勇者・魔王のSS・WEB小説まとめ一覧
僧侶「勇者様を、おとします!!」
1: SS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 20:04:52.01 ID:Sx7hGSE80
酒場
遊び人「何言ってんの?」
僧侶「そのままの意味ですよ、遊び人さん」
遊び人「そのままって言われても、勇者は魔王討伐に行ったきりでしょ。ねえ、魔法使い?」
魔法使い「あなた、新聞読んでないの?先週討伐を果たしたわ」
遊び人「マジで!?」
武闘家「号外って無料で配ってたよな!あたしも知ってるぞ!」
商人「ただどちらにしても、凱旋に各地への挨拶で当分は会えないと思いますけど…」
狩人「そうね、討伐時点でのパーティーならまだしも、リストラ組の私達じゃね…」
僧侶「そういうと思って、色々調べたんです!結果、会えると分かりました!」
遊び人「何言ってんの?」
僧侶「そのままの意味ですよ、遊び人さん」
遊び人「そのままって言われても、勇者は魔王討伐に行ったきりでしょ。ねえ、魔法使い?」
魔法使い「あなた、新聞読んでないの?先週討伐を果たしたわ」
遊び人「マジで!?」
武闘家「号外って無料で配ってたよな!あたしも知ってるぞ!」
商人「ただどちらにしても、凱旋に各地への挨拶で当分は会えないと思いますけど…」
狩人「そうね、討伐時点でのパーティーならまだしも、リストラ組の私達じゃね…」
僧侶「そういうと思って、色々調べたんです!結果、会えると分かりました!」
勇者「村から出るのも一苦労」
1: 深夜にお送りします 2015/08/11(火) 19:53:36 ID:wWz5.aQ6
勇者「そろそろ出発するよ。父さん、母さん」
父「うむ」
母「気をつけてね……」
父「村を出る前に、村長に挨拶していくのを忘れるなよ」
勇者「分かってるよ。行ってきます!」
父「うむ」
母「気をつけてね……」
父「村を出る前に、村長に挨拶していくのを忘れるなよ」
勇者「分かってるよ。行ってきます!」
勇者「もう、魔王を倒せない」
1: 深夜にお送りします 2015/08/16(日) 23:18:10 ID:BWjk.HnM
勇者「君も、そろそろ村に帰ったらどうだ」
寝転んでいる僕の背後、ベッドの側に座っている彼女に言った。
長いこと言葉を発していなかったせいで、少し声がかすれていた。
勇者「王都を経由すれば、馬車で帰れる。 危険は少ない」
椅子が軋む音がした。
彼女は立ち上がって僕の前まで来て、首を横に振った。
勇者「そう」
それ以上何も言う気になれず、僕はまた彼女に背を向けるように、つまりさっきまで彼女が座ってた椅子と向かい合うように寝返りをうった。
寝転んでいる僕の背後、ベッドの側に座っている彼女に言った。
長いこと言葉を発していなかったせいで、少し声がかすれていた。
勇者「王都を経由すれば、馬車で帰れる。 危険は少ない」
椅子が軋む音がした。
彼女は立ち上がって僕の前まで来て、首を横に振った。
勇者「そう」
それ以上何も言う気になれず、僕はまた彼女に背を向けるように、つまりさっきまで彼女が座ってた椅子と向かい合うように寝返りをうった。
勇者「勇者パーティーの独立を決心した」
1: SS速報VIPがお送りします 2016/01/22(金) 18:41:08.74 ID:Ea/3e66Wo
勇者「……もううんざりだ」
女魔法使い「ホントね、王様の命令であちこち引っぱりまわされて……」
女僧侶「自分の時間も満足に持てませんものね」
戦士「オレもせっかく家族ができたのに、一家団らんの時間もねえや」
勇者「…………」
勇者「決断する時が来たのかもしれないな」
ここで彼ら勇者パーティーのこれまでの経緯について紹介しよう。
女魔法使い「ホントね、王様の命令であちこち引っぱりまわされて……」
女僧侶「自分の時間も満足に持てませんものね」
戦士「オレもせっかく家族ができたのに、一家団らんの時間もねえや」
勇者「…………」
勇者「決断する時が来たのかもしれないな」
ここで彼ら勇者パーティーのこれまでの経緯について紹介しよう。
神様「勇者も魔王もいなくなった世界で」
1: ◆WnJdwN8j0. 2016/01/22(金) 18:35:36.02 ID:B9+RLd+z0
少女「うーん…?」
眠りから覚めて、うっすら目を開けると知らない部屋の天井が目に映った。
ここはどこ、なんて考えにも至らないぼんやり頭。眠気がまだ残っているせいか、それとも――
男「目覚めましたか」
少女「ん…?」
体を起こし目をこすり、男の方に体を向ける。
知らない男。歳は20代半ばといったところか。
男「まだ、ぼんやりしますか?」
少女「……」
周囲を見渡す。最低限の家具だけを置いてある広い部屋は、殺風景にも見える。
男「今の状況…理解できませんよね」
少女「そうですね」
少女は不思議と落ち着いていた。
本当ならパニックになっても仕方ないのかもしれない。だって自分は――
少女「私は…何ですか?」
記憶を、失っていたのだから。
眠りから覚めて、うっすら目を開けると知らない部屋の天井が目に映った。
ここはどこ、なんて考えにも至らないぼんやり頭。眠気がまだ残っているせいか、それとも――
男「目覚めましたか」
少女「ん…?」
体を起こし目をこすり、男の方に体を向ける。
知らない男。歳は20代半ばといったところか。
男「まだ、ぼんやりしますか?」
少女「……」
周囲を見渡す。最低限の家具だけを置いてある広い部屋は、殺風景にも見える。
男「今の状況…理解できませんよね」
少女「そうですね」
少女は不思議と落ち着いていた。
本当ならパニックになっても仕方ないのかもしれない。だって自分は――
少女「私は…何ですか?」
記憶を、失っていたのだから。
勇者「お前は俺が面倒を見る」魔王娘「……」
1: SS速報VIPがお送りします 2015/03/26(木) 04:30:45.50 ID:i7KoLRK2O
勇者「嫌とは言わせない」
魔王娘「……」
勇者「残念ながらお前の親は俺が殺した」
魔王娘「……」
勇者「お前の活動記録を取れば母国に多大なる貢献をする事が出来る」
魔王娘「……」
勇者「どうして殺さない?とでも言いたそうな目だな」ククッ
勇者「魔王の娘であるお前を俺の奴隷にする事こそが人類の完全なる勝利だと確信したからだ」
勇者「諦めろ、お前の人生は平和の為に使われるのだ」
勇者「人類の為だ、光栄だろう?」
魔王娘「殺す……殺す……殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す」ギリッ
勇者「……」
パシンッ
魔王娘「っ~!」
勇者「殺す?」グイッ
勇者「この震えた手で?弱々しい力で?」
勇者「お前の泣きそうな目は無理だと悟っているな、身体は正直だ」ハハッ
魔王娘「……うぅっ」ポロポロ
魔王娘「……」
勇者「残念ながらお前の親は俺が殺した」
魔王娘「……」
勇者「お前の活動記録を取れば母国に多大なる貢献をする事が出来る」
魔王娘「……」
勇者「どうして殺さない?とでも言いたそうな目だな」ククッ
勇者「魔王の娘であるお前を俺の奴隷にする事こそが人類の完全なる勝利だと確信したからだ」
勇者「諦めろ、お前の人生は平和の為に使われるのだ」
勇者「人類の為だ、光栄だろう?」
魔王娘「殺す……殺す……殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す」ギリッ
勇者「……」
パシンッ
魔王娘「っ~!」
勇者「殺す?」グイッ
勇者「この震えた手で?弱々しい力で?」
勇者「お前の泣きそうな目は無理だと悟っているな、身体は正直だ」ハハッ
魔王娘「……うぅっ」ポロポロ
勇者「っしゃあ!神託を受けた気がするぜ!!」
1: SS速報VIPがお送りします 2015/03/07(土) 23:15:36.70 ID:Z/uL2fWe0
謁見の間
勇者「生まれて初めて城に呼ばれたけど、何の用だ!?大臣さん」
大臣「口を慎め、下賎な輩が…陛下、ご説明を」
国王「ワシ、お前、マル齧り」
勇者「そうか!魔王討伐の依頼か!一っ走り行ってくるぜ!」
大臣「待て、貴様一人では不安だ。城の地下格闘場で人材を集めるのだ」
勇者「おう!」
勇者「生まれて初めて城に呼ばれたけど、何の用だ!?大臣さん」
大臣「口を慎め、下賎な輩が…陛下、ご説明を」
国王「ワシ、お前、マル齧り」
勇者「そうか!魔王討伐の依頼か!一っ走り行ってくるぜ!」
大臣「待て、貴様一人では不安だ。城の地下格闘場で人材を集めるのだ」
勇者「おう!」
介護ヘルパー「勇者と魔王の老後決戦」
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/09/01(土) 17:56:19.60 ID:YpajKDCj0
それは遥か昔、世界の景色が今と違っていた頃――
勇者「魔王オォ! 今日こそ貴様の命を獲るッ!!」
魔王「ハーッハッハ、執念深い勇者よ! 貴様にやられる程、我は甘くないぞ!!」
勇者「貴様を倒すために上げたレベル、増やした傷の数々……全て無駄にはせん!」
魔王「ならば来い! 勇者よ!!」
勇者「魔王オォ! 今日こそ貴様の命を獲るッ!!」
魔王「ハーッハッハ、執念深い勇者よ! 貴様にやられる程、我は甘くないぞ!!」
勇者「貴様を倒すために上げたレベル、増やした傷の数々……全て無駄にはせん!」
魔王「ならば来い! 勇者よ!!」
勇者「魔王を倒しに行く」 介護ヘルパー「60年前に倒したよ~」
1: ◆WnJdwN8j0. 2016/05/09(月) 20:24:19.70 ID:bUEcKGDH0
>グループホーム"ふぁんた爺"
==============
・介護記録
勇者 様
9:30 起床後、光の装備一式に更衣されていたので、声かけにてトレーナーに着替えて頂く
12:00 魔王を倒しに行くと言われるが、昼食の為席について頂く
14:50 再度魔王を倒しに行くと言われ、おやつの為席について頂く
15:30 風船バレーの風船が魔物に見えたらしく、風船を一刀両断されご満悦の様子
16:30 入浴。「今日は一杯戦ったから血と汗を流さないとね」と笑顔見られる
18:00 明日の旅支度をされてから入床
18:30 巡回。入眠確認
==============
ヘルパー「勇者さんの様子いつもと変わりなし、と」
勇者(76)「すやすや」
ヘルパー「勇者さん、入所したばかりでまだ落ち着かないけど、その内馴染んでくれるといいなぁ」
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・介護記録
勇者 様
9:30 起床後、光の装備一式に更衣されていたので、声かけにてトレーナーに着替えて頂く
12:00 魔王を倒しに行くと言われるが、昼食の為席について頂く
14:50 再度魔王を倒しに行くと言われ、おやつの為席について頂く
15:30 風船バレーの風船が魔物に見えたらしく、風船を一刀両断されご満悦の様子
16:30 入浴。「今日は一杯戦ったから血と汗を流さないとね」と笑顔見られる
18:00 明日の旅支度をされてから入床
18:30 巡回。入眠確認
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ヘルパー「勇者さんの様子いつもと変わりなし、と」
勇者(76)「すやすや」
ヘルパー「勇者さん、入所したばかりでまだ落ち着かないけど、その内馴染んでくれるといいなぁ」
魔王「世界の半分をやろう!」介護ヘルパー「受け取れませんねぇ」
1: ◆WnJdwN8j0. 2016/01/12(火) 10:39:46.32 ID:daxZE1MG0
ヘルパー「ヘルパーは利用者さんから物を受け取ってはいけないって決まりがあるんですよ~」
魔王「ほう…その決まりとは絶対的なものか。この我の褒美が受け取れぬと申すか!!」
ヘルパー「受け取っちゃったら私、魔王さんの担当外されちゃいますよ」
魔王「むむ…」
ヘルパー「あと魔王さんも足が悪いんですから、世界征服も程々にしといた方がいいですよ~」
魔王「むむむ…」
ヘルパー「それではお時間になりましたので、失礼しますね~」
魔王「………」
魔王「ほう…その決まりとは絶対的なものか。この我の褒美が受け取れぬと申すか!!」
ヘルパー「受け取っちゃったら私、魔王さんの担当外されちゃいますよ」
魔王「むむ…」
ヘルパー「あと魔王さんも足が悪いんですから、世界征服も程々にしといた方がいいですよ~」
魔王「むむむ…」
ヘルパー「それではお時間になりましたので、失礼しますね~」
魔王「………」