author_0147のSS・WEB小説まとめ一覧
女「今日も一緒に帰ろう!」
1: ◆BEcuACNawuaE 2015/05/14(木)12:37:16 ID:MME
男「うん……わかった」
女「それじゃアタシ、部活だから終わるまでまっててね」
男「うん……」
女「それじゃアタシ、部活だから終わるまでまっててね」
男「うん……」
2: ◆BEcuACNawuaE 2015/05/14(木)12:38:42 ID:MME
部室
女「おつかれー」
女友「うん、おつかれ。合唱コンクール近いし、頑張ろう!」
女「そうだね、まずはもう一度全体で合わせよっか!」
教室
男「女さんが部活終わるまでどうしよう……」
男「僕は携帯電話も持ってないし」
男「宿題でもやろう」
女「おつかれー」
女友「うん、おつかれ。合唱コンクール近いし、頑張ろう!」
女「そうだね、まずはもう一度全体で合わせよっか!」
教室
男「女さんが部活終わるまでどうしよう……」
男「僕は携帯電話も持ってないし」
男「宿題でもやろう」
就活生「私の『特技』は、他人を自殺させることです」
1: ◆BEcuACNawuaE 2016/05/02(月) 22:06:19.87 ID:hxg9Q7/i0
「……はい、それでは以上で面接試験を終了させていただきます。お疲れ様でした」
「はい、ありがとうございました! 失礼いたします!」
スーツ姿の青年が部屋を出たのを確認したのと同時に、私はため息を吐いた。彼は見るからに貼りつけたような笑顔を終始崩さずにいて、こちらからの質問にもその笑顔と同様に作り物めいた答えを繰り返していた。
『私はサークルの代表を務め……』
『海外にボランティアに行き……』
『数々のイベントを成功させ……』
自分では独自性の高い答えをしていたつもりだろうが、数々の就活生を面接してきた私にとっては、彼もまた『量産型の就活生』の枠を出なかった。そう、就活のために作り上げた輝かしく見える自分を、壁に向かってアピールしているに過ぎない。