
裁判長「実は痴漢は、尻をさわった時間に比例して刑が重くなるという罪なのだが」
裁判長「今、二人は尻をさわり合ったまま動かないから、懲役がどんどん増えている!」
老人「なんじゃと!?」
裁判長「懲役5年、7年、10年……15年……! まずいぞ、このままでは私の権力でもかばいきれない!」
DQN「どうしたんだ?」
裁判長「実は痴漢は、尻をさわった時間に比例して刑が重くなるという罪なのだが」
裁判長「今、二人は尻をさわり合ったまま動かないから、懲役がどんどん増えている!」
老人「なんじゃと!?」
裁判長「懲役5年、7年、10年……15年……! まずいぞ、このままでは私の権力でもかばいきれない!」
60: VIPがお送りします 2017/01/23(月) 23:23:51.866 ID:QwJ30Byo0.net
被害者A「二人とも、すぐ手を離すんだ! でないと、どんどん刑が重くなってしまう!」
男「……だってよ。どうする?」
女「離すわけないでしょう? だって先に離した方が負けたもの!」ボウッ!!!
男「だよな!!!」ボウッ!!!
裁判長「30年……40年……ま、まずい無期懲役になった!」
男「……だってよ。どうする?」
女「離すわけないでしょう? だって先に離した方が負けたもの!」ボウッ!!!
男「だよな!!!」ボウッ!!!
裁判長「30年……40年……ま、まずい無期懲役になった!」
61: VIPがお送りします 2017/01/23(月) 23:25:34.810 ID:QwJ30Byo0.net
男「はああああ……!」グゴゴゴゴ…
女「はああああ……!」グゴゴゴゴ…
バチィンッ!!!
老人「二人の痴闘気が弾け飛んだ!」
女「はああああ……!」グゴゴゴゴ…
バチィンッ!!!
老人「二人の痴闘気が弾け飛んだ!」
62: VIPがお送りします 2017/01/23(月) 23:29:28.474 ID:QwJ30Byo0.net
男「ハァ……ハァ……」
女「ふぅ……ふぅ……」
男「決着つかず、か」
女「そうね……」
DQN「勝負は引き分けだ!」
被害者B「だ、だけど……二人の量刑はどんだけ重くなってんだ!?」
裁判長「両人に申しつける」
男女「はい」ザッ
女「ふぅ……ふぅ……」
男「決着つかず、か」
女「そうね……」
DQN「勝負は引き分けだ!」
被害者B「だ、だけど……二人の量刑はどんだけ重くなってんだ!?」
裁判長「両人に申しつける」
男女「はい」ザッ
64: VIPがお送りします 2017/01/23(月) 23:31:18.678 ID:QwJ30Byo0.net
裁判長「君たちはあまりにも尻をさわりすぎた……両人を死刑に処す!」
男「……はい」
女「覚悟はしておりました」
ザワザワ… ドヨドヨ…
男「……はい」
女「覚悟はしておりました」
ザワザワ… ドヨドヨ…
65: VIPがお送りします 2017/01/23(月) 23:34:30.287 ID:QwJ30Byo0.net
老人「待ってくれい! この二人を死刑にするなんてあんまりじゃ!」
DQN「そうだぜ! こんなに美しいカップルはいねえよ!」
被害者A「お願いします!」
被害者B「どうか!」
被害者C「減刑を!」
女子高生「お姉さまとあの男の人を助けてあげて!」
裁判長「ならぬ、法は“絶対”である」
裁判長「情で法を曲げてしまっては、法治国家は成り立たぬのだからな」
裁判長「ゆえに……」
DQN「そうだぜ! こんなに美しいカップルはいねえよ!」
被害者A「お願いします!」
被害者B「どうか!」
被害者C「減刑を!」
女子高生「お姉さまとあの男の人を助けてあげて!」
裁判長「ならぬ、法は“絶対”である」
裁判長「情で法を曲げてしまっては、法治国家は成り立たぬのだからな」
裁判長「ゆえに……」
66: VIPがお送りします 2017/01/23(月) 23:38:07.942 ID:QwJ30Byo0.net
裁判長「二人で……死が二人を分かつまで一緒に暮らし、思う存分尻をさわり合いなさい」
裁判長「それが……君たちにとっての死刑である!」
男「……はい!」
女「はいっ!」
ワァッ!!!
車掌「へっ、社内結婚ならぬ車内結婚なんて初めてだぜ」
老人「二人のケツが……素晴らしい判決をもたらしたんじゃな」
おわり
裁判長「それが……君たちにとっての死刑である!」
男「……はい!」
女「はいっ!」
ワァッ!!!
車掌「へっ、社内結婚ならぬ車内結婚なんて初めてだぜ」
老人「二人のケツが……素晴らしい判決をもたらしたんじゃな」
おわり