オリジナルのSS・WEB小説まとめ一覧

ハロウィンの夜、兄妹が知らないおねーさんに悪戯される話

2019年10月31日
ハロウィンの夜、兄妹が知らないおねーさんに悪戯される話

1: ◆LyktYaZ0Wk 2017/10/20(金) 20:07:13 ID:sccwbCZc

回覧板:町内の皆様へ


10月31日はハロウィン、夜には仮装をした子供達が近所を訪ねて回る日です。

お菓子の用意があり子供達を受け入れて頂けるお宅は、ジャック・オ・ランタン(紙に描いた絵などでも構いません)を玄関に飾ってあげて下さい。

町内の子供達にはそれを目印に訪問するよう伝えます。

できるだけたくさんのお宅で子供達を迎えて下さいますよう、ご協力お願いします──


妹「──お兄ちゃん、なに見てんの?」

兄「ん、回覧板きてたんだ」ペラッ

妹「お隣に回して来ようか?」

兄「あとで頼むわ。さて……ハロウィン、どうするかな」

妹「あー、その案内なんだ」

男「ハロウィンの出会いは偶然かそれとも」

2019年10月31日
男「ハロウィンの出会いは偶然かそれとも」

1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/10/29(日) 23:21:07 ID:kstQo336

ねぇ、知ってる?
ハロウィンって死者の魂が帰ってくる日なんだって。

あなたは、もう会えない、けれどもう一度会いたい、そんな人はいますか?

魔女「ハッピーハロウィン・オーバーナイト」

2019年10月31日
魔女「ハッピーハロウィン・オーバーナイト」

1: ◆Jiax/7r6DNu8 2016/10/26(水) 22:30:24.97 ID:nHt9fow6o

ハロウィン。

起源をたどれば宗教的な意味合いもあったそうだが、この国ではただのお祭りの日だ。
この日になればそれぞれが思い思いの仮装をし、騒ぎ楽しむ。

魔女。ゾンビ。ドラキュラにゴースト。狼男や死神。

最近ではその範疇に収まらず、創作物の登場人物にまで変身するのも珍しくないと聞く。
異なる文化の風習は、この国でも随分と広まったようだ。


……僕にはあまり、関係のないことだが。



兄「大変だ!!キャラパン税が可決されたぞ!!」妹「マ…マジで!?」

2019年10月23日
兄「大変だ!!キャラパン税が可決されたぞ!!」妹「マ…マジで!?」

1: SS速報VIPがお送りします 2015/06/04(木) 11:33:35.04 ID:dr3Mk7gSO
兄「中学生にもなってキャラパン穿いてるとすっごい税金がかかるぞ!!」

妹「そんな…私どうしたら……」

兄「大丈夫だ、俺に任せろ!!」

妹「お兄ちゃん!!」

兄「お前の為に赤でスケスケのTバックを買ってきた!!」

兄「さぁ、すぐにパンツチェンジだ!!」

妹「えっ、イヤだけど?」

兄「……」

「彼女の全身が石英で出来ていた事」

2019年10月22日
「彼女の全身が石英で出来ていた事」

1: [sage] 2015/02/20(金) 00:01:06.58 ID:EfW8IvJ/0
彼女は二酸化ケイ素の大きなカタマリだった。
つま先から零れる砂は珪砂と呼ばれ、彼女の中でも特に透明な左胸は水晶、頬は希少なばら石英(ローズクォーツ)である。

誰もが肘を机に預けて形態を弄る講義を、一番前で聞いていたのが印象に残っている。

黒い髪の隙間から覗く病気の様な白い肌に一目惚れをする。


食べ物はあまり食べたがらなかったが、水はよく飲んだ。

好んでポカリスエットを飲んでいるのはイオン水だから彼女の身体にはいいのだろうと、専門的な知識もないのに一人で合点した。
聞けば何のことはない、味の好みの問題だった。


彼女はまた、ひどく遊び好きであった。

清流のさらさらと流れる渓谷、美しい夕日を水面にたたえた海、虫の歯車の鳴る森、鬱蒼とした魔物の住む廃墟。
彼女と歩いた道は、ひたひたの足跡が綺麗に反射していた。

彼女の石英としての道しるべを大切に写真に収める。

業種別五色戦隊ハタラクンジャー

2019年10月21日
業種別五色戦隊ハタラクンジャー

1: SS速報VIPがお送りします 2015/06/19(金) 16:15:08.37 ID:IHopQ44/0

テケテテッテ、テケテテーン♪

レッド「危険作業は当たり前!!紅き血潮がわりと出る!!デンジャーレッド!!」チュドーン!!

ホワイト「完全週休二日制、有給休暇はハワイかグアム!!白き笑顔は企業の模範!!勝ち組ホワイト!!」チュドーン!!


『本日、店を抜けられない為欠席します(ワ●ミブラック)』チュドーン!!

ピンク「薄暗い雰囲気!!漂う乳液の香りは男達の楽園!!無理矢理ク●二してくるジジイはしねばいい!!ピンクサロン!!」チュドーン!!

無職「職歴無し!!バイトも無し!!ハロワは機械いじって見てるだけ!!最近親の白い目に慣れてきた!!スケルトンニート!!」チュドーン!!

ハタラクンジャー「「「「業種別五色戦隊!!ハタラクンジャー!!」」」」ドーン!!

この物語は、五人の職種別カラー戦士の闘いの物語である!!

男「売られてた奴隷にガチ惚れして衝動買いしてしまった」

2019年10月20日
男「売られてた奴隷にガチ惚れして衝動買いしてしまった」

1: SS速報VIPがお送りします 2015/05/19(火) 22:34:47.69 ID:gfSUKYrj0
男「キミみたいな若い娘はけっこう値が張ったが……まあ良いだろう」ジロリ

少女「………」ビクッ

男「………さて、まずはそのボロをどうにかしないとな、ついてきなさい」スタスタ

少女「………はい……」ヨタヨタ

男「………」チラッ

少女「……っ…」オドッ

男(かわいい)ポッ

少女(………こわい…)

僧侶「勇者様を、おとします!!」

2019年10月19日
僧侶「勇者様を、おとします!!」

1: SS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 20:04:52.01 ID:Sx7hGSE80
酒場

遊び人「何言ってんの?」

僧侶「そのままの意味ですよ、遊び人さん」

遊び人「そのままって言われても、勇者は魔王討伐に行ったきりでしょ。ねえ、魔法使い?」

魔法使い「あなた、新聞読んでないの?先週討伐を果たしたわ」

遊び人「マジで!?」

武闘家「号外って無料で配ってたよな!あたしも知ってるぞ!」

商人「ただどちらにしても、凱旋に各地への挨拶で当分は会えないと思いますけど…」

狩人「そうね、討伐時点でのパーティーならまだしも、リストラ組の私達じゃね…」

僧侶「そういうと思って、色々調べたんです!結果、会えると分かりました!」

勇者「村から出るのも一苦労」

2019年10月18日
勇者「村から出るのも一苦労」

1: 深夜にお送りします 2015/08/11(火) 19:53:36 ID:wWz5.aQ6
勇者「そろそろ出発するよ。父さん、母さん」

父「うむ」

母「気をつけてね……」

父「村を出る前に、村長に挨拶していくのを忘れるなよ」

勇者「分かってるよ。行ってきます!」

勇者「もう、魔王を倒せない」

2019年10月17日
勇者「もう、魔王を倒せない」

1: 深夜にお送りします 2015/08/16(日) 23:18:10 ID:BWjk.HnM
勇者「君も、そろそろ村に帰ったらどうだ」

寝転んでいる僕の背後、ベッドの側に座っている彼女に言った。
長いこと言葉を発していなかったせいで、少し声がかすれていた。

勇者「王都を経由すれば、馬車で帰れる。 危険は少ない」

椅子が軋む音がした。
彼女は立ち上がって僕の前まで来て、首を横に振った。

勇者「そう」

それ以上何も言う気になれず、僕はまた彼女に背を向けるように、つまりさっきまで彼女が座ってた椅子と向かい合うように寝返りをうった。

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