博士「一年に一日だけのチャンス! 絶対に完成させてみせる!」
1: 深夜にお送りします 2015/06/06(土) 06:33:09 ID:CsV/WXS6
ある研究所にて──
助手「博士!」
博士「どうだった!?」
助手「博士がおっしゃっていた、細長い直線状の物体を発見いたしました!」
博士「よくやった!」
助手「博士!」
博士「どうだった!?」
助手「博士がおっしゃっていた、細長い直線状の物体を発見いたしました!」
博士「よくやった!」
2: 深夜にお送りします 2015/06/06(土) 06:34:12 ID:CsV/WXS6
助手「博士!」
博士「どうだった!?」
助手「先ほどの物体、おそらくは植物の一部分であると推測されます!」
博士「よくやった!」
博士「どうだった!?」
助手「先ほどの物体、おそらくは植物の一部分であると推測されます!」
博士「よくやった!」
3: 深夜にお送りします 2015/06/06(土) 06:35:29 ID:CsV/WXS6
助手「博士!」
博士「どうだった!?」
助手「失礼いたしました。実際には、ある種の両生類である可能性が高いです!」
博士「よくやった!」
博士「どうだった!?」
助手「失礼いたしました。実際には、ある種の両生類である可能性が高いです!」
博士「よくやった!」
4: 深夜にお送りします 2015/06/06(土) 06:36:22 ID:CsV/WXS6
助手「博士!」
博士「どうだった!?」
助手「やはり先ほどの物体、鳥類であることが判明いたしました!」
博士「よくやった!」
博士「どうだった!?」
助手「やはり先ほどの物体、鳥類であることが判明いたしました!」
博士「よくやった!」
5: 深夜にお送りします 2015/06/06(土) 06:37:18 ID:CsV/WXS6
助手「博士!」
博士「どうだった!?」
助手「確認を取りましたところ、本日は2015年、6月6日で間違いありません!」
博士「よくやった!」
博士「どうだった!?」
助手「確認を取りましたところ、本日は2015年、6月6日で間違いありません!」
博士「よくやった!」
6: 深夜にお送りします 2015/06/06(土) 06:38:34 ID:CsV/WXS6
助手「博士!」
博士「どうだった!?」
助手「本日の天候を確認して参りました! 梅雨前線の影響により、雨天です!」
博士「よくやった!」
博士「どうだった!?」
助手「本日の天候を確認して参りました! 梅雨前線の影響により、雨天です!」
博士「よくやった!」
7: 深夜にお送りします 2015/06/06(土) 06:39:44 ID:CsV/WXS6
助手「博士!」
博士「どうだった!?」
助手「文具店にてご指定の品を無事購入し、ご指示通りに破損させました!」
博士「よくやった!」
博士「どうだった!?」
助手「文具店にてご指定の品を無事購入し、ご指示通りに破損させました!」
博士「よくやった!」
8: 深夜にお送りします 2015/06/06(土) 06:43:06 ID:CsV/WXS6
助手「博士!」
博士「どうだった!?」
助手「小麦粉を発酵させた食物に、小豆を煮た物質を詰め込むことに成功いたしました!」
博士「個数は!?」
助手「二個です!」
博士「よくやった!」
博士「どうだった!?」
助手「小麦粉を発酵させた食物に、小豆を煮た物質を詰め込むことに成功いたしました!」
博士「個数は!?」
助手「二個です!」
博士「よくやった!」
9: 深夜にお送りします 2015/06/06(土) 06:46:11 ID:CsV/WXS6
助手「博士!」
博士「どうだった!?」
助手「食用に適した植物の種子を、無事入手いたしました!」
博士「個数は!?」
助手「三個です!」
博士「よくやった!」
博士「どうだった!?」
助手「食用に適した植物の種子を、無事入手いたしました!」
博士「個数は!?」
助手「三個です!」
博士「よくやった!」
10: 深夜にお送りします 2015/06/06(土) 06:48:34 ID:CsV/WXS6
助手「博士!」
博士「どうだった!?」
助手「先程の小麦粉を発酵させた食物の、細長いタイプのものを注文いたしました!」
博士「個数は!?」
助手「二個です!」
博士「よくやった!」
博士「どうだった!?」
助手「先程の小麦粉を発酵させた食物の、細長いタイプのものを注文いたしました!」
博士「個数は!?」
助手「二個です!」
博士「よくやった!」
11: 深夜にお送りします 2015/06/06(土) 06:51:55 ID:CsV/WXS6
博士「これで材料と条件が全て整った!」
博士「本当に長かった……」
博士「なにしろ、一年のうち今日だけしかチャンスがないからな……」
助手「しかし、これでようやく我々の研究が実を結ぶのですね!」
博士「うむ、そのとおり!」
博士「あとはこの白く丈の長い帽子を設置すれば……一瞬にして完成する!」
博士「本当に長かった……」
博士「なにしろ、一年のうち今日だけしかチャンスがないからな……」
助手「しかし、これでようやく我々の研究が実を結ぶのですね!」
博士「うむ、そのとおり!」
博士「あとはこの白く丈の長い帽子を設置すれば……一瞬にして完成する!」
12: 深夜にお送りします 2015/06/06(土) 06:55:28 ID:CsV/WXS6