五等分の花嫁のSS・WEB小説まとめ一覧

【五等分の花嫁SS】中野二乃「こんすいれいぷ」

2019年03月26日
【五等分の花嫁SS】中野二乃「こんすいれいぷ」

中野二乃「こんすいれいぷ」

元ネタ:五等分の花嫁
1: SS速報Rがお送りします 2018/12/02(日) 11:45:03.19 ID:bVAioiv60
五等分の花嫁のssになります。R18。
不慣れなので無作法があったら申し訳ないです。

2: SS速報Rがお送りします 2018/12/02(日) 11:46:27.61 ID:bVAioiv60
「どういうことだ、これ」

 五つ子の家庭教師を始めてから、もうずいぶんと日が経った。途中、学年の切り替わりを挟む程度には。
 着任当初には非協力的だった面々が素直に教えを乞うてくれるようになったのは、純粋に嬉しく思う。そこにやり甲斐じみたなにかを感じ取れるようにもなった。
 二年の期末テストで無事全員が赤点回避を成し遂げ、俺のバイト先で祝賀会を開いたのが三月のこと。
 そして四月も暮れる今時分、俺は五つ子全員の卒業を請け負うという大役を、それなりの責任感でもって演じ切ってみせようと息巻いていたところなのだが。

「ここに来てストライキか?」

【五等分の花嫁SS】中野四葉「まにまにりぽーと」

2019年03月26日
【五等分の花嫁SS】中野四葉「まにまにりぽーと」

中野四葉「まにまにりぽーと」

元ネタ:五等分の花嫁
1: SS速報Rがお送りします 2019/01/29(火) 21:14:48.19 ID:gUiBlRD20
五等分の花嫁のss。R18。

過去スレ貼るのが面倒になったのでそっちは皆様に丸投げ。

2: SS速報Rがお送りします 2019/01/29(火) 21:15:31.94 ID:gUiBlRD20
「うげっ」
「その反応は人としてどうなのよ」

 チラシに挟まっていた特売情報に釣られてやって来た、日頃利用しないスーパーで知った顔に遭遇した。時に、この知った顔という表現は俺にとってかなり厄介なものであるように思える。なにせ、別人のくせに顔が同じという面倒な連中と付き合いを持ってしまっているものだから。

【五等分の花嫁SS】中野三玖「だっかんじぇらしー」

2019年03月26日
【五等分の花嫁SS】中野三玖「だっかんじぇらしー」

中野三玖「だっかんじぇらしー」

元ネタ:五等分の花嫁
1: SS速報Rがお送りします 2018/12/12(水) 21:50:44.65 ID:6DnlY60f0
五等分の花嫁のss。R18。

中野二乃「こんすいれいぷ」


の続きです。

2: SS速報Rがお送りします 2018/12/12(水) 21:51:46.28 ID:6DnlY60f0
「あ、上杉さん。ここでしたか」
「お、おお。四葉か」

 珍しくバイトも家庭教師の予定も入っていない一日だったので、一人学校の図書室にこもって勉強していた。ここ最近、自分のためだけに使える時間がぐっと減っていたので、こういう機会は無駄に出来ない。また、勉学に精を出している間は、思考を一点のみに集中できるのでありがたかった。私事だが、近頃は色々なことに巻き込まれ過ぎて、頭がパンク寸前なのだ。
 そんな最中の来客は、はっきり言ってしまえば望ましいものではなかった。しかし、ここに来るからにはその目的は読書か勉学なので、文句を言うわけにもいかない。

【五等分の花嫁SS】中野一花「うらはらちぇいす」

2019年03月26日
【五等分の花嫁SS】中野一花「うらはらちぇいす」

中野一花「うらはらちぇいす」

元ネタ:五等分の花嫁
1: SS速報Rがお送りします 2019/01/07(月) 22:24:28.36 ID:Qn8TGrOM0

2: SS速報Rがお送りします 2019/01/07(月) 22:25:51.74 ID:Qn8TGrOM0
「上杉君、今日は学食じゃないんですね」

 昼休み。いつもなら学食で伝家の宝刀『焼き肉定食焼き肉抜き』を振るっているはずの俺は、とある事情から教室でもそもそ菓子パンをかじる憂き目に会っていた。というのも、全校生徒が入り乱れて食事をするあの場所に行くのは、今の俺の状況から鑑みた時、得策とは言えなかったから。
 そうやって警戒心を持ち、アンテナを高めに張っていたからこそ、俺に話しかけてきた人物の顔はかなり意外だった。本来であれば、彼女はここではない場所にいるべき人間だ。

「……そういうお前はなんでここに?」

 中野五月。五つ子の末っ子。姉妹の中で最も食に関する興味関心が高いであろう彼女は、昼食の時間を誰より楽しみにしていそうなものなのに。それがどうして、昼休みも半分ほどが過ぎ去ったこの時間、まだこんなところにいるのか。

「いえ、家計が家計なので、あんまり贅沢は」
「ああ、そうか。なんか悪い」
「謝ってもらうようなことじゃありません」

【五等分の花嫁SS】中野一花&二乃&三玖「そうだつさばいぶ」

2019年03月26日
【五等分の花嫁SS】中野一花&二乃&三玖「そうだつさばいぶ」

中野一花&二乃&三玖「そうだつさばいぶ」

元ネタ:五等分の花嫁
1: SS速報Rがお送りします 2019/01/20(日) 20:41:46.15 ID:ukwsVoEQ0
五等分の花嫁のss。R18。

中野二乃「こんすいれいぷ」


中野三玖「だっかんじぇらしー」


中野一花「うらはらちぇいす」


の続き。



原作と設定がずれちゃったところは後生だから見逃してください。

2: SS速報Rがお送りします 2019/01/20(日) 20:42:42.45 ID:ukwsVoEQ0
 唐突だが二択だ。一つの選択肢は『遠回り』、もう一つは『見て見ぬふり』。登校時間を考慮したときに前者は遅刻覚悟になるためちと厳しく、されど後者は著しく成功率が低そうだと考えるだけで分かる。
 俺が何から逃れようとしているのかという問いに関しては、『面倒ごと』の一言で全て片付く。最近しょっちゅう襲ってくる悪い予感というやつが、今日も朝からエンジン全開だ。たまには俺を休ませてくれないものかと毒づいてみても、現実問題として設置型の爆弾が視界に収まっている以上対処しないわけにはいかない。肺を空にする勢いで長く息を吐いて神経を尖らせ、ポケットから取り出した単語帳に意識を預ける。幸いにも向こうはスマホをいじるのに必死なようだから、気づかれないうちに強引に突破するしかないだろう。
 少しでも不自然な動きを見せればこちらを注視されてしまうだろうから、ここは駆け出したい心を必死に殺して普段と変わらぬペースで優雅に歩く。あくまで視線は前に向け、横にあるものにはまるで意識が向いていないとでもいうような涼しい表情を浮かべながら。

【五等分の花嫁SS】五等分の未来

2019年02月01日
【五等分の花嫁SS】五等分の未来

【五等分の花嫁ss】五等分の未来

元ネタ:五等分の花嫁
1: 創る名無しに見る名無し 2019/01/15(火) 20:27:21.97 ID:8VYI/vJR
注意点
原作7巻プラスα時点での関係になります
単行本派の方は若干のネタバレになります
1人1日で書くので力尽きたらごめんなさい
誤字脱字は目をおつぶり下さい

2: 創る名無しに見る名無し 2019/01/15(火) 20:29:42.49 ID:8VYI/vJR
「...」
ノートの上にシャープペンシルを投げ捨てると、風太郎はぼんやりと天井を見つめる。
ある事があってからこうする事が増えた事は風太郎にも自覚出来ていた。

『あんたを好きって言ったの』

告白、だったのは言うまでもなかった。
その場で返事なりをして解決出来ていれば良かったのかもしれないが、問題は重要さに見合わずあっさりと回答が先延ばしになっていた。
(二乃がな...)
信じられないという気持ちと、どこか報われたような気持ち、様々な感情が日常のそこかしこで顔を出す。
勉強は殆ど手につかなくなっていた。

「お兄ちゃん!」
風太郎の背後から声が聞こえる。
「らいはか...」
「またぼーっとしてる。100点取れなかったからって落ち込まないでよね」
勿論的外れな推測だが風太郎にはそれが嬉しかった。
自分がどう有るべきか思い出させてくれる、それがありがたかった。
「たまには調子の悪い時もあるだけだ。次は満点御礼にしてやるさ」
そんな風太郎をみるとらいははほっとしたような笑顔を浮かべる。
「その意気だよ! 成績落ちたら五月さん達の家庭教師もクビになっちゃうかもしれないし」
その言葉にギクリとする。
五月の名前を聞けば必然的に全員の顔が頭をチラつく。
勿論その中には頭を悩ませる元凶の二乃もいる。
「会えなくなったらお兄ちゃんも寂しいでしょ?」
らいはは無邪気にそう言う。
寂しくないかと聞かれれば勿論寂しい、とは思う。
それがどういう感情かと聞かれると...、心にモヤモヤが溜まるのも事実だった。
「まあ、もしお兄ちゃんが五月さん達の誰かと付き合うなんて事になれば別かもしれないけど、それは無いよね」
『付き合う』
その言葉に風太郎の心は締め付けられる。
そう、回答しだいではそんな未来があるのかもしれないのだから。

その夜布団に潜った風太郎は何となく考えていた。
「付き合う、か...」
そんな事になるのかは分からない、ただその可能性は提示された。
全く分からない未来、自分はどうなるのだろうか。
漠然とした不安を感じながらも、少しの胸の高鳴りを聞いていると眠気が襲ってくる。
「そんな未来があるなら...」

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